あなたは仕事中に集中力が切れるという悩みを抱えていませんか?

確かに、仕事中に全く他の事柄を考えず、作業に集中するのは非常に難しいでしょう。

実際、人間の集中力は長くても15分が限界だと言われています(*)。

しかし、仕事中に集中力が切れてしまうと周囲から怒られたり、作業効率が悪くなって生産性が著しく低下したりするでしょう。

「この無駄な時間を省いて仕事ができれば、どんなに早く作業が進められるのか?」といった悩みは誰もが感じるものです。

そこで今回は、仕事中に集中力が切れる原因について解説します。

集中力が切れたときの対処法もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

*参考:産経新聞「勉強時間は短い方が好成績?」

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集中力とは?

集中力とは、ひとつの作業に向ける意識や注意を自得させる力を意味しています。

仕事はもちろん、勉強や趣味であってもひとつの事柄に集中して作業しなければ、いつまで経っても成果を出すことはできないのです。

集中力がある状態

集中力がある状態とは、自分の意思に基づいて仕事や勉強といった作業に意識が向けられているときです。

この状態にあるときは、仕事や勉強の成果が上がりやすいとされているため、仕事などでは集中力が大切だとされています。

しかし、集中力が高まっている状態というのは、脳が思考や身体の動きをコントロールしているため、非常に大きなエネルギーを消費します。

だから、集中力を長時間にわたり持続させるのは難しいとされているのです。

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴について解説します。

慢性的な睡眠不足で仕事に取り組んでいる人

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴1つ目は慢性的な睡眠不足で仕事に取り組んでいる人です。

そもそも、集中力が切れやすい人というのは、取り組むべき作業に集中できない状態になっています。

特に、眠気というのは人間の生死にかかわる生体反応なので、寝不足の状態で作業していても集中できないのは当然といえば当然です。

実際、寝不足の状態は身体の疲れが溜まっている状態なので、脳は無理をしないように記憶力や注意力を低下させます。

常に寝不足の状態で仕事をしている人は、なかなか仕事中に集中力が切れるといった悩みを抱えているケースが多くなっているのです。

体力や筋力が不足している人

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴2つ目は体力や筋力が不足している人です。

よく、「頭を使えば太らない」という話を耳にしませんか。

確かに、頭で考える際は体内の糖質などを活用するので、仕事に集中していると大幅なカロリー消費が期待できます。

しかし、言い換えると集中するには体力や筋力が必要だという訳です。

つまり、日頃から食が細くて日々の生活に必要なカロリーが足りていないと、仕事に集中しようとしても持続できなくなってしまいます。

あなたが仕事中に集中力が切れると感じたときは、体力不足や疲れが溜まっている状態の可能性があるといえるでしょう。

デスク周りが散らかっていて作業環境が悪い人

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴3つ目はデスク周りが散らかっていて作業環境が悪い人です。

そもそも、仕事に集中するためには作業環境を整えることが非常に大切となります。

部屋が散らかっていたり、デスク周りにものが散乱していたりすると、それだけでも気が散って仕事中の集中力が切れてしまうのです。

特に、近年は在宅ワークが増えた結果、机に漫画などが置いてあって、つい読んでしまうといった悩みが増えています。

デスク周りに集中力を乱すようなものを置かないためにも、デスク周りの環境を整える必要があるのです。

空きっぽい性格で他の事柄の気が散りやすい人

仕事中にすぐ集中力が切れる人の特徴4つ目は飽きっぽい性格で他の事柄の気が散りやすい人です。

1つの作業に取り組むというのは、言い換えれば同じ作業を淡々とこなすことなので、飽きっぽい性格の方は途中で飽きてしまって集中力が切れてしまいます。

実際、飽きっぽい方は「集中するぞ」と意気込んでも、結局はすぐに別の事柄に意識が向いてしまうのです。

飽きっぽい人は、本当に好きな仕事に就くか、もしくは作業が単純ではない仕事に就くと良いでしょう。

集中力が切れる原因

続いては、集中力が切れる原因について解説します。

集中力の持続時間が限界を超えている

集中力が切れる原因1つ目は集中力の持続時間が限界を超えているからです。

人間が集中していられる時間は、15分程度が限界とされています。

実際、京大学大学院の池谷裕二教授と株式会社ベネッセコーポレーションが行った「勉強時間による学習の定着・集中力に関する実証実験」によると、60分連続して勉強したグループよりも、15分×3(合計45分)という時間で勉強したグループの方が、テストで高い点数を取ったというのです。

画像:PRTIMES「学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 “長時間学習”よりも短時間集中の“積み上げ型学習”が有効であった」

この結果から分かる通り、人間は長く仕事をしていれば必ず集中力は低下して作業効率が悪くなります。

あなたが、なかなか仕事に集中できないというなら、それは集中できる時間を超えている可能性があるのです。

場合によっては、身体に疲れが溜まっている可能性もあるので、集中できないなら無理をせずに休憩を挟むなどの対策を講じてください。

心身共に疲れている

集中力が切れる原因2つ目は心身共に疲れている可能性があるからです。

先でも解説した通り、集中するには大量のエネルギーが必要なので、心身ともに疲れていると集中しようと思ってもできません。

厳密には、集中できないというというよりも、脳が体の負担を軽減させようと集中するためのエネルギーを使わないようにするのです。

疲れていてどうしても集中できないなら、一度休憩をするなどして対処する必要があるでしょう。

雑音や人の気配があって集中できない環境にいる

集中力が切れる原因3つ目は雑音や人の気配があって集中できない環境にいるからです。

集中するには、仕事がしやすい環境にする必要があります。

しかし、デスク周りなどは自分で片付けられても、周囲の人の行動や雑音などは地震で排除するのは難しいのが実情です。

場合によっては、雑音や人の気配が気になって、なかなか集中できないという事態に陥る可能性があります。

賑やかな場所で仕事をしたり、周囲で工事などをしていたりする環境では、集中力が切れるという事態が起きるでしょう。

働く環境を変えられるなら、静かな場所に移動するなどの対策が必要です。

そもそも仕事に対してやる気がない

集中力が切れる原因4つ目はそもそも仕事に対してやる気がないからです。

何か1つの事柄に集中するには、その作業が好きor苦痛ではないというものでなければなりません。

あなたが仕事に集中できないなら、もしかすると仕事が好きではなくて、やる気がない可能性があります。

仕事自体は苦ではなくても、目的や目標などがないとやる気が出ないものなので、まずは何をすべきか明確にしたうえで目標を設定してみてください。

空腹や寝不足の状態にある

集中力が切れる原因5つ目は空腹や寝不足の状態にあるからです。

仕事で集中するには、莫大なカロリーが必要なので、空腹や寝不足ではエネルギーが足りずに集中力が持続しません。

集中して作業する際は、しっかりと身体を休めたうえで食事を摂って、仕事ができる状態にしてください。

ただし、ご飯を食べすぎて満腹になると、消化にエネルギーを消費されて眠気に襲われる恐れがあります。

食事は適度な量にしてください。

仕事中に集中力が切れる場合の対処法5つ

ここでは、仕事中に集中力が切れる場合の対処法を5つ紹介します。

【対処法①】仕事の段取りを決めて取り掛かる

仕事中に集中力が切れる場合の対処法1つ目は仕事の段取りを決めて取り掛かることです。

そもそも、仕事に集中できない原因の1つに、やる気が出ないという理由があります。

そして、やる気が出ない根本的な原因は目的や目標がないという点なのです。

仕事中に集中力が切れるなら、あらかじめ作業の段取りといったスケジュールを決めてしまいましょう。

何から順番に作業を進めて、時間はどれくらいで終わらせるのか決めておけば、その目標達成のために集中して仕事が頑張れるようになります。

【対処法②】1時間ごとに10分程度の休憩を取る

仕事中に集中力が切れる場合の対処法2つ目は1時間ごとに10分程度の休憩を取ることです。

人間の集中力は15分程度が限界なので、本来であれば15分に1回は休憩を入れた方が良いでしょう。

しかし、仕事の労働環境によっては、そんなに頻繁に休めないというのが実情です。

そこで、1時間に1回程度で良いので適度な休憩を入れるようにしてください。

休憩を入れるだけでも、仕事のへの集中力は格段にアップするはずです。

また、1時間経っていなくても集中力が低下したと感じたあら休憩を入れると良いでしょう。

【対処法③】集中できる音楽をBGMとして流す

仕事中に集中力が切れる場合の対処法3つ目は集中できる音楽をBGMとして流すことです。

雑音が流れていると集中力が持続しないという方でも、好きな音楽なら集中できる可能性があります。

もしも、好きな音楽を流すと作業の手を止めて一緒に歌ってしまうというなら、歌が入っていないクラシックやピアノだけの音楽を流すとリフレッシュ効果を得ながら仕事が進められます。

【対処法④】運動をする

仕事中に集中力が切れる場合の対処法4つ目は運動をすることです。

疲れているときは、軽く身体を動かすだけでも疲れが解消されて、身体や脳など様々な部分が目覚めてくれます。

外に出て散歩やジョギングをしても良いですし、椅子から立ち上がって背伸びをしたりストレッチをしたりするだけでも効果があるので、集中力が切れてきたら身体を動かしてみましょう。

【対処法⑤】ツボ押しする

仕事中に集中力が切れる場合の対処法5つ目はツボ押しすることです。

ツボ押しをすると、刺激が体や脳に伝わりストレスを緩和できると考えられています。

そして、仕事に集中できないときに、おすすめのツボは以下の部分です。

  • 百会(ひゃくえい):頭の天辺にあるツボで、記憶力アップの効果があるとされています。
  • 攅竹(さんちく):眉の内側のくぼみにあるツボで、眠気覚ましに効果があるとされています。

集中力が切れた際には、これらのツボを押してリフレッシュしてみてください。

どうしても仕事に集中できないときのリセット法

ここまで、仕事に集中できない原因や対処法について解説しました。

その結果、どうしても仕事に集中できないときには、以下の方法でリフレッシュできると理解できたでしょう。

 仕事をする環境を整える

 思い切って仮眠や休憩を取る

 軽く運動をして汗を流してリフレッシュする

 ご飯を食べて脳に栄養を与える

仕事に集中できないときに、無理して作業を進めようとしても、結局は作業効率が悪かったり、ケアレスミスを繰り返したりするので、無理に仕事をするのではなく、しっかりと対処法を試してください。

また、それでも仕事に集中できないなら、その仕事自体が合っていない可能性もあるので、その場合は他の部署への異動や転職も視野に入れると良いかもしれません。