楽天証券では、株と投資信託にポイント投資ができる
楽天証券では楽天ポイントを投資に使うことができます。もともとは投資信託でのみ利用可能でしたが、新たに国内株式に投資ができるようになりました。
楽天ポイントを持っている方でもそうでない方でもお得になるサービスですよ!
活用方法① 株を買う
楽天証券で株を買う場合、100株単位(単元株)で売買することになります。
配当と優待が優秀なヤマダ電機の株だと、100株で47,000円程度です。(2020年7月現在)
楽天ポイントだけで単元株を買える場合は珍しいです。
そのため、楽天ポイントと現金は併用して利用することができるようになっています。
楽天証券の株投資のメリット① 手数料が安い
楽天証券は50万円以下の取引なら手数料無料!
業界でもトップクラスの安さ
楽天証券は証券会社の中でもトップクラスの手数料の安さを誇ります。
特に「いちにち定額コース」では50万円までの取引だったら手数料が無料です。
ほとんどの株が50万円以下で購入できますので、一日に売買を何回も行わない方であれば、実質手数料無料で取引ができますよ。(ちなみに、私は一度も手数料を払ったことがありません(笑))
取引額 | いちにち定額コース | 超割コース |
---|---|---|
5万円 | 0円 | 55円 |
10万円 | 0円 | 99円 |
20万円 | 0円 | 115円 |
50万円 | 0円 | 275円 |
100万円 | 943円 | 535円 |
また、手数料のコースは必要に応じて1日単位で変更することができます。(前日に指定しておけば翌日から適用)
おまけですが、支払った手数料の1%が楽天ポイントで還元されます。
楽天証券の株投資のメリット② 貸株サービスを利用できる
楽天証券の貸株サービスをすれば、優待や配当を受け取りながら貸株金利(年0.1%程度)を受け取ることができる。
株主優待の継続保有特典の権利喪失には注意!
貸株サービスとは、自分の持っている株を証券会社に貸し出して、金利を受け取ることができるサービスです。
受け取れる金利は多くの株で年0.1%です。(値動きが大きい株はそれ以上)
定期預金並みですが、優待や配当に加えて受け取ることができるので、利用すべきでしょう。
長期保有特典がある株の貸株は要注意!
中には、「〇年以上保有している場合、優待の内容が良くなる」長期保有特典を実施している銘柄があります。(ヤマダ電機、ビックカメラ、タカラトミーなど多数あります)
しかし、保有するすべての株を貸株に出した場合、「株主番号」が変わるため長期保有特典は受け取れなくなります。
長期保有特典を受け取るためには1株以上を貸株に出さず保有しておく必要があります。方法としては以下の2つがあります。
- 楽天証券で一部の株を貸し出さない(この場合、200株以上保有する必要あり)
- ネオモバなどの1株単位で売買できる口座で保有しておく(101株以上保有する必要あり)
1株以上保有しておけば「株主番号」が変わらないため、継続保有特典を受け取ることができます。
これらの方法で賢く「配当+優待+貸株金利」の3つを獲得しましょう!
活用方法② 投資信託を買う
楽天証券の投資信託は、ほとんどの銘柄で100円から投資が可能です。
取扱銘柄数も申し分なく(2,000銘柄以上)、売買時の手数料が無料かつ運用中にかかる信託報酬も安いものがそろっていますよ。
私が実際に運用しているお勧め投資信託 | ||||
---|---|---|---|---|
銘柄 | 投資対象 | 現在の基準価格※1 | 信託報酬(年) | 実現した損益(%)※2 |
ひふみぷらす | 日本株 | 41,645円 | 1.078% | +10.15% |
SBI・新興国株式インデックスファンド | 新興国株 | 9,994円 | 0.196% | +18.56% |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 先進国(日本以外) | 16,849円 | 0.1023% | +13.27% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 米国株 | 12,289円 | 0.162% | +13.28% |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 日本株(TOPIX連動) | 10,718円 | 0.154% | +5.00% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 先進国(日本以外) | 12,733円 | 0.1023% | +13.24% |
※1 2020年7月31日
※2 2019年3月から2020年7月の運用益
分散投資を行うことでは資産運用を行う上での基本です。紹介したこれらの銘柄では対象地域の多くの銘柄に分散投資を行っています。
例えば、「100社に投資していて1社倒産」した場合と、「2社に投資していて1社倒産」した場合で考えてみましょう。受ける損害は前者だと1%。後者だと50%になります。
ちなみに、上の表で紹介した「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は約3,500銘柄へ投資をしています。
楽天証券投資信託のメリット① 手数料が安い
楽天証券に限らず、ネット証券会社の投資信託の手数料は安い!
ほぼ同じ内容の投資信託でも、銀行のほうが約7.7倍手数料が高い
さらに、多くの銘柄で購入と売却時の手数料が無料、しかも運用時にかかる「信託報酬」が低いものをメインに取り扱っています。
例として、楽天証券で買い付け額ランキング1位の「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」と、三井住友銀行の「三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン」を比較してみましょう。
楽天証券 eMAXISSlim米国株式(S&P500) |
三井住友銀行 三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン |
|
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購入時・売却時の手数料 | 0円 | 0円 |
信託報酬(年、税込) | 0.0968% | 0.748% |
投資対象 | 北米 |
銘柄は異なりますが、両方とも北米へ投資を行う投資信託です。しかし、手数料は三井住友銀行の投資信託のほうが7.7倍高いです。
残念ながら十店舗で販売される銀行や証券会社の投資信託の手数料は非常に割高です。
100万円を1年間運用した場合の手数料比較 | ||
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楽天証券 eMAXISSlim米国株式(S&P500) |
三井住友銀行 三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン |
|
1年間の手数料 | 968円 | 7,480円 |
理由がない限り銀行の投資信託よりも楽天証券の投資信託をおすすめします
楽天証券投資信託のメリット② 他社より1%利回りが良くなる
楽天証券で投資信託を買う場合、楽天カードで決済できる。
1%のポイントが無条件で還元される。
還元されたポイントで再び投資信託を購入することもできる。
楽天証券では楽天カードで投資信託を購入することができ、購入金額の1%が楽天ポイントとして還元されます。
還元された楽天ポイントで再び投資信託を購入することができるので、無条件で1%の利益が発生することになります。
例として、楽天証券と他社で投資信託を積立した場合を比較してみましょう。
楽天証券 | 楽天証券以外 | ||
---|---|---|---|
5年 | 662,580円 | 656,209円 | +6,371円 |
10年 | 1,430,692円 | 1,416,935円 | +13,757円 |
15年 | 2,321,144円 | 2,298,826円 | +22,318円 |
20年 | 3,353,423円 | 3,321,178円 | +32,245円 |
月1万円の投資を20年間続けた場合、楽天証券とそれ以外では3万円以上の差が出てきます。これを取り逃すのは非常にもったいないですね。
楽天証券にデメリットはないの?
楽天証券のポイント投資に関するメリットを紹介してきましたが、残念ながらデメリットもいくつか存在します。
他社と比較して
デメリット① 1株単位で売買ができない
楽天証券では国内株式は100株単位の売買になります。
最近では1株単位で売買できる証券口座も登場しているのでその点は見劣りがしますね。
売買単位の比較 | |||
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楽天証券 |
SBIネオモバイル証券 |
日興フロッギー |
|
株 | 100株単位 | 1株単位 | 500円~ |
投資信託 | 100円~ | 取引不可 | 取引不可 |
使えるポイント | 楽天ポイント | Tポイント | dポイント |
デメリット② 実店舗の窓口がないため、相談などはできない
これは楽天証券だけのデメリットではありませんが、ネット証券会社は実店舗を持たないので窓口で相談やサポートを受けることができません。
実店舗を持たないということは固定費を大幅に下げることができるので、その代わりに手数料が大幅に低いというメリットがあります。
NISA口座なら、非課税で運用できる
楽天証券もNISA口座に対応しています。
NISA口座は一人1つしか持つことができませんが、本来利益に対して約20%かかる税金が非課税で運用することができます。
持っていない方はぜひ楽天証券でNISA口座を作成しましょう!
NISA口座には2種類ある
NISA口座には投資信託にのみ投資できる「つみたてNISA」と、さらに株にも投資できる「一般NISA」の2種類があります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分にはどちらが適しているかを確認しましょう。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
年間投資上限額 | 120万円 | 40万円 |
非課税になる期間 | 最長5年 | 最長20年 |
投資できる商品 | 国内外株式・投資信託 | 一部の投資信託(約160銘柄) |
可能な売買タイミング | いつでも | 買う時:あらかじめ決めた時 売る時:いつでも |
①一般NISA
- 国内外の株と投資信託に投資できる
- 最長5年間、非課税になる
- 年間120万円まで非課税になる
- いつでも好きな時に売買できる(現金化も自由)
一般NISAは株にも投資したいという方におすすめです。
年間の投資可能額が120万円と大きいので、枠を無駄にしてしまう可能性もありますので、投資額が多くない方は20年間非課税で運用できるつみたてNISAを選択する手もあります。
②つみたてNISA
- 国が指定した約160銘柄の投資信託にのみ投資できる
- 最長20年間、非課税になる
- 年間40万円まで非課税になる
- 買うタイミングは選べないが、自由に売ることはできる(現金化も自由)
つみたてNISAは投資信託へしか投資ができないものの、最長20年間もの長い非課税期間があることが特徴です。
楽天証券のつみたてNISAで最も人気のある「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」というアメリカへ投資する投資信託は発足してから年8.95%の成長をしています。(2020年8月現在。コロナ禍の値下がりも加味されています)
仮に年間40万円、20年間この投資信託に投資した場合の運用結果は以下のグラフになります。
合計投資額 | 8,000,000円 |
---|---|
発生した利益 | 14,374,355円 |
合計 | 22,374,355円 |
投資は時間をかければかけるほど大きな利益をもたらしてくれます。
年40万円だとしても、つみたてNISAで20年間しっかり運用することで20年後大きな資産となって返ってきます。
一般NISAをおすすめする人
①株にも投資をしたい方
②年間40万円以上の投資をしたい方
積立NISAをおすすめする人
①投資するのは投資信託だけでいい方
②長期的に資産を増やしていきたい方
③年間40万円以上の投資ができない方
一般NISAとつみたてNISAは年単位で変更することができます。
利用してみてもし自分の用途に合わないと感じても翌年に変更できますよ。
楽天ポイントからあなたの資産作りを始めよう!
以上、楽天証券で楽天ポイント投資を行うメリットとデメリット、活用法を紹介してきました。
株、投資信託ともに長期保有してこそ価値を増すのが特徴です。
時期により価値の変動はあるものの、早い段階から運用を始めると将来的に早く価値が上がるので、100円程度の少額からでもまずは初めて見ることが大切ですよ!
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