分散投資アプリの「マメタス」。
マメタスは、おつりを資産投資に回せるとのことで脚光を浴びている運用ツールですが、どのようなフローで使うことが出来るのでしょうか。
本項では、マメタスの使い方はもちろんですが、メリットデメリットについて解説していきます。
最終的にはどのような人に向いているのか、おすすめの運用法についても解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
- マメタスの使い方
- マメタスのデメリット
- マメタスとは何か
- マメタスはどのような人に向いているのか
マメタスとは何か
マメタスとはお釣りを使って投資をすることが出来るサービスで、おつりをロボアドバイザー「WealthNavi」が賢く資産運用します。
本項ではマメタスの「始め方」と「使い方」の二つに分けて解説をしていきたいと思います。
マメタスの始め方
(マメタス おつりでコツコツ資産運用 by WealthNavi)
マメタスを始めるためには、以下の取引が必要です。
- 「WealthNavi」「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」「WealthNavi for ソニー銀行」「WealthNavi for 横浜銀行」のいずれかで口座開設。
- 「マメタス」アプリをインストール。
- 家計簿アプリ「MoneyTree」を登録。マメタスに対応している家計簿アプリは「MoneyTree」のみですので、それに注意しましょう。
- 家計簿アプリとWealthNaviを連携。
- WealthNaviの口座にてマメタスの引き落とし口座の設定
マメタスのおつりと、自動積立で設定した積立額との合計金額が1万円以上になると、設定した引き落とし日に自動で引き落としされ、3営業日もしくは5営業日後にWeathNaviへ入金されます。
入金後は、その日の夜間にETFが購入され、資産運用が開始される仕様となっています。
では、次にマメタスの使い方について見ていきましょう。
マメタスの使い方
マメタスではまず、設定額に応じて「おつり」を貯めるところからスタートします。
「おつり」の金額は、100円、500円、1000円の端数から選択することができ、毎月1回貯まった「おつり」は銀行口座から引き落としされます。
引き落としされた「おつり」は運用サイドに回され、「Wealth Navi」と呼ばれるロボアドバイザーが行います。
Wealth Naviは非常に特徴的なロボアドバイザーですので次項では、Wealth Naviについて解説していきたいと思います。
Wealth Naviとは
Wealth Naviとは、おまかせ、自動かつNISA枠(非課税枠)で運用することが出来る運用ツールです。
Wealth Naviには、「分散投資」、「自動でリバランス」、「すべてを自動化」の3つの特長があります。これらの特長について深堀したうえで、手数料や運用成果についても最終的に解説していきます。
分散投資
(WealthNavi(ウェルスナビ)| ロボアドバイザーで全自動の資産運用)
Wealth Naviでは、世界約50か国、11000銘柄に自動で分散投資されます。
配分比率を分散することでリスクを抑えて資産形成をより確実に行うことが出来ます。
自動でリバランス
(WealthNavi(ウェルスナビ)| ロボアドバイザーで全自動の資産運用)
Wealth Naviの長期投資では資産をリバランスすることが出来ます。
リバランスすることで、バランスの崩れたポートフォリオを最適な資産配分に自動で戻すことが出来ます。
すべてを自動化
Wealth Naviでは以下、資産運用のすべてを自動化することが出来ます。
- 金融商品の選定
- 商品ごとの購入額の決定
- 資産の購入
- 毎月の積立
- 資産のリバランス
- 税金の最適化
このことから、忙しく働く世代でも手間なく資産運用を始められます。
手数料は?
(手数料・最低投資額について|ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ))
Wealth Naviの手数料は預かり資産の年率1%(1.1%)となっていて、FXや株式の取引と違い、手数料が取引ごとにかかることはないため、手数料を気にすることなく利用することが出来ます。
また、手数料はWealth Naviを長く利用することで、以下の図のように安くなっていきます。
(長期割|ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ))
このようなことから、Wealth Naviは長く利用すればするほどお得になる資産運用ツールであるということがわかります。
運用成果は?
マメタスの運用は、リスク許容度に応じてローリスク・ローリターンの「リスク許容度1」から、ハイリスク・ハイリターンの「リスク許容度5」まで5通りの運用法があり、それぞれで運用成果が異なります。
WealthNaviのサービスを開始した当初(2016年1月19日)に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立てながら投資してドル円建てを行った場合、パフォーマンスは以下の通りになります。
(WealthNaviの運用実績|ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ))
リスク許容度 | 累積元本額(円) | 資産評価額(円) | リターン |
---|---|---|---|
1 | 292万 | 365万 | +25.1% |
2 | 292万 | 393万 | +34.8% |
3 | 292万 | 416万 | +42.5% |
4 | 292万 | 438万 | +50.1% |
5 | 292万 | 450万 | +54.1% |
リスク許容度が1でもリターンが25.1%、1年当たりの運用成果が5%となっているため、現時点での運用成果は非常に良好です。
これらを鑑みたうえで次に、マメタスのメリットデメリットについて見ていきましょう。
マメタスのメリット
NISA運用が行える
NISA運用が「おつり」を通じて行えるのはマメタスだけです。
類似している「おつり」運用サービスで「トラノコ」と呼ばれるものがありますが、トラノコは投資信託で運用することになりNISA枠で運用することはできないため、利益に応じて必然的に20.315%の税金がかかることになります。
そのため、税金を払わず小額で資産形成したい方にマメタスはおすすめです。
安心安全の信託保全制度
マメタスは、「すべての情報を暗号化」「分別管理により全財産を保護」「投資者保護基金に加入」することで安全性を維持しています。本項ではこれらについて詳しく解説していきます。
全ての情報を暗号化
(マメタス おつりでコツコツ資産運用 by WealthNavi)
マメタスでは、すべての通信に256bit SSL通信方式を採用しています。
利用者の個人情報・口座情報・入出金などはすべて、データを暗号化して保存しているため、セキュリティ上のリスクは低いです。
分別管理により全資産を保護
(マメタス おつりでコツコツ資産運用 by WealthNavi)
投資者の全資産は、マメタスが保有する資産と明確に区分して分別管理しているため、万が一 当社が破綻しても確実に保護されます。
マメタスでは、ETFを世界最大規模の証券保管機関(DTC)に保管・管理し、現金部分は三井住友銀行およびみずほ信託銀行に信託することで分別管理を行っています。
投資者保護基金へ加入
(マメタス おつりでコツコツ資産運用 by WealthNavi)
マメタスは投資者保護基金に加入しています。
そのため、万が一破綻して分別管理に不備があった場合でも、日本投資者保護基金が1,000万円まで補償を行います。
簡単に貯金ができる
マメタスでは「おつり」を投資財に回すという性質上、簡単に貯金を行うことが出来ます。
そのため、貯金をするのが難しいという性格の方には、投資財という側面ではなく、貯金できるといった側面から非常におすすめできます。
マメタスのデメリット
元本割れリスク有
マメタスは、投資財の性質上元本割れのリスクがあります。
特に、リーマンショックやコロナショック、アジア通貨危機など相場の凋落時には元本割れする可能性が高いです。
そのため、これらのリスクを留意したうえで投資に臨むようにしましょう。
手数料がある
前述したように、手数料がかかります。
手数料は預かり資産の1%程度となっているため、もしWealthNaviの運用利益が1%未満であった場合に収支がマイナスになるので注意しましょう。
おすすめの資産運用法
「手数料が長く運用すればするほど安くなる」といった特長から、WealthNaviでは長期運用をしておつりの分をコツコツ資産運用に回すことがおすすめです。
また、ご自身のリスク許容度に応じてポートフォリオを選択して投資するようにしましょう。
まとめ
マメタスとはお釣りを使って投資をすることが出来るサービスで、おつりをロボアドバイザーの「WealthNavi」が賢く資産運用します。
WealthNaviはMoneyTreeと連携することができ、リスク許容度に応じてポートフォリオを選択でき、さらにNISA枠で運用することが出来る仕様になっているため非課税投資したい人には非常におすすめのプラットフォームです。
特に、おつりをロボアドバイザーが運用するといった側面から、仕事や家事で忙しい人にはお勧めできますが、投資という性質上、元本割れリスクがあることや手数料があり運用成果が1%未満であった場合はマイナスになることを留意して投資に臨むようにしましょう。
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