今回は「auのiDeCo」についてメリット・デメリット・評判を解説します。
本記事の内容
auのイデコを知りたい方向け
- auのイデコとは【スマホで出来る確定拠出年金】
- メリット・デメリット・評判
- まとめ【イデコ初心者、若い方にオススメ!】
「老後資金2000万円」というキーフレーズが話題になり、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を検討される方が多いようです。
そんな中、いま注目を浴びているのが、KDDIが2018年10月より開始した「auのiDeCo」です。
本記事では、auイデコを他社と比較しつつ、メリット・デメリット・評判を紹介します。
イデコは60歳まで引き出せない(=資金拘束力が強い)のと、金融機関によって手数料や商品設計が違うのでしっかり検討して選ばないと取り返しのつかない結果を招くので注意が必要です。
運用を検討されている方は失敗しない為にも、ぜひ最後までじっくりご覧ください。
タップできる目次
auのイデコとは
通常イデコは銀行、信金、証券会社など取り扱っていますが、auイデコは名前から分かる通りケータイ会社のKDDIが始めた確定拠出年金というコトで注目を浴びています。
では、メリット・デメリットを紹介します。
auのイデコ:メリット・デメリット
メリット:
- スマホで簡単に出来る
- シンプルな商品設計
- ポイント還元がある
- 運営管理手数料は永年無料
デメリット:
- 商品数が少ない
- 信託報酬が高め
メリットは4つ。
とくにスマホで簡単に出来ることと、積立額に応じてポイント還元があることは、他のイデコにない大きな特徴ですね。
メリット①:スマホで簡単に出来る
auのイデコにはスマホアプリがあり、手軽に資産管理ができます。
auのイデコのスマホアプリで出来ること
- 申し込み
- 運用状況の確認
- 運用商品の見直し
- 節税額のシミュレーション
要するにアプリで運用管理がぜんぶできます。
アプリでサクッと運用状況を確認したり、商品見直しができるのは非常に使い勝手がいいですね。
メリット②:シンプルな商品設計
auのイデコはリスク別に5つの運用商品が準備されています。(元本確保型の定期預金と4つのバランス型のファンド商品)
上記の画像にあるとおり、運用スタイルに合わせて選択するだけなので、簡単に始めることができるのがいいですね。
ただし、信託報酬(手数料のようなもの)が高めなので、その点は認識しておきましょう。これはデメリットで詳しく解説します。
メリット②:ポイント還元がある
auのイデコでは、毎月の投資信託の残高に応じて、WALLETポイント(auユーザー)またはWow!スーパーポイント(非auユーザー)が還元されます。
ポイント還元率は選んだ投資信託の種類によって違います。
▼商品別ポイント還元率一覧
対象 | WALLETポイント | Wow!スーパーポイント |
auスマート・ベーシック (安定) |
0.04% | 0.02% |
auスマート・ベーシック (安定成長) |
0.04% | 0.02% |
auスマート・プライム (成長) |
0.10% | 0.05% |
auスマート・プライム (高成長) |
0.10% | 0.05% |
なお、ポイントはauスマホの料金の支払いや、買い物など幅広く利用できます。
メリット③:運営管理手数料は永年0円
他社のイデコでは運営管理手数料がかかるところが多いです。
その点、auイデコは無料で運用ができます!
ただし、以下のコストはかかりますので認識しておきましょう。(運用管理手数料無料の他社(楽天証券・SBI証券)も同様)
iDeCo(イデコ)で発生する手数料:
- ①加入時:2,777円(国民年金基金連合会への手数料)
- ②毎月:167円(国民年金基金連合会:64円、信託銀行の手数料:103円)
- ③受取時:432円(受取1回ごとに必要)
- ④移管時:4,320円(かかる場合あり)
デメリット①:商品数が少ない
シンプルな設計が魅力ではありますが、選べる投資信託は4つと限られていて他と比べると少ない印象です。
確かに投資初心者には分かりやすく、選びやすいのかもしれませんが、個人的にはもう少し自身で選別できる幅があればいいなと思いますね。
すべてバランスファンドで、配分が違うだけなので、例えば
- 先進国だけに投資したい
- 株式のみでハイリターンを求めたい
といった好みの選択ができないのがデメリットですね。
デメリット②:信託報酬が高め
最大のデメリットは信託報酬が高いことです。
▼auイデコ信託報酬
対象 | 信託報酬 |
auスマート・ベーシック(安定・安定成長) | 0.378% |
auスマート・プライム(成長) | 1.41993% |
auスマート・プライム(高成長) | 1.56141% |
▼楽天証券バランス型信託報酬
対象 | 信託報酬 |
セゾンバンガードGB楽天DC | 0.378% |
投資のソムリエDC | 1.1880% |
楽天インデックスバランス(DC年金) | 0.2058% |
一部だけの比較ですが、やはりauイデコはすこし割高な印象を受けますね…。
auのイデコ:評判・口コミ
全体的に、スマホアプリや手数料無料の評価は高いものの、商品数が少ないのと割高なので物足りないと感じている人が多いようですね…。
私ならこれを選ぶauの個人型確定拠出年金(イデコ)のおすすめ投資信託をまとめてみました。あえてauを選択するメリットはあまりない感じです。#iDeCo #au https://t.co/1wDGOIY8Vs
— お金に生きる (@ideconisaipo) May 4, 2019
【au iDeCoまとめ】
✔︎管理手数料0円 ◎
✔︎投信はKDDIアセットマネジメント商品
✔︎運用年数短、純資産少
✔︎WALLETポイントもらえる
✔︎WOW!ポイントもらえる
✔︎ポイントは残高100万円で年1500円分
✔︎月12000円積立で7年で残高100万円結論
魅力的ではなかった😂
キャリア乗換対策かな? https://t.co/wMxpC22Psl— ゆうき💎お金を増やすふつうのOL (@ol_yuuki) February 21, 2019
やはり運用商品があまり魅力的でないという意見が多数…。
KDDIも本気だな!
ツイッターでもau ideco とよく表示されるしな〜
厳しい戦いになりそうだな。#楽天携帯 https://t.co/QZrt3UCXQy— いち@ポイント投資家 (@ichimasa5) February 12, 2019
ですが、KDDIはかなり積極的に金融商品に取り組んでいるので、今後、改善されていくことを期待しましょう!
そもそも確定拠出年金(iDeCo/イデコ)とは
個人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。
この制度への加入は任意で、ご自分で申し込み、ご自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。
また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。
国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとしてご活用ください。
引用:iDeCo公式サイト
要するに、「自分で加入して選んで積み立てる、もう一つの年金制度」です。
イデコは積み立てるだけで、運用利益や利息にかかる税金がかからない(通常20%)、所得税・住民税が節税できるというメリットがあります。
ですが、60歳までは引き出せない、解約できない、というデメリットもありますので、イデコを始めようと考えている方は慎重に検討しましょう。
>>【2019】iDeCo(イデコ)運用するなら楽天証券!おすすめ金融機関の比較
auのイデコ:まとめ
今回はauのイデコのメリット・デメリットを解説しました。
最大のメリットは、スマホで簡単にイデコが出来ることです。
商品の自由度が少なく、信託報酬が割高な点が目立ちますが、シンプル設計なのでauユーザーの方、スマホで手軽にiDeCoを始めたいという人には使い道はありますね。
興味が湧いた方は、ぜひこの機会にauイデコを検討してみてください!
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手数料は無料、楽天証券しか運用できない投資信託もあります。さらに他にも使い道が多く、使い勝手はとてもいいですよ。ぼくもメイン証券会社は楽天証券です!
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