やっぱりちゃんと知らないとまずいかな・・?
投資の世界ではよく耳にする「株」。
投資を始めた人は、この「株」を購入して運用益を出していくものだと考えている人も多いと思いますが、「株」を運用していくのに「株」についての知識が足りないまま運用している人も少なくありません。
このページでは、「株」についての簡単な基礎知識を説明していき、株式投資の運用方法や利益が出る仕組みについて解説していきます。
タップできる目次
株とは?
まず始めに、そもそも「株」とは何なのか?を説明していきます。
「株」とは、株式会社が事業の運営に伴う事業拡大や新規事業の立ち上げの際に、必要な資金調達をするために発行する「有価証券」のことをいいます。
そして、特に株に関する有価証券のことを「株券」と言ったりもします。
この株(株券)を購入することで、株を発行した企業の「株主」になることができ、企業の経営に参画することができる他、企業の中間決算や期末決算時の「配当金」を受け取れたり、株を発行している企業のサービスを割安で受けることができる「株主優待」などの特典を受けることができます。
つまり、株とは「企業のオーナーになる権利」とも言い換えることができます。
投資初心者の人は、株を買うということがイメージしにくい部分もあると思いますが、下記のようなイメージでいるといいでしょう。
株を購入する=企業のオーナーになる権利を買う
有価証券とは?
上記の説明の中で出てきた「有価証券」という言葉について、国税庁のHPでは下記のような説明がされています。
有価証券とは、財産的価値のある権利を表彰する証券であって、その権利の移転、行使が証券を持ってなされることを要するもの
国税庁HPより引用
少し難しい言葉が並んでいますが簡単に言えば、
有価証券とは、財産的価値のある権利を表すためのもので、有価証券に表されている財産的価値の権利や財産的価値を行使するためには、有価証券をもって行われる
ということです。
株に立ち返って有価証券を考えると、株を購入するということは、企業のオーナーになる権利を買うということだったので、株には企業のオーナーになる権利が表されているということです。
配当金・株主優待とは?
株についての説明の中には「配当金」「株主優待」という言葉も出てきました。
これらの言葉については、既に知っているという人も少なくないと思いますが、改めてそれぞれがどのようなものだったかを説明します。
- 配当金:株主に分配された、企業の利益の一部
- 株主優待:株主に向けて、自社商品やサービスなどを提供する制度
特に配当金については、企業の中間決算時(期首が4月の企業は9月、期首が1月の企業は6月)や期末決算(期首が4月の企業は3月、期首が1月の企業は12月)の段階で株主である人に向けて、1株あたり〇〇円と定めて分配します。
配当金を株主に分配するタイミングは企業ごとに違うということも知っておくといいでしょう。
また、企業の営業成績が不振だった場合は、配当金が出ない可能性もあるので、その点も注意しましょう。
株はどこで買ったり売ったりできるのか?
株についての基本情報を知ったところで、実際にどこで株を買ったり売ったりできるのか説明していきます。
結論からお話すると、株は証券会社を通して売買することができます。
そのため、株を購入したい、株式投資をしたいと思っている人は証券口座を開設するのが一般的です。
最近ではインターネット証券がメインで、NISAやiDeCoもインターネット証券を利用した取引が増えています。
そして、インターネット証券会社で購入できるのは東京証券取引所などに上場している「上場株式」のみになっています。
もう1つ、上場していない「未公開株式」というものがありますが、これはインターネット証券会社を利用しては購入できません。
上記のように2種類の株がありますが、投資初心者は上場株式だけの購入で全く問題ありません。
その理由は下記のとおりです。
- 株価(株の価格)が分かりやすい
- 株の売却がしやすい(=流動性が高い)
上場株式のメリットは、裏を返せば未公開株式のデメリットになります。
投資において、自分が保有している資産の価格がわかりにくいこと、現金化がしにくいのは、非常に大きなリスクになります。
そのため、投資初心者には上場株式で資産運用をしていくことがおすすめです。
株を購入するのにおすすめのインターネット証券会社は、楽天証券かSBI証券です。
この2つの証券会社は投資初心者でも簡単に操作ができたり、リスクを控えての少額からの投資やポイント投資ができたり、手数料も少ない(もしくは無料)だったりもするため、投資デビューにはおすすめです。
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株式投資の運用方法
株についての売買の方法についても説明したので、実際にどうやって運用していくのがおすすめかを説明していきます。
まず、株式投資については、投資初心者向けの投資方法であることに違いはありませんが、開始するには、少しハードルが高いものと思ってもらえるといいでしょう。
その理由は下記の2つです。
- 基本は100株単位での購入だから
- 単元未満で購入しても、配当金が少ないから
それぞれの理由について解説していきます。
基本は100株単位での購入だから
株を購入する時は、実は購入できる株の数が決まっており、多くの企業では「100株」単位での購入を前提としています。
つまり、1株だけ購入ということは基本的にはできない前提であり、1回の購入で100株、200株、300株・・・と100株を最低単位で購入することになります。
これがなぜ投資初心者にとってハードルが高いものかと言うと、上場している企業の1株あたりの値段がそもそも高いからです。
日本国内の代表的な上場企業の株価は下記のとおりです。
順位 | 銘柄名(証券コード) | 株価(1株あたり) |
1 | トヨタ(7203) | 3,073円 |
2 | 三菱UFJ(8306) | 1,919円 |
3 | ソニーG(6758) | 3,290円 |
4 | リクルート(6098) | 11,385円 |
5 | 日立(6501) | 3,965円 |
6 | ファーストリテイリング(9983) | 51,810円 |
7 | キーエンス(6861) | 64,640円 |
8 | 三井住友FG(8316) | 3,887円 |
9 | NTT(9432) | 156.4円 |
10 | ソフトバンクグループ(9984) | 9,371円 |
2025年1月8日現在:日本経済新聞
この表は、国内企業の時価総額トップ10の企業ですが、このランキングの中で1株あたりの株価が1,000円を下回っているのはNTTだけになります。
そして、仮に1位のトヨタの株を購入しようとする場合
3,073円×100=307,300円
が初期投資の費用として必要になります。
投資初心者でこれだけの初期費用を用意できるのであれば問題はありませんが、やはりリスクをなるべく回避したいということであれば、この理由だけでも難しいということは想像に固くないでしょう。
単元未満で購入しても、配当金が少ないから
ここまでの説明で、株は100株単位での購入が基本と話してきましたが、実は100株未満で変えるサービスもあります。
先ほど紹介した楽天証券やSBI証券では単元未満で購入できる「かぶミニ®」、「S株」というサービスをそれぞれ展開しています。
このサービスを利用して株を購入する時は、1株から株を購入できるため、初期費用も少なく済ませることができます。
もちろん株を購入しているので、企業のオーナーとして、配当金も受け取ることもできます。
ですが、配当金は所有している株数に応じて分配されるものでした。
そのため、例えば1株あたり25円の配当金が確定したとした場合、通常の100株を購入していた人は
25円×100株=2,500円
となりますが、単元未満で1株しか買っていなかった場合は
25円×1株=25円
となります。
配当金はもらえても、配当金の額がこれだけ小さいと、投資のうまみを感じにくいため、投資初心者には物足りなさや、不満が場合によっては出てくることもあるでしょう。
それでも、少額から始められて、少しでも配当金をもらえるなら!と考える人は単元未満株式が購入できる楽天証券とSBI証券は検討してみてもいいでしょう。
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実際に購入した後はどうする?
実際に株を購入した後、どういった運用をしていくのがいいでしょうか?
おすすめの運用方法は、保持し続けるという方法です。
株は日々株価が変動しており、持っているだけで株価が上がって利益が出たり、逆に株価が下がって損失が出たりするものではあります。
ですが、企業は利益を上げるため運営を継続しています。
そのため、株価に変動は合っても、利益が出るように、企業が頑張ってくれます。
また、株を持つ最大のメリットは配当金がもらえる可能性があることです。
- 株価が上がるように企業が頑張ってくれる
- 配当金がもらえる
この2つに共通しているのは、自分はただ株を持っているだけでいいということです。
FXや暗号資産などは、自分で利益が出やすいタイミングで購入し、利益が出るタイミングで売却しなければならず、極端なことを言えば24時間365日為替レートを張り付いて見ていなければなりません。
ですが、株はそういった時間的拘束もなく、自分で何かをしなければならないということもありません。
なので、株を購入したら基本的には長期保有をするのがおすすめです。
また、株の追加購入や売却のタイミングについては、ご自身の投資予算の状況などに応じて行うと良いでしょう。
上場株式は現金化も早いので、もし急にちょっとしたお金が必要になった際には、株を売却してその資金を利用することもできます。
そういった点を考慮しても、単元未満株式を購入するということも、ポジティブに考えられる要素の1つになります。
株式投資における利益
株の購入も立派な投資なので、もちろん利益を狙っていきたいものです。
続いて、株式投資における利益について説明します。
株式投資には下記の3つの利益があります。
- 値上がり益(キャピタルゲイン)
- 配当金
- 株主優待
このうち、②の配当金と③の株主優待については既に説明してきましたので、①の値上がり益(キャピタルゲイン)について解説していきます。
値上がり益(キャピタルゲイン)
株式投資の利益の基本はこの値上がり益になります。
投資ではキャピタルゲインとも呼ばれています。
これは、株価が購入時よりも値上がりしているときの、現在の株価と購入時の株価との差額を指します。
例えば10万円で購入した株が、現在の価値で15万円になっていたら
15万円-10万円=5万円
の値上がり益を得たことになります。
そのため、株式投資は、株価が低いときに株を購入し、高いときに株を売却するということが基本になります。
ちなみに、証券用語の中に、「テンバガー」という言葉があります。
投資初心者のうちはあまり聞き馴染みのない言葉だと思いますが、意味は知っておいても損はないので合わせて解説しておきます。
まとめ:単元未満株式なら投資初心者でも始めやすい
このページでは株の基本的な知識や株の買い方、運用方法、利益について説明していきました。
株式投資は、投資初心者にとっては専門用語も多く出てくる上、100株単位での購入が基本になっているため、初心者向けの投資と様々なところで言われてはいるものの、なかなか始めにくいものだという印象を抱いた人もいると思います。
ですが、単元未満株式での購入であれば、株式投資の経験を得るための実践はできますし、ここで紹介した楽天証券とSBI証券はどちらも単元未満株式の購入は楽天ポイント、Vポイントそれぞれで可能になっています。
そのため、もし株を購入して投資も実践してみたい、配当金も少なくてもいいからほしいという人は、証券口座を開いて株式投資に挑戦してみるのもおすすめです。
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