デジタルマーケティング職を募集しているバリューファーストには、どのような学生が応募しているのでしょうか。
学生の方にとって、マーケティング職というのは聞いたことはあっても、具体的にはイメージしにくいものです。
今回、インタビューに答えてもらった響さんは、5歳からクラシックバレエをはじめ、南九州代表として全国大会に出場した経歴の持ち主ですが、入社後は、証券メディアのマーケティングを担当し、さらには証券外務員一種という資格をとるほどまでに至りました。
そんな響さんに、マーケティング職に興味を持った理由や、この仕事の魅力について話してもらいました。
バリューファーストを見つけたのは大学4年生の12月でした。
就職サイトでマーケティング職を見ていて、その中でバリューファーストを見つけたのがきっかけです。
はい、元々はITエンジニアを希望していて内定もいただいていました。
ところが、エンジニアについて勉強していく中で、自分が仕事として携わったものが最終的にどうお客さんに使われているのかは、
エンジニアでは分かりづらいと思うようになり、マーケティング職に興味を持つようになりました。
エンジニアの仕事は、構造上1次請け、2次請け、3次請けと階層が複数あります。私が内定をいただいた会社は、おそらく2次か、3次請けです。
内定後のある時「お客様が利用した後で、私たちエンジニアにはどのようなフィードバックがありますか」と会社の人に質問しました。
その時の回答が、「残念ながら最終的にどういう形になったか、お客様がどう使っているかという部分は私たちはほとんど知ることはできません」と言われました。
もっとダイレクトに自分の仕事の価値が実感できるようなところで仕事をしたいと思ったのがマーケティング職に興味をもったきっかけです。
はい、そう思いました。
エンジニアは言われたことや、お客様からオーダーされたものを、そのままなるべく近い形で作っていくというイメージですが、マーケティング職は、自らが発想してお客様に価値を届けるというクリエイティブなイメージがあります。
私は5歳の時からずっとクラシックバレエをしていて、学生時代もほとんどの時間をクラシックバレエに打ち込んでいました。
クラシックバレエで生きていこうとは思っていませんでした。
その理由となったのは、中学生の時に全国大会に出場したときに感じたことです。
バレエは身長の高さとか、体のラインとか、努力では補えない自分の生まれ持った体格が評価に大きく影響します。
でも、身長や骨格は、自分の努力では変えられるものではありません。
自分の体で先々の可能性を考えると、どうしても厳しいと思ったのです。
指導者になるという道も一時期ですが、考えたことはあります。
ただ、大学に入って間もなくコロナが流行しはじめた時、人と接するイベントが無くなり、スポーツイベントなども無くなり、授業もオンラインになったりしました。
そこで、インターネットを介したコミュニケーションがあたりまえになるならばとITエンジニアに興味を持ちました。
その後、マーケティング職にも目を向けるようになりました。
リクナビや、マイナビなどの求人媒体でまずは探しました。
条件を絞って企業を探していたのですが、私の場合は、関東の会社であること、転勤がないこと、あとは無理なく働けるように残業時間は20時間以下、そして、職種はマーケティング職ということで絞り込んで探していました。
最終的には5、6社ぐらいです。
印象に残った点は2つありました。
1つめは、マーケティングを専門とする会社だということです。
他社の場合、企業内の一部門としてのマーケティング職募集が多く見られました。
そのため、専門的なノウハウが限られていたり、最近になってマーケティング部門を立ち上げたばかりというケースも多かったです。
それに比べ、バリューファーストは創業以来一貫してマーケティングに特化しているという強い印象を受けました。
2つめは、社員との関係を大切にしつつ、適切なコミュニケーションをとる文化が感じられたことです。
マーケティング会社は比較的若いベンチャー企業が多く、ワイワイした社風であることが多いと思うのですが、
バリューファーストは穏やかで落ち着いた雰囲気の会社という印象を持ちました。
社員インタビューでは
「上司との1on1面談では必要であればプライベートな質問もあるが、かならず理由がある。不必要にプライベートに踏み込むことはない」
という趣旨の内容が書かれていました。
別にプライベートな質問を一切しないでほしいわけではないのですが、
仕事に関係することを配慮して聞いてくれて、上司と1on1面談で本音で話せる安全な場があるのは、私にとって重要なことでした。
以前、内定をいただいていたエンジニア職の会社で内定者懇親会に参加した際、
上司と思われる人からの説教がはじまってしまったり、まだ関係性もできる前からプライベートなことまで踏み込んだ話題になるなどの経験をしました。
正直、日常的にそういったコミュニケーションは避けたいと思っていました。
そのため、仕事とプライベートの線引きがしっかりしている企業文化は私にとって魅力的に感じました。
入社した今もバリューファーストは、社員一人ひとりの時間を大切にしつつ、必要に応じて適切にコミュニケーションが取れる環境があるように思います。
そうです。
最初は、九州で就職しなければいけない家庭の事情がありました。
ただ、最終的にはその家庭の事情が解消され、両親からも関東で就職をしていいと言われたので関東で会社を探しました。
当初、九州の会社で就職先を探しているときには、九州と関東の会社を比較すると、やはり技術や情報においては、
首都圏や全国に顧客を持つ関東の会社のほうが充実しているという印象があったので、
関東で新しい技術を学びながら、新しい体質の会社で就職したいと思うようになりました。
最初に担当したのは証券メディアへの集客を行うYahoo!検索の広告を担当しました。
全くなくて、聞いたことがない単語がほとんどでした。
証券っていう言葉自体を聞いたことがなかったので、最初はついていけるかなととても不安でした。
まず、株というものが何なのか、よく分かっていませんでした。
株とギャンブルの違いも分かっていない状態でした。
正直に言うと、株とか投資というのは怪しい、というイメージでした。
投資詐欺という言葉も耳にしていたので、証券メディアの運営と聞いて、株とか証券会社とかを紹介するのは大丈夫なのか?という気持ちすらありました。
おすすめの証券会社を掲載するオンラインメディアですが、最終的なゴールは、証券口座を開設してもらうことです。
口座開設までのプロセスの中で、私みたいな株を全く知らない人に、株とはどういうものなのかわかりやすく伝えたり、
最終的に自分に合った証券会社を比較しながら選べるようになるというのがメディアの主な役割です。
メディア(広告代理店)決め
自社の証券口座をプロモーションするためのメディアを決める
成果報酬額を決める
有力メディアには別途特別に報酬額が設定される
ターゲット、キーワード決め
提携証券会社にマッチしたターゲットのユーザー・キーワードを決める
例)株式投資をこれから始めたい人…「株 初心者」…◯◯証券オンライン口座
ニーズの見立て
キーワードからどんなニーズをもっているユーザーなのか見立てる。
例)「株 初心者」…「最初おすすめの銘柄と、初心者向けの証券口座の情報が知りたい」
広告の出稿しメディアに集客
ユーザーに広告をクリック・タップしてもらいメディアに集客する。
ニーズを満たすコンテンツを案内して読んでもらう
コンテンツで情報提供
証券の始め方や銘柄運用方法、証券口座の情報などをコンテンツ内で紹介
コンテンツ経由で証券口座に申込む
何人がページに訪れ、その中の何人が申込みページへのリンクをクリックして、その中の何人が申し込んだか、
すべてデータとして計測される=ニーズの見立てとそれに対しての広告・コンテンツへの反応が見える
証券口座開設後、情報収集したことを元に株式投資をする
掲載メディアにフィードバック
メディア経由で申込みがあったユーザーについて確認。
口座とのマッチ度が低い場合、メディアに掲載されているコンテンツについてチェックしてフィードバックする。
またもっと申込みを促進してほしいユーザー像があれば、メディア側に共有する。
広告とコンテンツの改善
計測データと証券会社のフィードバックをもとに、適宜広告やコンテンツの改善をする
やはり私と同じような初心者の方ですので、株や証券会社というものが1から分かるような情報ページであったり、株や投資などで、最近ニュースでよく目にするような単語の解説などを求めていると思います。
私が担当したタイミングでは、新NISAなど、ニュースでよく聞く言葉についてより詳しく解説してくれる情報だと思います。
検索広告は検索エンジン上でユーザーが入力したキーワードに対して広告を表示して集客するのですが、ユーザーが探している情報とメディアの情報があまりマッチしていないことが多かったことが、とても苦労しました。
ただ、バリューファーストには「アドクリック」という広告効果を分析できるツールがあります。
それは、広告から来たユーザーが、メディア内のどのページにどれぐらい滞在したとか、
ページ内になるボタンをどれだけクリックしたとかっていう割合を見ることができるのですが、ページの滞在時間が短ければ、このページに書いてある内容はユーザーが読みたい内容じゃなかったんだと想像できますし、
たどり着いたページからのクリック数が少ないとユーザーがその先の情報に興味を持っていないんだとわかります。
合格基準というのはありません。
ただ、前任の方に比べて、自分の数値が減ってたりすると、もっと工夫しなければと感じました。
最初に運営していた時は、30%くらいは下落していました。
具体的にいうと、私が打った広告から証券口座を開設する申込数が60件だとすると、前任者は80件ぐらいでした。
とても悔しかったです。
でも、ここからどういうふうに巻き上げていこうかと考えていたので、モチベーションは高かったと思います。
最初にやったのは、新しく株式投資に関するコラムを1から作るという施策です。
広告から入ってきたユーザーに、自分が書いたコラムページを見せる。っていうものを企画しました。
新NISAが始まったタイミングでしたので新NISAを解説するコラムを企画しました。
最初は、自分で書けると思っていませんでしたが、ユーザーのニーズとして、新NISAについての関心が伸びていることはわかっていたので、このチャンスに上手く波に乗ることができれば、このメディアは成長すると思って自分が書くという企画にしました。
1年目の8月でしたので、入社4か月です。
新NISAというのは、株とか投資信託などの投資によって利益が発生したら、通常、そこに20%ほどの税金がかかり、引かれるんですが、新NISAで運用するとその20%の税金が免除されるという金融制度です。
新NISAに興味を持つ人の層は、老後の20年後とか30年後に備えて今から新NISAで自分の財産を運用しようと始める人が多いと思います。
新NISAで投資できる金融商品でS&P500っていう商品があるのですが、S&P500とはなにか?メリットとデメリットは?S&P500を開設するのにおすすめの証券会社は?などです。
あとは、S&P500と比較して迷う方が多いオールカントリーという金融商品との比較もし、S&P500の良い点を解説するコンテンツもつくりました。
アメリカで上場している上位500の名柄、例えばAppleとかAmazonとかネットフリックス、マイクロソフトといった、上昇しそうな有名なアメリカの企業を上位500社まとめて投資できるという投資信託です。
S&P500がアメリカの企業であるのに対し、アメリカだけじゃなくて、世界中のいろんな国の上場企業の中から成長している企業にまとめて投資できるという商品です。
証券のことは本当に最初は何も知りませんでした。
証券メディアを運営し興味を持ち、今では、証券外務員一種っていう資格も取りました。
証券会社で働く人や、銀行で投資信託を販売する方なら持っていなければいけない資格です。この資格を取得することで株や投資信託、NISAの仕組みなどを深掘りして学ぶことができました。
やはりユーザーに分かりやすく伝えるとなると、ユーザーが知ってる情報の5倍とか10倍の情報を知っていなければいけないと思います。多くを知った中から厳選した情報を伝える必要があると思います。
そこで、まずは自分自身がちゃんと知識を蓄えて発信することで、ユーザーに最適な選択をして欲しいと思いました。
まだ、他のメディアを担当したことはありませんので何とも言えませんが、私は結構一つのことに没頭するタイプなので、他のメディアでも、資格をとることで学べるのなら取ると思います。
時期によって変動はありますが、今月は27万ユーザーが見に来ています。
反応として一番変わったのは、証券口座を開設するユーザーがあきらかに増えたことです。
口座を開設してくれるユーザーが増えたことで、会社の利益も伸びます。
結果として、私たちが担当するメディアへの広告費用は月1,000万円ほどに上がりました。
私が担当した新NISAに関しては、一番多かった売上が2700万円でした。
利益としては月1000万円近かったと思います。
そうですね。
ページを見た何人の人が証券口座を開設し、投資をはじめたか。
その数字がお客様への貢献だと思っています。
すべての関係者に貢献すべきだと思っています。
ユーザーにも利益をもたらせるメディアであっていきたいですし、広告主にももちろんそうです。
そして、自社の利益も必要なので、そこの3つの関係者がwin-winになれるような、そういったメディアを目指しています。
今は1メディアの担当者ですが、ここからさらに後輩や外部のクライアントの方、ライターなど、そういったいろんな関係者の方を巻き込んで大きなプロジェクトを動かすリーダーシップのある人材になりたいと思っています。
私は、小さなころから仮説を立てて試しながら、何がダメだったか、何が良かったかを検証し、繰り返すことで成果を上げるタイプでした。
クラシックバレエでいうと入賞できなかった大会があったとしたら、入賞した人たちがどんな曲を踊ったのか、どういう振り付けだったのか、どんな技を使ったのかを確認します。
そして、自分と一番決定的に違うのは何かっていうのを検証し、じゃあ次は入賞した人に合わせて曲を変えてみようとか、振り付けを変えてみよう、衣装を変えてみようとか、良いものに寄せていきながら、成果を上げていくというところがありました。
ひとつは、データを見ながら、目標数値にたどり着くまで自分なりに仮説を立てて改善を繰り返していくスキルですが、もうひとつはメディアづくりやクリエイティブな面に関してはやはり自分を表現できたり、わかりやすく伝えるという発信スキルが高い人はコンテンツをつくれると思うので向いてると思いますね。
データ分析を元に改善を繰り返すスキルと、わかりやすく表現できるスキル。
この2つのスキルを持った人が向いていると思います。
バレエも似てはいるんですけれど、決定的に違うのは数値で評価されるものじゃないことです。
審査員の感覚や見てるお客さんの感覚で評価されます。
ただ、選ばれるか選ばれないかは、受け手がどう感じるかによるわけですから、選ばれるために相手の感情を考えるということはクラシックバレエもマーケティングも同じだと思います。
マーケティング職の面白さ、難しさはいろいろあると思うのですが、私としてはマーケティングっていうのは積み重ねの仕事だと思っています。
どうしてもマーケティングと聞くと華やかな世界に見えると思うんですけれども、そこに至るまでには細かなデータの分析であったり、商品についての勉強だったりすべてが積み重なって最終的にそれが数値として返ってくるものです。
地道にコツコツと積み重ねが必要になるという点が難しさだと思います。
そして、積み上げたことや自分の仕事が数値となってお客様にどのように影響を与えたかがわかることが面白さだと思います。
あくまで私の考えですが、ひとつ目は、1年目からしっかり裁量を持って働けることができる環境を選ぶと良いと思います。
裁量があるだけではなくて、アイデアがしっかり出しやすい環境であることも重要です。
社員の方の雰囲気によっては、なかなか自分の意見を言えなそうな会社もあると思うんですが、親切に耳を傾けてくれて、かつ自分のアイデアも出しやすい。
そういう環境で、自分のやりたいことを裁量を持ってできる環境がいいんじゃないかなと思います。
ふたつ目は、長く続けられる会社が良いと思います。体力的にも精神的にもです。
体力的なことでいうと労働時間、残業時間が大事ですし、精神的な面では人間関係です。
この2つが自分にとって長く働ける環境かどうかは大切だと思います。
私の場合は、入社前の面接と二次面接を重ねて、どんなふうに業務が進むかというような話がありました。
そこで、2、3ヶ月目には自分の担当を持てるというような話がありましたので「本当に裁量がある職場なんだな」というのは思っていました。
あとはその面接を通して社員の方とお話しさせていただいたんですけど、その中で皆さん、物腰が柔らかく、社員の人柄を重視しているというようなお話も聞けたので、すごく働きやすいのではと思いました。
よく、裁量は激務の対価という話をよく聞きますが、私は、激務ではなくても成長できると思うんです。バリューファーストはまさに裁量の対価に激務を求めない会社だと思います。
目指しているもの、これまでの歩み、事業内容、社内文化など
弊社のすべてをコンパクトにまとめたスライドです。
ご応募の前に是非御覧ください。
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