自身のお金だけでなく、投資先によっては社会の豊かさにも貢献するというすばらしい方法!
でも投資のイメージは「大損」や「家庭崩壊」というネガティブなものが大半です。
本来の投資の意味からはかなりかけ離れたものです。
本記事の内容:
投資をしていると言うと引きつった顔をされることがあります。
不動産投資や仮想通貨では、詐欺が取りざたされ評判はすこぶる悪いですね。
ですが、平均よりもお金を持って、幸せに暮している人の多くは投資をしています。
本屋では投資でお金を稼ぐ書籍が平積みされてよく売れていますね。
しかし、多くの方は投資に興味があっても証券会社に口座を開くこともしません。
このままでは、時間を無為に過ごして損をしてしまうかも!
そんなことがないように、投資の意味とは何なのかを見ていきましょう。
投資をする意味とは?
投資をするには、資金となるお金と商品を調べる時間が必要です。
株式にしろ投資信託にしろ、何千と種類があり、そのすべてが利益を生むとはかぎりません。
よく調べ、吟味しないと損をするかもしれないのです。
お金に働いてもらってお金を増やすとは
一般的にお金を増やすには労働がつきもの。
働いて経営者から賃金をもらうか、自分で会社を経営してお金を稼ぎます。
確実にお金になる方法ではありますが、業種によって金額に限界がありますね。
弁護士や医師は年収が何千万円にもなりますが、ファーストフードのアルバイトではせいぜい200万円台です。
投資とは、労働をしないかわりにお金を投資用の口座に預けて、運用され、増えた分を受け取ることを意味します。
私たちが銀行にお金を預けると、銀行はそのお金を企業に融資します。
すると、企業は利息をつけて銀行に返済。
そうやって生まれた利益の一部が私たちの口座に振りこまれているのです。
金利が高い時なら銀行に預けることもある意味で投資だったかもしれません。
貯蓄と投資の違いは?
元本が保証されているのが貯蓄で、元本が増える可能性もあれば減る可能性もあるのが投資です。
- 元本保証あり:貯蓄
- 元本保証なし&お金の増減あり:投資
元本とは口座に預けているお金のこと。
100万円を預けておけば、その100万円が元本となります。
2020年現在の金融機関では通常の預金で1,000万円までが元本保証です。
たとえ預けている金融機関が倒産しても1,000万円までは保証され、それを越える部分については金融機関の状態により支払われます。
対して、投資はお金に働いてもらうのですが、投資先によっては損をすることも。
投資の中には「元本保証」を売りにしているものもありますが、返ってくる利益も少ないのがほとんどです。
そこそこの利益~の投資に元本保証はありません。
投資の4つのネガティブ
投資と言うと警戒されるか、危ないんじゃない?と警告されることが多いです。
多くの日本人にとって投資は馴染みがなく、自分たちの生活とは別の世界。
悪く言えば金の亡者がやることというイメージが強いようです…。
こういったネガティブ感情がどこから来るのか考えてみました。
日本では投資することが感情的にネガティブなのかな。バクチのように思ってしまう。
— ふくちはるき (@fukuchiharuki) February 10, 2016
投資ネガティブ①:保険が大好きすぎる日本人
日本の医療制度は世界的に見てもすばらしいものです。
ほとんどの方が社会保険か国民健康保険に加入しており、いつでも病院で治療を受けられます。
たとえに入院・手術をして高額な医療費がかかっても、高額医療費支給制度というものがあり、収入に合わせて一定の金額までしか請求されない制度も存在しますよ。
一方、先進国代表のアメリカでは、保険代が高すぎて加入できない人が多いのが実情…。
そのため、治る病気で亡くなる方も……。
医療制度で恵まれた日本ですが、日本人はさらに多くの保険に入る「保険好き」として知られています。
万が一の時には必要ですが、3つも4つも入ることはないでしょう。
毎月の保険料だけで相当の金額です……。
このように日本人は「安定」や「安全」、「平穏」を選ぶ気質にあります。
その点において投資は真逆の性質です。
増えることもあれば、減ることもある。
減るのがイヤなことはわかりますが、中には投資でお金が増えることに対して罪悪感を持つ方もいますよ。
このネガティブ感情は、安定から離れているからと思われます。
投資ネガティブ②:投資=不労所得?
労せずして得たお金・不労所得。
現代では広告収入を得るアフィリエイトや転売がそれにあたり、ネガティブ感情が強いです。
もちろん、取り扱っている商品ややり方によるのですが、風当たりは強い…!
そして、投資も不労所得の一つとしてネガティブに受け取られています。
どうやら、預けているお金が働き、生まれた利益が振りこまれるので「不労」と考えられているようです。
しかし、投資は厳密に言えば不労どころか、勤労所得!
何千とある投資商品の中から良いものを見つけるために、企業のチャートから財務諸表、業界の成長性など諸々を調べつくします。
調べてGOODな商品ならいいですが、ほとんどはNG案件…。
そのたびにイチからやり直します。
また、よく調べたからといって、必ず得するともかぎりません。
コロナウイルスのように業界に関係なく影響を与えていく通り魔的な存在がいるのです。
投資とは不労どころか超勤労所得ですよ!
投資ネガティブ③:大損するというイメージ
投資でもっとも多いのが、大損や破産のイメージです。
「xxxさんは株で失敗して、財産は失い、離婚もした」同じような話は聞いたことがあるのではないでしょうか?
破産をするような無茶な投資は、本来の投資とは違います。
これは投資でなく、投機でしかありません。
投機とは一発逆転を狙って、ハイリスク・ハイリターンな商品に賭けるギャンブルのようなものです。
投資は、これから上がってきそうな商品を安いうちに買っておくもの。
高くなったら手放すのもあれば、長期間保有するものもあります。
決して大損するようなものではありません。
投資ネガティブ④:アニメから見えるお金の稼ぎ方
人気のアニメの中で投資をしてお金を増やしているシーンはあまりありません。
むしろ、貧しいまま生涯を終える物語が人気があります。
フランダースの犬、火垂るの墓がそうです。
フランダースの犬なんて、家賃が払えない中で大金の入った財布を拾い、持ち主である罵詈雑言を浴びせてきた幼馴染の父親に返しています。
その後、教会で凍死。
村八分にしてきた張本人たちが詫びるのですが、これは美談で片づけていいのか悩みませんか?
しかも、話には続きがあり、ネロを亡くした幼馴染は大人になると修道院に入ります。
幼馴染の家は村の土地のほとんどを所有する大地主であり実業家です。
貧しさで友を亡くしたのなら、お金を稼ぎ孤児院や学校を建てる方がよほど賢明だし、運営のために雇用も生まれてみんなハッピーなのではと思います。
政府も投資を後押し!投資の本当の意味
あまり投資について言及してこなかった日本政府ですが、投資分を非課税にするNISAやiDeCoを用意しました。
日本も取り入れた意味は、平均寿命が伸びたことがあげられますね。
というのも、年金制度がスタートした時の平均寿命は女性でも70歳を越えませんでした。
それが今では、もう少しで90歳を超えそうなところまできています。
反面、出生率は下がるばかり。
年金を受け取る人は増え続けているのに、支払う人は減っていることを意味しているのです。
年金の保険料を上げる対応も限界があります。
すでに支払えない人もいるほどです。
・携帯料金も払えない。
・交通費も無い。
・高校と専門学校の奨学金が返せない。
・20歳になったから年金も払わなきゃいけないのにそれも出せない。4月25日まではどうにかなるけど以降は以上の事もあって生活が出来ない。
#現金よこせ— うずき@交換ツイフィ必読 (@uzuki_trade75r) March 27, 2020
就業はしてるけど一時的に年金支払い免除?先延ばし?って出来るのかな ケータイ代すらも払えないから年金相談したい あとでググるけど
— ぅぁ~ (@AUUUA92) March 27, 2020
「お肉券」と「お魚券」だって。年金なんて払えないから2000万円貯めておいてね!って国だもの。助けてもらおうなんて考えちゃいけないね。
— 濃厚味噌かつ乃 (@misokatsuno222) March 26, 2020
だからこそ、自分たちの年金は自分たちで運用して増やしてくださいという制度が取り入れられました。
ずいぶんネガティブなことから打ち出してきたNISAとiDeCo。
でも、これは自分の人生を豊かにできるのは自分だけという意味です。
NISAもiDeCoも、株式投資も投資信託も、すべては将来の豊かさのためにすることですね。
貧しくなりたくてやる人はいません。
投資の本当の意味とは「未来の幸せのためにやる」です。
投資のリスクの対応方法は?
投資には必ずリスクがつきもの。
様々な理由で投資したお金の価値が下がっていくことがあります。
しかし、多くの場面において、すべての業界で価値が下がることは稀です。
今回のコロナの影響により飲食業界は痛手を受けています。
しかし、その一方ではデリバリー業界や家の中で遊べるゲームやおもちゃ会社の需要は上がりました。
投資をする上で、できるだけ損を少なくする方法は様々な業界に分散して投資をすることです。
そうすれば、一つの原因で預けていたお金が一気に減るということは避けられます。
まとめ:投資の意味を知ることは豊かさへの第一歩
中身を見てみると怖くないのが投資です。
振り返ってみると、お金を預ける→企業が運営する→利益が出たらリターンとして手元に戻ってくる。
基本はこの流れです。
また、投資におけるネガティブ感情は、お金はがんばって働かないと増えないという考えや、清貧を重んずる部分、他者から聞く投資の大損エピソードからきていると思われます。
そんな方々には投資はなじみが薄く、よくわからないものとして避けられているところも。
損をするリスクはあるものの、投資先を吟味して分散投資をすれば、一つの原因でガタガタと下がることは避けられます。
将来の生活を守るためにも、これからの投資を考えていきましょう!
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