信託報酬や日本を含むかどうかがキーとなっています。ぜひ参考にしてください。
なぜ楽天VTを選ばなかったか、その理由を解説します。
今回の記事の概要
楽天VTとeMAXIS Slimで迷ってる方に向け
- eMAXIS Slim全世界インデックス(除く日本):運用実績
- 楽天VTを選ばなかった理由
楽天証券には米国投信会社のETFを買い付けている独自の投資信託が存在します。「楽天VTI」や「楽天VT」と呼ばれているものです。
その中で全世界に投資するインデックスファンドが楽天VT。
もちろん選択肢のうちのひとつでしたが「eMAXIS Slim 全世界インデックス(除く日本)」を運用することにしました。
その理由を解説していきます。
最後までぜひご覧ください。
タップできる目次
eMAXIS Slim全世界インデックス(除く日本):運用実績
まずは運用した実績を見ていきましょう!
投資額 | 時価評価額 | 評価損益 | |
2018年10月 | 2,975円 | 2,967円 | -8円(-0.27%) |
2018年11月 | 4,483円 | 4,447円 | -36円(-0.81%) |
2018年12月 | 5,870円 | 5,547円 | -323円(-5.82%) |
2019年1月 | 6,617円 | 6,237円 | -380円(-6.09%) |
2019年2月 | 8,636円 | 8,786円 | +150円(+0.83%) |
2019年3月 | 10,077円 | 10,450円 | +373円(+3.00%) |
2019年4月 | 11,310円 | 12,046円 | +736円(+6.11%) |
2019年5月 | 15,498円 | 15,787円 | +289円(+2.31%) |
2019年6月 | 17,241円 | 17,473円 | +232円(+1.33%) |
2019年7月 | 17,241円 | 18,041円 | +799円(+4.63%) |
2019年8月 | 解約 | – | – |
※この原資は楽天ポイントのみ。現金は入金していません。
楽天ポイントで、しかも長期的運用なので小規模なマイナスは気にすることなく淡々と積み立てていきます。
(2019年7月追記)
これまで分散して投資してきましたが。米国最強過ぎなので、運用する投資信託を楽天VTIに一本化しました。
詳しくは、【徹底解説】楽天証券の楽天VTI・楽天VWOをご覧ください。
楽天ポイント投資で運用しています
2017年8月から楽天証券で楽天ポイントで投資信託が始められるサービスがスタートしました。
楽天ポイントで投資信託を買えるということは、実質0円で投資ができるということです。
自分からの持ち出しがないということは、リスクもゼロ。
楽天ポイントで投資信託する理由やメリット・デメリットも解説しています。
【実績公開】楽天ポイント投資のメリット・デメリットをレビュー!初心者におすすめの始め方
ノーリスクではじめられるチャンスですね…!
楽天VT・eMAXIS SLIM全世界インデックス:概要
では、両者の概要を比較していきます。
略称 | 楽天VT | Slim全世界(除く日本) |
購入時手数料 | ノーロード | ノーロード |
信託報酬 | 0.2296% | 0.15336% |
保有銘柄 | 8,077種類 | 2,234種類 |
日本株有無 | 日本株含む | 日本株除く |
純資産額 | 136億円 | 22億円 |
最低投資額 | 100円 | 100円 |
NISA・つみたてNISA | ◯ | ◯ |
どちらも全世界に投資するタイプの国際分散を行うインデックスファンド。
大きく違う点として、信託報酬(コスト)と日本株を含んでいるかの有無があげられますね。
選ばなかった理由①:実質コスト(信託報酬の差含む)
今回、楽天VTを選ばなかった理由のひとつにあげられるのが実質コストの差です。
両者ともに購入時手数料は無料(ノーロード)で同じですが、信託報酬は0.0076%の差がありSlim全世界のほうが安くなっています。
さらに信託報酬にプラスで「隠れコスト」と呼ばれるコストが存在し、
[ 手数料+信託報酬+隠れコスト = 実質コスト ]
と言われています。
では実際に実質コストにどのくらいの差があるか確認してみます。
実質コスト:楽天VT
実質コストは運用会社が発行する運用報告書に記載されている場合がほとんどです。2018年9月に楽天バンガードシリーズの運用報告書が発行されました…!
▼運用報告書の一部抜粋
合計コストは0.304%でした。(すでに公表されている信託報酬を上回っていますね…。)
ただし運用期間は292日間だったので、1年(365日)換算を単純計算で行うと、合計コストは、0.38%になります。
さらに、投資元であるVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)の信託報酬0.1%を含めると、
【実質コスト0.48%】
という結果でした…。
※この場合の隠れコストは、[ コスト合計0.48% – 信託報酬0.2296% = 0.2504% ]となります。
実質コスト:Slim全世界
Slim全世界は、実はまだ隠れコストが判明していないのが現状。
とはいえ、すでに運用しているファンドから推定することができ、推定値ながらも
【実質コスト0.240%】
とのこと。
隠れコストは[ コスト合計0.240% – 信託報酬0.15336% = 0.08664% ]となります。
※隠れコストはこちらのサイトを参考にしました:しんたろうのお金のはなし
実質コストを比較
ということで両者の実質コストを比較すると。
楽天VT | eMAXIS Slim全世界インデックス | |
信託報酬 | 0.2296% | 0.15336% |
隠れコスト | 0.2504% | 0.08664% |
実質コスト | 0.48% | 0.24% |
以上の結果となりました。単純に楽天VTは、Slim全世界とのコスト差が2倍ありますね…。
まずひとつめの理由がこの実質コストの差でした。
選ばなかった理由②:日本株式を含むかどうか
ふたつめの理由として、日本株式を含むかどうかという点です。
まず日本株式のここ10年のチャートを見てみましょう。
リーマンショックでの下落後、大きく上昇していますが未だ過去最高価格は超えられていません。(史上最高値1989年:38,957円)
さらに直近の暴落時の値動きを見てみます。
▼2月暴落以降の日経225の値動き
一度高値になりましたがその後はすぐ下落…という状況です。
ここからはぼくの考えなんですが、この先日本の景気がよくなるイメージがどうしてもしづらいのが現状。
であるならば新興国を含めた日本以外の全世界に投資したかったというのが大きな理由のふたつめです。
すでにひふみプラスを運用している
上記にプラスして2年以上前からひふみプラスを運用しているので、日本株への投資はこれで十分というのも理由です。
ひふみプラスは好パフォーマンス中です。
2年以上運用しています。
ひふみプラスの最新実績は、【運用実績】ひふみプラス(ひふみ投信)33ヶ月目 | 評判・口コミで解説していますので気になったからはぜひご覧ください。
ちなみに…楽天VTIは運用中です
余談ですが、他の楽天バンガードシリーズである楽天VTI・楽天VWOは運用中です。
特に楽天VTIについては、米国経済これからまだ伸びると思っているので選択しました…!
【徹底解説】楽天証券の楽天VTI・楽天VWO | つみたてNISA人気ファンド
まとめ:eMAXIS Slim全世界にしました!
以上の理由から楽天VTではなく、eMAXIS Slim全世界インデックス(除く日本)に投資するとこにしました。日本への投資はひふみプラスでOKです。
「Slim全世界(除く日本)+ひふみプラス」で、全世界に分散投資しつつ国内はアクティブに攻める」というけっこういい組み合わせなんじゃないでしょうか?
今まで世界株式と日本株式(投信)を組み合わせていた人は、このファンドを利用する事で日本株のかぶりがなくなりますね。ここもメリットだと思います。
もしSlim全世界(除く日本)を買うなら今は楽天証券一択です。ポイント投資や他の楽天バンガードシリーズが買えますしね。
無料で口座開設で3ステップ5分程度でできますので、始めるなら今です。
この機会にぜひ始めましょう!
ポイント投資ができる楽天証券はマストで登録
楽天証券は次々と革新的な取り組みをしている証券会社で、今一番注目されているのは「楽天スーパーポイントで投資信託が買えるポイント投資」です。
ポイントを使った投資なので実質リスクゼロ…!
これから投資をはじめてみたい方も痛手なくお手軽にはじめることができますよ。
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