今回はウェルスナビの手数料を解説します。
本記事の内容:
ウェルスナビの手数料は高い?安い?を徹底解説します。
「ウェルスナビの手数料1%は高い」と言われていますが、本当に高いのか、それとも安いのか検証してみました。
結論は以下の通り。
- 投資初心者や時間がなく忙しい方は、「安い」
- 投資経験豊富で海外ETFなどウェルスナビに頼らず投資できる方は、「高い」
この記事を読めば、ウェルスナビの手数料のことがすべて分かります。ぜひじっくり見てください。
なお、ウェルスナビの最新実績は、ウェルスナビ(Wealthnavi)の実績・評判で解説していますのであわせてご覧ください。
ウェルスナビの手数料は高いけど安い!
ウェルスナビの運用手数料は1%です。
※預り金3,000万円を超える部分は0.5%
100万円で運用していたとしたら、年間約1万円の手数料です。
ツイッターなどの口コミでは高いという声も多くあります。
ウェルスナビ、解約の方向だな。手数料とられすぎ。積立してるからこれからどんどん高い金額取られると思うと効率悪いし別に自分で買えるくらいのポートフォリオしか組んでない。
金には投資しないけどw— ケイ(左遷中) (@kbo_110) 2018年6月13日
再度、結論です。
- 投資初心者や時間がなく忙しい方は、「安い」
- 投資経験豊富で海外ETFなどウェルスナビに頼らず投資できる方は、「高い」
ウェルスナビを運用している多くの人は、毎日忙しい生活を送っているサラリーマンではないでしょうか?
そんな毎日を送っていたら、海外ETF・債権・金などの運用+リバランス+DeTax(税金の最適化)ってできますか…?
ぼくならできません……。
そういった方から考えると、お金預けるだけで自動で運用してくれるので、「安い」と判断できます。
投資経験豊富な方はそもそも自分で運用できるはずなので、手数料は高く感じると思いますし、ロボアドバイザーはやる必要ありませんよね。
なので、立場の違いによって高いか安いかは異なりますが、上記のような方にとっては、安い!
そりゃ複数の証券口座を所有し、小数点以下の信託報酬を目ざとく比較し、煩わしい確定申告をものともせず海外ETFに投資してる猛者たちからすれば、ウェルスナビは割高なサービスかもしれないけど、全ての人がその猛者の高みに辿り着くわけじゃない。
— ニサ (@Nisanis_a) September 23, 2018
ウェルスナビの手数料【具体的に説明】
手数料1%とありますが、実際の内訳を見てみましょう。
手数料内訳:
- 入金手数料
- 出金手数料
- 売買手数料(金融商品買付け時の手数料)
- 為替手数料(円とドルの交換時の手数料)
- 為替スプレッド(為替取引時の手数料)
- リバランス(資産配分を変更する時の手数料)
- DeTAX(自動税金最適化の手数料)
以上の内容が手数料1%に含まれています。
そうなんです。すべて含んで1%です。
自分で投資するときはこの辺の手数料も考えて投資しなくてはいけません。
手間と労力を考えたら……もう結論は出てますよね…!
Q:ウェルスナビなんて手数料が高いだけなのによくやってられますね(笑
A:そう思われるのなら楽天全米か全世界株を買われたら
いや自由なんじゃないですか?
特に初心者の方は自動でリバランスと化されますし、お手軽だでハードル低く投資を始めるには良いと思いますあと私はやっていませんよ
— サトウカズオ🇹🇷スワップ投資FX自動売買 (@tryjpyFX) August 3, 2019
補足①:手数料の支払い時期
手数料支払日は運用した次月の1日です。
- 支払う手数料:1日分の手数料 × 運用した日数
- →1日分の手数料(計算式):その日の時価評価額(現金除く)× 1% ÷ 365 × 1.08(消費税)
例えば、現金除く時価評価額が100万円だった場合の計算式は以下。
- 1日分の手数料 → 1,000,000円 × 1% ÷ 365 × 1.08 = 約30円
- 1ヶ月分の手数料 → 30円 × 30日 = 900円
時価評価額が変わらなければ100万円投資すると1ヶ月あたり約900円の手数料となります。
※補足
時価評価額は日々変動しているので、実際の手数料は毎日1日分を計算し、1ヶ月分の合計額を導いている。
補足②:他にかかる費用(信託報酬)
他にかかる手数料は、海外ETF運用するための信託報酬がかかります。
※ETFにかかる手数料なのでウェルスナビの手数料ではありません。
信託報酬は0.11%〜0.14%かかります。
上記の手数料1%と合計すると、約1.2%が運用にかかる費用ということになります。
補足③:ウェルスナビの分配金
ウェルスナビは海外ETFに投資しているため分配金を受け取ることができます。
※特に何かすることはなく勝手に口座に振り込まれています。
▼実際に振り込まれた分配金
そこで実際に手数料と分配金どちらが多いのか調べてみました。
ウェルスナビの手数料と分配金の関係が気になったので調べてみた。
H29.3〜H30.2の丸1年間で
手数料は、5124円
分配金は、8087円😇ってことは手数料1%は少し高いものの、分配金で手数料以上にもらってるってことだ🤔 pic.twitter.com/vuIp8eZ3xK
— ノガ@投資金額1000万円突破! (@noggylog) 2018年6月12日
ウェルスナビの手数料と分配金の関係が気になったので調べてみた。
H29.3〜H30.2の1年間で
・手数料は、5,124円
・分配金は、8,087円
ってことは手数料1%は少し高いものの、分配金で手数料以上にもらってるっ
分配金にはあまり言及されてなかったイメージなので、ちょっと気になって調べてみたら、手数料以上に分配金を受け取っています。
長期割で最大0.90%まで割引!
ロボアドバイザー各社に先立ってウェルスナビから手数料割引サービスの「長期割」が新設されました。
「長期割」は、最大0.90%(年率)まで段階的に手数料を割り引きます。
割引幅は長期割判定額によって異なり、「50万円以上~200万円未満」なら0.01%、「200万円以上」なら0.02%を割り引きます。
引用:ウェルスナビ公式サイト
預り資産と運用期間によって段階的に割引されます。
▼長期割
預け入れ資産が50万円以上なら5.5年で段階的に手数料0.9%に、200万円以上なら3年で手数料0.9%になります。
長く運用している方に還元するサービスなので非常に好印象ですね。
DeTAX(自動税金最適化)でさらに割安に
ウェルスナビには自動税金最適化と呼ばれるDeTAX機能がついています。
DeTAX(デタックス)は、税負担を自動で最適化する機能です。
分配金の受け取りやETF(上場投資信託)の売却によって利益が実現すると、その利益に対して税負担が生じます。DeTAXは、税負担が4千円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べます。繰り延べがなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できます。
具体的には、リターンがマイナスになっている銘柄をいったん売却して損を確定させます。すでに実現している「利益」と、売却によって実現した「損」を相殺することにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにし、税負担を翌年以降に繰り延べます。
また、リターンがマイナスになっている銘柄の売却と同時に、同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格で買い戻します。これにより、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)を維持したまま、税負担を自動で最適化することができます。
カンタンに説明します。
①ウェルスナビで一定以上(2万円以上)の税負担が発生
▼
②ポートフォリオの中で含み損となっている銘柄を売却
▼
③売却した銘柄を同じ数量、同じ価格で買い戻す
※この作業をウェルスナビが自動で行ってくれます。
こうすることで、損失と利益を相殺して税負担を少なくする(節税)仕組みとなっていて、節税できた分は再投資しているので資金効率が格段にアップします。
DeTAX機能によって年間0.4~0.6%程度の負担減となるそうです。
最終的に手元に残るお金をより多くしてくれる仕組みがウェルスナビには備わっているんですね。
ウェルスナビのデメリットとして手数料1%が高いと言われていますが、このDeTAX機能があることを考えると手数料は0.5%程度と計算できますね。
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0.6%代まで手数料を抑える
やれば確実に手数料は抑えられます。その方法が以下。
- 少額でウェルスナビを運用し、ポートフォリオを把握
- 本資金を使って自分でETFを購入
ウェルスナビと同じパフォーマンスを出しながら手数料を0.6%代まで落とすことができます。
▼自分で購入した場合のコスト一覧(リスク許容度5の場合)
組み入れETF | 売買手数料 | 信託報酬 | |
米国株 | VTI(楽天VTI) | 無料 | 0.1696% |
日欧株 | VEA | 0.45%(+為替手数料) | 0.07% |
新興国株 | VWO(楽天VWO) | 無料 | 0.2696% |
米国債権 | AGG | 0.45%(+為替手数料) | 0.05% |
金 | GLD(国内金ETF) | 無料 | 0.50% |
不動産 | IYR | 0.45%(+為替手数料) | 0.44% |
※ETF名の後に()のあるものは、さらに手数料を抑えられる代替商品
どのETFも1%は超えていませんね…!
100万円を投資したとして、どのくらいウェルスナビと違いが出るのか具体例で比較してみます。
▼自分で購入した場合とウェルスナビの手数料比較(例:100万円投資)
組み入れETF()内は代替商品 | トータルコスト | ||
自分で購入 | ウェルスナビ | ||
米国株 | VTI(楽天VTI) | 572円 | 3,370円 |
日欧株 | VEA | 2,536円 | 3,380円 |
新興国株 | VWO(楽天VWO) | 391円 | 1,450円 |
米国債権 | AGG | 364円 | 500円 |
金 | GLD(国内金ETF) | 582円 | 800円 |
不動産 | IYR | 559円 | 500円 |
合計 | 6,056円(0.6%) | 10,000円(1.0%) |
100万円投資した場合、約0.4%、金額にすると4,000円の手数料の違いがあります…!
100万円なのでたった4,000円(0.4%)か。と思う方もいるかもしれませんが投資金額が大きくなるとより手数料も高くなるので、されど0.4%ですよ。
これでウェルスナビを同じパフォーマンスを出しながらも、手数料を抑えることができるのです。
とはいえ、この方法は弱点がある
想像つくかもしれませんが、ひとことでいうと「超めんどくさい」
完全にウェルスナビと同じポートフォリオを組むなら、リバランスしたタイミングで自分もしなければいけないので手間がかかります。
さらに短期で買ったり売ったりを繰り返すと、売買手数料がかかりコストもかさんでしまいますね。
自分で購入する方法は大きな金額を扱う方や、投資に割ける時間がある方が使うと恩恵がありそうですが、初心者の方は、素直にウェルスナビを運用するのがいいですね。
ウェルスナビ、最初は「手数料高いだけじゃん」と思ってましたが、世の中の多くの人は「手数料を払っても任せたい」層もあるんですね。目から鱗でした😌#インデックス投資ナイト
— go-en(ごえん) (@goen_0615) July 6, 2019
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この機会を逃さないように…!
まとめ:ロボアドバイザーならウェルスナビ!
ウェルスナビの手数料1%は「安い」と言えますね!
特に本業が忙しいサラリーマンの方にはほったらかしで運用できてかなりおすすめです。
自分でコストを抑えようとすると、ぶっちゃけ手間がかかるので、完全に自動で運用したい方にはウェルスナビ推奨です。
無料で登録可能で、手数料1%以外にお金を取られることはありません。(わかりやすい体系もいいですよね。)
ウェルスナビ 投資ガイド
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