投資信託

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

お釣りとポイントでコツコツ資産形成できることが魅力の「トラノコ」。

今回は資産運用初心者向けに、トラノコの仕組みや使い方メリットデメリットについて解説していきますのでぜひご覧ください。

この記事でわかること
  • トラノコとは何か
  • トラノコの使い方
  • トラノコのメリットデメリット
  • トラノコでのおすすめ運用法

トラノコとは

トラノコとは、お釣りで資産形成することが出来るアプリケーションのことです。

ANAマイルやナナコポイントなども投資に利用することが出来るため、コツコツ資産形成したい人にはもってこいの仕様となっています。

ここでは、トラノコの始め方とトラノコの資産運用の流れを中心に解説していきます。

トラノコの始め方

投資講座申込

トラノコは、「口座開設申込」で下記の情報をを入力することで口座開設をすることが出来ます。

トラノコの開設に必要な情報
  • 生年月日、氏名、住所
  • 運転免許等の本人確認書類のアップロード
  • マイナンバー情報の入力

おつりデータ取得、クレジットカード等の登録

口座を開設したら次はおつりデータを取得するためにクレジットカードと家計簿アプリの連携を行いましょう。
毎日のお買い物のおつりデータを取得するための設定であり、おつりデータを取得するには、「会計簿アプリに連携する」か「トラノコお釣り補足サービス」に登録する必要があります。

ちなみに、トラノコが提携している家計簿アプリは以下の通りです。

提携家計簿
  • Money Forward
  • Zaim
  • Moneytree

これらの家計簿アプリを使っている場合は連携させ、家計簿アプリを持っていない場合のみ「トラノコおつり補足サービス」を用いることがおすすめです。

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(クレジットカード等の登録について | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」)

上の図のように「トラノコお釣り補足サービス」を利用する際には、クレジットカードを紐づけさせる必要があるのでその点には注意しましょう。

ファンド設定、口座設定

これらの紐づけが終わったら、次はファンド設定と引き落とし口座設定を行っていきましょう。

ファンドは、以下3つより構成されていて、いずれかを選択することが出来ます。

ファンド一覧
  • 大トラ
  • 中トラ
  • 小トラ

ファンドの詳細や運用成果についてはトラノコの運用成果で解説していますのでそちらをご覧ください。

ファンドを選択したら次に、投資資金を引き落とす口座を設定しましょう。

投資資金は、毎月1回投自動で引き落とされます。

簡易書留設定、マイナンバー設定

投資口座申し込み後に数日程度で簡易書留郵便が送付され、そこに記載された「確認番号」をアプリ上で入力する必要があります。

ちなみに、投資口座に申し込んだ方の中で情報を入力されてない方のみマイナンバー情報を入力する必要もあるため注意してください。

この一連のプロセスを経れば登録完了で、登録をすべて完了した人には、200円分のポイントがプレゼントされます。

それでは次に、実際にトラノコにおける資産運用プロセスについて見ていきましょう。

トラノコの資産運用

トラノコの資産運用のファーストステップは「お買い物すること」です。お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(おつりで投資の仕組み | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」)

この際にはしっかりトラノコお釣り補足サービスもしくは家計簿アプリと連携していることを確認するようにしましょう。

セカンドステップは「どのお釣りを入れるのかを選択することです。」

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(トラノコの始め方 | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」)

ここでは投資したいお釣りを選択するだけです。

また、「おつり」におけるお買い物金額の端数は「100円単位」「500円単位」「1000円単位」の3段階で設定することが出来ます。

そのため、例えば320円の買い物をしたとすると、100円単位なら80円、500円単位なら180円、1000円単位なら680円のおつりがくることになります。

このお釣りの端数設定は積み立てしたい金額に応じて設定するようにしましょう。

サードステップは「おつり」の引き落としと「運用状態の確認」です。

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(おつりで投資の仕組み | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」)

おつりは毎月一回、その月に投資選択した「お釣り」の合計が、登録している銀行口座から自動で引き落としされ、その際には、毎月の投資上限額の設定もお釣り投資への投資資金の追加も行うことができ、自動で運用に回すことが可能です。

運用状態は投資している資産の構成情報までわかり、いつでも出金可能であるため安心して利用することが出来ます。

まとめ

トラノコは資産運用サービスで、税金が発生したり法令を遵守しなければならない観点から、手続きが煩雑です。

また、家計簿アプリやクレジットカードなど連携するサービスも多いですがその分マメにおつりが入る仕様となっています。

トラノコファンドの運用成果

前述したように、トラノコファンドには「小トラ」「中トラ」「大トラ」の3種類があります。

そのため、今回は「トラノコファンドの運用成果」を見ていき、最終的にはどの人にはどのファンドがおすすめすることが出来るのかという点についても言及していきたいと思います。

まず、各ファンドの資産構成割合は以下のようになっています。

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(3つのファンドから選ぶだけ | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」)

また、各種運用益は2021年5月末で以下の通りになっています。

【トラノコファンドⅠ(小トラ)】

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(トラノコ・ファンドI【91311174】:詳細情報:投資信託 – Yahoo!ファイナンス)

【トラノコファンドⅡ(中トラ)】

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(トラノコ・ファンドI【91311174】:詳細情報:投資信託 – Yahoo!ファイナンス)

【トラノコファンドⅢ(大トラ)】

お釣りで投資ができるトラノコの使い方。メリット・デメリットについても解説

(トラノコ・ファンドI【91311174】:詳細情報:投資信託 – Yahoo!ファイナンス)

このように、現在トラノコファンドでは日経平均の暴騰が相まってどのファンドの運用益も非常に高い数値となっています。

今後日経平均が下がった際にどのくらい運用成果を上げるかが、ファンドの正念場であるように思います。

リターンよりも堅実さを取りたい人は小トラを、少し攻めたいけど元本割れが怖い人は中トラを、リターンを何よりも大切にしたい人には大トラがおすすめです。

これらを鑑みつつ次にトラノコのメリットデメリットについて見ていきましょう。

トラノコのメリット

信託投資なので銘柄選定の必要なし

トラノコは投資信託という性質上株の銘柄選びなど、経済に対してアンテナを張る必要はありません。

ユーザーがやることはただ、「信託投資の運用利益を見ること」だけですので時間的負荷が圧倒的に少ないです。

気軽に資産形成

前述したように投資信託が自由に選べること、ポイントが自由に利用できることやおつりを資産用に転じることができるため、簡単に資産形成をすることが出来ます。

ポイントを資産形成に転用することが出来るものは以下の通りとなっています。

提携ポイント 概要 交換率 毎月の投資上限/下限 キャンセル時の戻り率

nanacoポイント

5000万人以上が利用するお買い物ポイントの代表格。nanacoでお買い物すればコツコツ貯まる。 1pt=1円(nanacoポイントがトラノコポイントを経由して投資に回ります) 5pt~制限なし 100%
投資に利用したポイント数のトラノコポイントを返還(nanacoポイントには戻りません)

ANAマイル

1マイル=0.5円(マイルがトラノコポイントを経由し投資へ回ります。詳しくは「マイルで投資」を) 1マイル=0.5円(マイルがトラノコポイントを経由し投資へ回ります。) ひと月1000マイル キャンセルした投資金額の分だけトラノコポイントを返還(マイルには戻りません)

小田急ポイント

小田急ポイントカード(OPカード)や小田急クレジットカードを利用することでたまるポイント。OPカードは、お買い物やレジャー、小田急線ご乗車や特急の ご利用など小田急沿線のさまざまな生活シーンで貯めることができます。 1pt=1円(交換手数料無料) 5pt~月5,000pt 100%
投資に利用したポイント数のトラノコポイントを返還(小田急ポイントには戻りません)

ジー・ポイント

ジー・プラン㈱が運営。お買い物などで貯められる他、マツキヨポイントやナビタイムマイレージ等から交換することも可能。 1pt=1円(交換手数料無料) 5pt~制限なし 100%
キャンセルした投資金額の数字分だけポイントを返還(交換手数料は無料なので、投資前のポイント数に戻ります)

ドットマネー

㈱サイバーエージェントの子会社である㈱ドットマネーが運営するポイント交換サービス。会員数1900万人超。永久不滅ポイントやくらしTEPCOポイントなど、様々なポイントからドットマネーに交換することが可能 1マネー=1円(交換手数料無料) 5マネー~500,000マネー 100%
投資に利用したポイント数のトラノコポイントを返還(ドットマネーには戻りません)

ポイントタウン

GMOメディア㈱が運営。ゲーム、アンケート回答、提携サイトでのお買い物などでポイントを貯めることが可能。スマホアプリのDLが150万超の人気サービス。 20pt=1円(元々20pt=1円相当、交換手数料無料) 100pt~制限なし 100%
投資に利用したポイント数を返還

Powl

㈱TesTeeが運営する簡単お小遣いアプリ。スマホでアンケートに回答することでゲーム感覚でポイントが貯められる。会員数200万人を突破。 10pt=1円(元々10pt=1円相当、交換手数料無料) 50pt~制限なし 100%
投資に利用したポイント数を返還

ネットマイル

㈱ネットマイルが運営。お買い物やゲームで遊ぶことで貯められる他、gooポイントなど、複数ポイントから交換可能。 2mile=1円(元々2mile=1円相当、交換手数料無料) 10mile~制限なし 100%
投資に利用したポイント(mile)数を返還

リアルペイ

㈱リアルワールドが運営。げん玉ポイントなど、様々なポイントから交換することが可能 1リアル=0.098円(元々10リアル=1円相当、小数点以下切捨) 6pt~制限なし キャンセルした投資金額の数字の10倍のリアルを返還(100円の投資をキャンセルした場合は1,000リアルの返還)

(ポイントで投資 | おつりで長期分散投資アプリ「トラノコ」 より引用)

運用報酬が他社平均よりも低い

信託報酬が他社と比べて低いことも魅力的です。

トラノコは形態上、他の販売会社で投信が販売されていないことから、マージンが取られていないため信託報酬が安いです。

トラノコの信託報酬は、0.33%である一方で他の平均では1.265%かかってしまいます。

そのため、圧倒的に安いコストで投資信託を運用したい方にも非常におすすめです。

U22あり

トラノコにはU22の制度があります。

U22を利用すれば月間手数料の300円が無料になります。

手続きもアプリに学校名と学籍番号を入力するだけで完了できるので学生の方も簡単に始めることが出来ます。

トラノコのデメリット

元本割れリスクがある

トラノコは投資信託という性質上「小トラ」であっても元本割れするリスクがあります。

そのリスクを考慮したうえで資産運用を行い、極力元本割れしないような運用を心がけましょう。

月間利用料がかかる

月間利用の際にU22学割会員の方以外は月間利用料がかかることに注意しましょう。

月間利用料は月に300円ですので月々の運用でこの額を上回るようなポートフォリオを選択することがおすすめです。

まとめ

このようなことからトラノコは、おつりやポイント、マイルで資産形成ができるアプリケーションであるということが出来ます。

トラノコをスタートさせる際にはマイナンバーなど個人情報の入力が必要になること、クレジットカードや家計簿アプリと連携しなければならないことに注意しましょう。

トラノコは運用報酬が同業他社と比較して圧倒的に低く、さらに、U22の学生は月間手数料がかからないことが強みです。

しかし、月間手数料が300円かかってしまうため、運用する際には「運用利益が各手数料を上回ること」を意識して使うようにしましょう。

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