基礎知識

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説
のがたか
老後の資産形成のために、iDeCo(イデコ)ってしてる?
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投資初心者
iDeCoって何!?貯金とNISAだけでは老後のための資産づくりはダメなの?
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のがたか
iDeCoっていうのは簡単に言えば、将来の年金収入に上乗せしてもらうことができる「私的年金」のことだよ。
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投資初心者
ふ~ん、そうなんだ。それってどんな制度なの?
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のがたか
OK!じゃあiDeCoについて、ここから詳しく説明していくね。

iDeCoってなに?メリット・デメリットを解説

総務省の2022年家計調査報告によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の家計収支は毎月平均▲22,270円、65歳以上の単身無職世帯の家計収支は毎月▲20,580円となっており、夫婦、単身ともに毎月収支がマイナスとなっています。これは、無職世帯の主な収入源である年金だけでは足りないということを意味します。

そこで、国民年金や厚生年金に上乗せする形で、『自分で作る』私的年金iDeCoに注目が集まっています。

iDeCoのメリット

年金世代が受給している国民年金や厚生年金は、現役世代が支払っている年金保険料から賄われています。そのため、自分が支払った年金保険料をそのまま自分で受給できるわけではありません。

一方、iDeCoは自分で拠出した掛金を必ず自分で受け取ることができ、運用次第で受給額が増減します。iDeCoは以下のように税制上の優遇があります。

iDeCoで受けられる税制上の優遇3つ

  1. 運用益が非課税
  2. 拠出した掛金は全額所得控除
  3. 受取時年金形式なら公的年金等控除、一時金受取なら退職所得控除

iDeCoは投資信託に毎月掛金を積み立てて投資していきます。

通常、投資信託で分配金や売却益などの利益が出た場合には20.315%の税金がかかりますが、iDeCoで出た運用益は全て非課税になります。

そして、拠出した掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として年末調整や確定申告で所得から全額控除することができ、その年の所得が減ることで所得税と住民税を軽減することができます。

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iDeCoのデメリット

60歳まで引き出しできない

iDeCoは大きな税制メリットがある制度ですが、その一方で、「60歳まで引き出しできない」というデメリットもあります。

どうしてもお金が必要となったとしても、iDeCoは年金制度であるため、原則60歳までは引き出すことができません。

積立金額の変更は年1回のみ

また、「積立金額は年1回しか変更できない」というデメリットもあります。

冠婚葬祭や事故など想定外の出費がかさんでしまった場合でも、確実に払いつづけられる金額を設定しなければいけません。

60歳になるまでに使う資金(住宅購入や教育資金)も貯めたい方や、毎月の収入と支出に合わせて自由に積立金額を変更したい方は、次に紹介するNISAから始めると良いでしょう。

 

NISAってなに?2024年からの新NISAの変更点

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NISAとは、投資信託、株式等で得られる売却益、配当金、分配金にかかる20.315%の税金が非課税になる制度です。

2023年末で「つみたてNISA」「一般NISA」は新規投資、口座開設共に終了しました。

NISA制度の後継として、「NISA」と「つみたてNISA」の2つを合わせて内容を強化した「新NISA」が2024年1月から始まりました

新NISAでは投資枠や非課税保有期間などが大きく拡充し、より長期投資がしやすくなっています。新NISAと昨年までの旧NISAの違いを見ていきたいと思います。

新NISA 旧NISA
一般NISA つみたてNISA
最大利用可能額 1,800万円 600万円 800万円
年間投資上限額 360万円 120万円 40万円
非課税期間 無期限 5年間 20年間
実施期間 2024年から恒久化 2023年まで

年間投資上限額の引き上げ

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旧NISAではつみたてNISAが年間40万円、一般NISAが年間40万円でしたが、新NISAでは、つみたて投資枠で年間120万円成長投資枠で年間240万円まで上限が引き上げられました。

さらに、旧NISAではどちらかを選択する必要がありましたが、2024年からは併用が可能になり、年間360万円まで投資できるようになりました。

新NISAの非課税期間は無期限!ずっと税金がかからず運用できる

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説

旧NISAでは一般NISAで5年、つみたてNISAで20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAではこれを撤廃。無期限で非課税となりました。

非課税枠の再利用が可能に

旧NISAでは保有している商品を売却しても非課税枠が復活することはありませんでしたが、新NISAでは非課税枠が復活し、再利用が可能になりました。

売却した分の枠は翌年に復活します。

枠を再利用しながら長期にわたり売買を繰り返すこともできるため、累計の投資額が1,800万円を超えてNISAを利用することが可能になりました。

投資対象商品はつみたてNISAや一般NISAとほぼ変わらない

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新NISAでは旧NISAで投資できる商品とほぼ変わらずに国内株、米国株、投資信託などに投資することができます。

 

初心者の7割が選ぶつみたてNISA口座3選

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楽天証券
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SBI証券
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ウェルスナビ
積立投資枠対応商品数 ※1 223本 211本 非公開
手数料無料の投資信託本数 ※1 2,574本 2,578本 取引ごとの手数料なし
NISA口座開設数 ※1 524万 476万 非公開
最低積立金額 100円 100円 1万円
積立頻度 毎日・毎週・毎月 毎日・毎週・毎月 1ヶ月に最大5日選択可能
相性のいいクレジットカード 楽天カード 三井住友カード イオンカード
ポイント投資 楽天ポイントで可能 Vポイントで可能 なし
投信保有のポイント還元率 ※1 一部銘柄で
最大0.0561%
一部銘柄で
最大0.15%
なし

※1:2024年6月現在

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iDeCoとNISAを解説。どちらが向いている?

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iDeCo NISA
非課税枠(年間) 最大81.6万円(属性により) 360万円
運用期間 最長70歳まで 永久
投資可能商品 投資信託(約30銘柄) 投資信託・株式(数千銘柄)
所得控除 〇全額可 ×
運用益非課税
引出し時 控除額を超えると課税 課税されない
資金の引き出し制限 原則60歳まで引き出し不可 なし
つみたて金額の変更 年1回のみ変更可能 年間を通して何回でも変更可能
運用手数料 171円~/月 無料
おすすめ口座 iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説 iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説
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iDeCoには入っている年金の種類によって拠出できる掛金額が決まっており、月5,000円~最大6.8万円の拠出限度額となっています。

厚生年金に加入する会社員は月額2.3万円または1.2万円、会社員に扶養されている配偶者は2.3万円、自営業の方が月6.8万円までで、毎月少額でコツコツ老後まで積み立てる制度です。

iDeCoとNISAそれぞれの利用法

このような特徴から、iDeCoは60歳以降引出しできず毎月コツコツ積み立てるため老後資金目的NISAはいつでも引き出しできるため現役時代のライフイベントに向けた貯蓄のために利用できると言えるでしょう。

本来は、両方に投資するのがおすすめです。

ただ、両方に投資する余裕がない方は、まずNISAから始めるのが最適です。いつでも引き出しでき、今後発生する予期せぬ大型出費等に対応できるためです。

iDeCo・NISAそれぞれ向いている人

iDeCoに向いている人

  1. 退職金がない、厚生年金が少ないまたは国民年金であるなど老後の収入が心配な方
  2. 60歳まで資金を引き出さなくても大丈夫な方
  3. 税率が高い高所得の方

NISAに向いている人

  1. いざとなったら引き出したい方(住宅購入、子供の教育資金など)
  2. 株式にも投資したい方
  3. 手軽に100円から始めてみたい方

 

iDeCoとNISAの併用が最強!ほったらかしで約4,000万円貯まる!

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説
毎月の投資額 30年後の評価額
iDeCoのみ 12,000円 9,987,087円
新NISAのみ 50,000円 41,612,932円
iDeCoと新NISA併用 62,000円 51,600,035円

iDeCoは60歳以降の老後資金であり、NISAは60歳までのの大きな出費のための貯蓄であると考えると両方に投資するのがおすすめです。

iDeCoだけの投資で毎月1.2万円投資すると30年後は約998万円となり、NISAとiDeCo両方にそれぞれ1.2万円、5万円投資した場合には約5,160万円の資産形成ができます。

併用が難しい場合まずはNISAから

iDeCoが60歳まで引き出しできないことを考慮すると、現在余裕がない場合はまずNISAから始めた方が良いでしょう。

NISAで資産形成しておけば老後のための資金にも利用できます。

ただ、もう少し余裕があれば老後まで引き出しできないiDeCoでコツコツ投資をしておくと老後に知らない間にお金が貯まっているかもしれません。

iDeCoとNISAを始めるなら楽天証券

iDeCoとNISAを両方始めるなら楽天証券がおすすめです。

iDeCoは別のサイトへ移管してしまうということが多いですが、楽天証券はiDeCoとNISAが同じサイトで両方同時に管理することができるため便利です。

iDeCoには必ず加入時の2,829円、月額171円がかかり、どの証券会社もこの手数料が必ずかかります。証券会社によって異なる運営管理手数料が楽天証券は無料です。

 

3ステップで完了。NISA口座の開設方法

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説

ステップ① 証券会社を選ぶ

NISA口座は税金がかからず賢く資産運用を行うことができると分かりました。まずは開設する証券口座を選びましょう。

特にこだわりがない方には、手数料を抑えて運用することができる「楽天証券」がおすすめです。

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ウェルスナビ
積立投資枠対応商品数 ※1 223本 211本 非公開
手数料無料の投資信託本数 ※1 2,574本 2,578本 取引ごとの手数料なし
NISA口座開設数 ※1 524万 476万 非公開
最低積立金額 100円 100円 1万円
積立頻度 毎日・毎週・毎月 毎日・毎週・毎月 1ヶ月に最大5日選択可能
相性のいいクレジットカード 楽天カード 三井住友カード イオンカード
ポイント投資 楽天ポイントで可能 Vポイントで可能 なし
投信保有のポイント還元率 ※1 一部銘柄で
最大0.0561%
一部銘柄で
最大0.15%
なし

ステップ② 申し込み情報入力

開設する口座を選んだら、早速申し込みを行いましょう。

ここでは楽天証券の口座開設方法を解説します。

以下のボタンから楽天証券の公式サイトへ行きましょう。

まずは申込情報の入力を行います。
口座開設方法は、ネットで口座開設が完了する
ネットで口座開設」がおすすめです。

ステップ③ 必要書類の提出

申し込みが完了したら、最後に本人確認書類を提出しましょう。

書類の提出は、オンラインまたは郵送で可能です。

今書類を用意できない方も、後日提出でOKなので、まずは口座開設を先に済ませてしまいましょう。

必要書類(書類が手元にあり、スマートフォンで提出する方)

iDeCoはデメリットしかない?実はNISAとの組み合わせが最強だった!初心者向けに始め方を解説

上記のかんたん3ステップで口座開設ができるので、ぜひ楽天証券でNISAを始めてみましょう。

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POINT


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