審査通したい方向け銀行 

千葉県の住宅ローン事情を解説!おすすめの地方銀行、メガバンクとの違いとは

東京都に隣接する千葉県は、都内で働く人のベッドタウンとして多くの人が暮らしています。

また、内房や外房方面になると海や山など自然豊かな面もあり、仕事をリタイヤした方のセカンドライフを送る場所としても人気です。

そんな千葉県の住宅ローン事情はどうなっているのでしょうか?

本記事では、千葉県で住宅ローンを組むならどこがおすすめか解説します。

千葉県ならではの銀行から、全国展開しているネット銀行、メガバンクなど様々な銀行の住宅ローンを見ていきましょう。

現在千葉県に住んでいる方はもちろん、これから千葉県への移住を検討している方も、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

千葉県の住宅事情

まずは、千葉県がどのような県なのが確認していきましょう。

住みたい街ランキングや人気の沿線、家賃相場なども紹介していきます。

千葉県ってどんなところ?

千葉県は、日本の関東地方の南東側に位置しており、東京都と隣接しています。

面積は5,158km²で、全国28番目の大きさです。

2023年2月時点での総人口は626万人で、人口密度は1,215人/km2となっています。

やはり、東京都に隣接しているだけあって人口が多く、その数は全国第6位を誇っています。

また、東京ディズニーリゾートや成田国際空港、幕張メッセなど数々の施設があることから、訪日旅客数が多く全国3位です。

一方で、外房や内房などは海や山があるなど、都会と自然が融合した住みやすい県となっています。

千葉県人気の街ランキング

千葉県は東京都と隣接しているため、都内で働く人のベッドタウンとして人気です。

とはいっても、千葉県は広いエリアなので、どの街に住むかによって住み心地なども変わってきます。

では、どの街が人気なのか、住みたい街ランキングと住み心ランキングの2つをご紹介します。

千葉県の住みたい街ランキング
第1位 浦安市
第2位 千葉市
第3位 柏市
同第3位 船橋市
第5位 市川市
第6位 流山市
第7位 松戸市
参考:PRTIMES「【千葉県の住みたい街ランキング】500人アンケート調査」
千葉県の街の住み心地ランキング
第1位 浦安市
第2位 印西市
第3位 千葉市美浜区
第4位 流山市
第5位 千葉市緑区
第6位 習志野市
第7位 千葉市稲毛区
第8位 柏市
第9位 成田市
第10位 市川市
参考:いい部屋ネット「自治体ランキング<千葉県版>」

住みたい街ランキングでも住み心地ランキングでも、やはり東京都内に近い千葉市や浦安市などがランクインしています。

人気の沿線、家賃相場など

続いては、千葉県の人気の沿線と家賃相場を見ていきましょう。

まずは、人気の駅ランキングを紹介します。

千葉県の街の住み心地ランキング
第1位 印西牧の原駅(北総線)
第2位 海浜幕張駅(JR京葉線)
第3位 流山おおたかの森駅(つくばエクスプレス)
第4位 新浦安(JR京葉線)
第5位 千葉ニュータウン中央駅(北総線)
第6位 柏の葉キャンパス駅(つくばエクスプレス)
第7位 新船橋駅(東武蔵田線)
第8位 鎌取(JR外房線)
第9位 津田沼駅(JR総武線)
第10位 八柱駅(新京成線)
参考:いい部屋ネット「駅ランキング<千葉県版>」

第1位の印西牧の原駅は千葉県印西にあります。

大型ショッピングモールが数多く立ち並ぶ駅で、北総線なら成田空港駅まで一本、日暮里や上野といった東京都内にも一本で行けるアクセスの良さが人気です。

その他の駅も、住みたい街や住み心地ランキングの上位に入ってきたエリアが多くランクインしています。

では、続いては主要駅の家賃相場を見ていきましょう。

1R~1DK(賃貸マンション・アパート・賃貸一戸建て)の家賃相場
千葉駅 6.85万円
西船橋駅 6.02万円
船橋駅 9万円
市川駅 5.57万円
津田沼駅 4.99万円
参考:ホームメイト「千葉県の家賃相場から賃貸物件を探す」

このように、人気のエリアでも東京都内から少し離れる津田沼駅周辺などは、家賃相場が低い傾向にあります。

千葉県でおすすめの地方銀行とは

続いては、千葉県でおすすめの地方銀行を紹介します。

地方銀行は利用できる人が限定されるので、メガバンクなどと比べると申込者数が少なく、条件次第では低い金利で融資してもらえる可能性があるでしょう。

千葉銀行

千葉銀行は、千葉県千葉市に本社を構える地方銀行です。

三大地方銀行の1つでもあり、千葉県内では住宅ローンシェアNo.1を誇っています。

そんな千葉銀行住宅ローンの最大の特徴は団体信用生命保険です。

金利を0.1%上乗せするだけで、がんと診断されたら住宅ローン残高が0円になる「がん団信」を付加することができます。

そんな千葉銀行の金利や借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年0.625%
当初10年固定金利:年1.240%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 1億円(10万円単位)
返済期間 1年以上35年以内

京葉銀行

京葉銀行は、千葉県千葉市に本店を構える第二地方銀行です。

京葉銀行が提供する住宅ローンの最大の特徴は保証料で、がん診断特約付団信保険料が無料付加となっています。

また、諸費用も事務取扱手数料が定額242,000円(税込)で、一部繰り上げ返済の手数料は0円です。

保障が充実しているうえに諸費用も抑えられるので、千葉県に住んでいる方にはおすすめの住宅ローンとなっています。

そんな京葉銀行の金利や借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年0.725%
全期間固定金利:年1.20%
事務手数料 242,000円(税込)
借入可能額 100万円以上1億円以内
返済期間 1年以上40年以内

千葉興業銀行

千葉興業銀行は、千葉県千葉市美浜区に本店を構える銀行です。

千葉県内では千葉銀行に次ぐ地方銀行であり、なおかつ住宅ローンは団体信用生命保険が充実しているため高い人気を誇っています。

例えば「ガン保障付住宅ローン」なら、がんと診断された時点で住宅ローン残高が0円になる団信が無料で付加となります。

また、1,000万円までのがん先進医療保障、配偶者のがん保障、入院保障などが無料で付加されるなど、かなり充実した保障内容となっているのも特徴的でしょう。

そんな千葉興業銀行の金利や借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年1.000%
10年固定金利:年2.055%
事務手数料 55,000円(税込)
借入可能額 10万円以上2億円以内(10万円単位)
返済期間 1年以上35年以内

千葉県民が使える住宅ローン【ネット銀行】

千葉県にある地方銀行を利用するよりも、ネットで簡単に申し込みができて低金利がいいという方は、ネット銀行がおすすめです。

ネット銀行は、実店舗がないため自宅に居ながらいつでも申し込めるメリットがあります。

また、金利が低めに設定されているため、審査に通れば低金利で住宅ローンを借り入れできるでしょう。

しかし、金利が低いと審査が厳しくなるデメリットがあるので、しっかり準備してから申し込む必要があります。

では、千葉県に住んでいる方が利用できるおすすめのネット銀行の住宅ローンを紹介します。

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したネット銀行です。

住宅ローンに関しては、低い金利と充実した団体信用生命保険から高い人気を誇っています。

例えば、「au回線」「じぶんでんき」「J:COM NETまたはコミュファ光」「J:COM TV」をセットで契約する方は、金利が最大年0.15%引き下げになる優遇を受けられます。

申し込みから契約までWeb完結で行えるので資料提出の手間もかかりません。

そんなauじぶん銀行の金利や借入可能額などは次の通りです。

新規借り入れの金利( 変動金利:年%※4,5
(住宅ローン金利優遇割適用なし/全期間引下げプラン)
当初10年固定金利:年%※2
(住宅ローン金利優遇割適用なし、当初期間引下げプラン)
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以下
返済期間 1年以上35年以内(1ヶ月単位)
auじぶん銀行の金利・団信についての備考 ※1 金利優遇について
*本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
*J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。
*審査の結果によっては、本金利プランをご利用いただけない場合がございます。
【金利引き下げ条件について】
*「auじぶん銀行の住宅ローン」と「au回線」と「じぶんでんき」および「J:COM NET」または「コミュファ光」と「J:COM TV」をセットでご利用いただくと、住宅ローン適用金利から最大年0.15%引下げます。
適用条件、説明書および追加情報の詳細は、auじぶん銀行ウェブサイトをご確認ください。
※2 固定金利について
*物件価格の80%以下でお借入れ、かつ50歳以下で一般団信をご選択の場合の固定特約金利です。
*新規で物件価格の80%超で住宅ローンをお借入れの場合は、表示金利から年0.045%引上げとなります。
*固定金利特約期間終了後に金利タイプの変更を行う場合は、金利の引下幅が変更となります。
*審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
※3 団信について
*がん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムは50歳以下のお客さまがご加入いただけます。
*審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
※4 50歳以下で一般団信をご選択の場合。
※5 物件価格の80%以下でお借入れの場合。

PayPay銀行

PayPay銀行は、ヤフーグループが運営するネット銀行です。

口座開設をはじめとするすべての銀行取引をスマートフォンひとつで手続きできるとあって、住宅ローンの申し込みもパソコンやスマホ1台で完結します。

もちろん、手軽さだけではなく、金利の低さにも定評があります。

変動金利が0.349%で当初10年固定金利が1.190%と、もともと金利が低いネット銀行の中でもトップクラスの低金利を誇っています。

また、他にもがんと診断確定されたら100万円の給付金が受け取れ、がん先進医療を受けた際の治療費を給付される「一般団信プラス(がん先進付)」が無料です。

加えて、がんと診断されたら住宅ローン残高が半分になる、「がん50%保障団信」も無料で付加となっていることから、低金利なうえに充実した団信が付帯されているので、かなり魅力的な住宅ローンと言えるでしょう。

そんなPayPay銀行の借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以下
返済期間 2年以上35年以内(1ヶ月単位)

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立されたネット銀行です。

住宅ローンにおける最大の特徴は金利の低さで、中でもフラット35の金利は1.830%と業界トップクラスの低さを誇っています。

また通常の住宅ローンであれば、全疾病保障特約に0円で加入可能です。

病気やケガが原因で働けなくなった場合、毎月の住宅ローン返済が一定期間免除され、働けない状態が12か月を超えて続いた場合は住宅ローン残額が0円になります。

フラット35を検討している方や、手厚い保障を求めている方は住信SBIネット銀行を検討してみると良いでしょう。

そんな住信SBIネット銀行の借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 保証型:借入金額×2.20%(税込)
買取型:借入金額×0.99%(税込)
借入可能額 500万円~2億円
返済期間 2年以上35年以内(1ヶ月単位)

千葉県民が使える住宅ローン【メガバンク】

千葉県の地方銀行やネット銀行よりも、名のある大手銀行を利用したいという方は、メガバンクの利用を検討してみましょう。

メガバンクは、全国各地に店舗があるため対面やオンラインによる相談が可能です。

また、ネット銀行と比べると審査に通りやすい傾向にあります。

しかし、実店舗が少ないネット銀行よりも、訪問しやすさや審査が優しい分、金利はネット銀行と比べると高めに設定されているというデメリットがあります。

では、千葉県に住んでいる方が利用できるおすすめのメガバンクの住宅ローンは、どれになるのか紹介していきます。

みずほ銀行

みずほ銀行は、日本3大メガバンクの一つとして知られる都市銀行です。

この項目の最初に、メガバンクはネット銀行と比べて金利が平均的に高いですが、みずほ銀行の住宅ローンはネット銀行にも引けを取らないほどの低金利を誇っています。

実際、おすすめのネット銀行として紹介した住信SBIネット銀行の変動金利が0.410%なのに対して、みずほ銀行の変動金利0.375%とさらに低い水準です。

また、フラット35の金利も1.880%と同商品の中ではトップクラスに低い金利となっています。

他にも、ライフイベントに応じて返済額を増減できたり、子育て応援サービスを実施していたりと、それぞれの家庭に合わせて柔軟に対応してくれるのが特徴です。

そんなみずほ銀行の借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 50万円~1億円(1万円単位)
返済期間 2~35年

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行の住宅ローンは、7大疾病保障の条件が他より優れていたり、家電購入特典などの提携サービスが豊富だったりと、他にはない特徴がたくさんあります。

例えば、他行が「60日以上継続したと診断」としている脳卒中・急性心筋梗塞に対して、三菱UFJ銀行では日数を指定せず「入院」した時点で住宅ローン残高が0円になると条件を定めているのです。

また住宅ローンを契約した方は、ビックカメラやコジマ電気などで家電を購入する際、3%の値引きとなります。

さらに、引っ越し費用が30%割引になる特典やホームセキュリティ契約特典など、他にはない特典が満載なのが三菱UFJ銀行の住宅ローンの特徴です。

そんな三菱UFJ銀行の借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年%~
当初10年固定金利:年%~
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以内(10万円単位)
返済期間 1~35年

りそな銀行

りそな銀行は、関西アーバン銀行、近畿大阪銀行、みなと銀行などと同じ「りそなホールディングス」が運営する銀行です。

都市銀行の中でもトップクラスの金利の低さを誇るうえに、二世帯住宅希望者向け、女性向け、省エネ住宅向けといったニーズに合わせた商品を提供しています。

例えば省エネ住宅向けなら、太陽光発電システムの費用を合わせて借り入れることができ、日照補償サービスを無料で利用できるようになっているのです。

また、女性向けとしては「凛next」という住宅ローンが用意されており、基準金利より最大年2.005%引き下げられます。

このように、りそな銀行ではニーズに合わせた住宅ローンが用意されているので、ライフスタイルに合わせたローンを組みたい方は相談してみると良いでしょう。

そんなりそな銀行の借入可能額などは次の通りです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 33,000円+融資手数料:借入金額×2.20%
借入可能額 50万~1億円
返済期間 2~35年

住宅ローンを組むなら地方銀行がいい?それ以外がいい?

千葉県に住んでいる方なら、千葉銀行や京葉銀行、千葉興業銀行などの地方銀行が住宅ローンの選択肢となるでしょう。

地方銀行には、ネット銀行やメガバンクとは異なる特徴があるため、当然メリット・デメリットも違ってきます。

では、地方銀行にはどのようなメリット・デメリットがあるのか確認していきましょう。

地方銀行のメリット

まずは、地方銀行を利用するメリットです。

一般的に地方銀行は、利用できる人が限定されていたり、ネット銀行よりも金利が高めに設定されていたりするため、審査に通りやすいと言われています。

また、営業エリア内なら店舗数が多いので、対面で相談しやすいのもメリットの一つです。

加えて、地域密着型という特性から、相談時に特別金利を紹介してくれるケースもあります。

場合によっては、かなり優遇された金利で住宅ローンを組めるわけです。

地方銀行のデメリット

続いては、地方銀行のデメリットについて解説します。

まず、地方銀行は店舗があるため、Web上でのサポート体制が整っておらず、対面でないと金利が分からない時があります。

また、審査に通りやすい代わりにネット銀行より金利が高めの設定です。

対応エリアが限られるので、住んでいる地域によっては住宅ローンが組めない可能性があります。

地方銀行、メガバンク、ネット銀行どれが良いかは自分次第

今回は、千葉県の住宅ローン事情について解説しました。

千葉県は、都内勤務の人のベッドタウンとして栄えている一方で、海側に行けば自然豊かなリゾート地としての一面も持っています。

また、地方銀行としては千葉銀行や京葉銀行など、高い知名度を誇る金融機関が多く、住宅ローンを組むにも困りません。

ただし、地方銀行はネット銀行と比べると金利が高い傾向にあるうえに、店舗に足を運ぶ必要があるので向いていない人もいるでしょう。

もし、低金利で借り入れたいと考えていたり、自宅に居ながら契約したいと思っていたりするなら、auじぶん銀行やPayPay銀行といったネット銀行を利用してみると良いでしょう。

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