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埼玉県の住宅ローン事情を解説!おすすめの地方銀行、メガバンクとの違いとは

埼玉県と言えば、東京都に隣接した地域でありながら「何もない場所」と言われ、魅力がない街というレッテルを貼られてきました。

2019年には、そんな埼玉県をネガティブに表現をした映画が大ヒットするほどでした。

しかし、実際は都心へのダイレクトアクセスも可能な大規模商業地区で、ファミリー層向けの便利な住宅地も豊富にあることから、移住先として高い人気を誇っているのです。

では、そんな埼玉県の住宅ローン事情はどうなっているのでしょうか?

本記事では、埼玉県で住宅ローンを組もうとしている方に向けて、おすすめの地方銀行、ネット銀行、メガバンクをご紹介します。

埼玉県における人気の街ランキングや、住み心地ランキングなどについても解説するので、住宅購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

埼玉県の住宅事情

埼玉県は、日本の関東地方に位置する県で、東京都や千葉県、茨城県、群馬県と隣接しています。

人口は732万人で、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次ぐ全国第5位です。

人口密度も東京都、大阪府、神奈川県に次ぐ第4位と、いかに多くの人々が暮らしている地域か分かるでしょう。

住みやすさに関しても、東京に近い地域には大型ショッピングモールが多数あり、都内にも京浜東北線などを利用すれば乗り換えなしで出られるなど買い物には困りません。

また、都内とは反対方向に向かえば、江戸の街並みが残る川越や自然豊かな秩父など、同じ埼玉県でも全く違った表情が見られます。

では、埼玉県ではどの街が人気を集めているのでしょうか?

埼玉県人気の街ランキング

続いては、埼玉県の人気と住み心地ランキングを紹介します。

埼玉県の住みたい街ランキング
第1位 さいたま市
第2位 川越市
第3位 所沢市
同第3位 越谷市
第5位 春日部市
同第5位 川口市
第7位 秩父市
参考:PRTIMES「【埼玉県の住みたい街ランキング】288人アンケート調査」

千葉県の街の住み心地ランキング
第1位 さいたま市浦和区
第2位 さいたま市中央区
第3位 さいたま市大宮区
第4位 さいたま市南区
第5位 和光市
第6位 さいたま市緑区
第7位 鶴ヶ島市
第8位 さいたま市北区
第9位 朝霞市
第10位 戸田市
参考:いい部屋ネット「自治体ランキング<埼玉県版>」

住みたい街ランキングで第1位となったさいたま市は県庁所在地です。

商業施設などが充実しており都内へのアクセスにも優れています。

そのため、住み心地ランキングでもさいたま市がトップ10のうち6エリアもランクインしています。

人気の沿線と家賃相場

では、続いては人気の沿線と家賃相場を見ていきましょう。

順位 人気駅ランキング 家賃相場
第1位 大宮駅 6.9 万円
第2位 浦和駅 6.7 万円
第3位 南浦和駅 6.7 万円
第4位 川口駅 6.8 万円
第5位 さいたま新都心駅 7.0 万円
第6位 和光市駅 6.9 万円
第7位 武蔵浦和駅 6.7 万円
第8位 志木駅 6.4 万円
第9位 北浦和駅 6.5 万円
第10位 朝霞台駅 6.5 万円
参考:SUUMO「埼玉県の家賃相場・賃料相場情報を探す」

大宮駅や浦和駅、南浦和駅、さいたま新都心などは、住みたい街や住み心地ランキングの上位だったさいたま市にある駅です。

やはり、人気のエリアは家賃も高い傾向にあり、都心から離れるにつれて家賃は下がっていきます。

埼玉県でおすすめの地方銀行とは

埼玉県には、埼玉りそな銀行や武蔵野銀行など様々な地方銀行があります。

当然、それぞれの地方銀行によって住宅ローンの商品内容が異なるので、違いをよく理解したうえで自分に合う商品を選ぶ必要があります。

そこで続いては、埼玉県でおすすめの地方銀行を3つ紹介します。

埼玉りそな銀行

りそなホールディングスの傘下である「埼玉りそな銀行」は、りそな銀行と同じグループに属していますが、異なる銀行なのでサービス内容も違います。

埼玉りそな銀行では、「融資手数料型」と「保証料一括前払い型」の各プランから、「変動金利」か「固定金利」かが選べるようになっているのです。

また、万が一の事態に備えられる団体信用生命保険には、「一般団信」の他に「3大疾病特約付団体信用生命保険」と「特定状態保障特約付住宅ローン」があります。

加えて、「埼玉りそなクラブ」という独自のポイントサービスを提供しており、住宅ローンを返済したりマイゲートにログインしたりするだけで毎月ポイントがもらえます。

貯めたポイントは「1ポイント=1円」として、パートナー企業のポイントに交換が可能です。

金利 変動金利:年0.470%
当初10年固定金利:年1.225%
事務手数料 借り入れ金額×2.20%(税込み)
借入可能額 50万円以上1億円以内(1万円単位)
返済期間 1年以上35年以内(1年単位)

武蔵野銀行

武蔵野銀行は、埼玉県さいたま市大宮区に本店を置く地方銀行です。

住宅ローンにおける最大の特徴は、様々なニーズに対応した種類の多さです。

武蔵野銀行で利用できる住宅ローンの種類

スーパー大満足:土地の購入や住宅建築などに利用可能な低金利の住宅ローン
借換スペシャル:借り換え用の住宅ローン
むさしのロング・エスコート:働く女性を応援する特典を付帯した女性専用の住宅ローン
空き家活用ローン:空き家の改築や解体などの費用に利用できる住宅ローン
くらし快適ローン借換プラン:リフォームに利用可能な借り換え用のローン
リフォームローン:リフォーム、空き家解体、太陽光発電導入などに利用できる住宅ローン
むさしのリバースモーゲージ:持ち家を担保にする住宅ローン

このように、武蔵野銀行には様々なニーズに合わせたプランが用意されているので、自分に合った住宅ローンを選びたい方にピッタリです。

金利 変動金利:年0.775%
当初10年固定金利:年1.050%
事務手数料 55,000円
借入可能額 500万円以上1億円以下(10万円単位)
返済期間 35年以内(1年単位)

埼玉県信用金庫

埼玉県信用金庫は、埼玉県熊谷市に本店を置く大手信用金庫です。

営利目的で住宅ローンを提供している銀行とは異なり、地域住民の支援を目的としている信用金庫は、銀行よりも年収に対する審査基準が緩めになっています。

審査に通りやすいうえに変動金利が0.625%と、銀行と比べてそん色ない低金利です。

また、埼玉県信用金庫では通常の死亡を保障対象とする団体信用生命保険に加えて、「がん保障特約付・リビングニーズ特約付住宅ローン」と「3大疾病保障付住宅ローン」が用意されています。

金利 変動金利:年0.625%
当初10年固定金利:年1.275%
事務手数料 55,000円
借入可能額 1億円以内
返済期間 1年以上最長40年

埼玉県民が使える住宅ローン【ネット銀行】

ネット銀行は、実店舗がないので、住宅ローンの申し込みから契約まで全てWeb上で行われます。

当然、面倒な捺印なども不要なので手軽に申し込めるでしょう。

また、審査や融資のスピードも早いので、急ぎで住宅ローンを組みたい方におすすめです。

ただし、金利が低めに設定されているため、審査基準が厳しめに設定されています。

ネット銀行で住宅ローンを申し込む際は、しっかりと準備を整えてからにしてください。

続いては、ネット銀行の中でも特におすすめの住宅ローンを3つ紹介します。

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したネット銀行です。

ネット銀行の中でもトップクラスを誇る低金利で、顧客満足度でも高い評価を得ています。

中でも定評があるのは、全期間引き下げプランにおける「がん診断保障」と「全疾病保障」です。

金利上乗せなしで「がん診断保障」と「全疾病保障」が付帯されるとあって、保障を充実さえたい方から高い人気を集めています。

また、「au回線」「じぶんでんき」「J:COM NETまたはコミュファ光」「J:COM TV」をセットで契約すれば金利を最大年0.15%も下げられる優遇があります。

金利 変動金利(住宅ローン金利優遇割適用):年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以下
返済期間 1年以上35年以内(1ヶ月単位)

PayPay銀行

PayPay銀行は、キャッシュレス決済に特化した使い勝手の良さが特徴で、ネットバンキングを使えば無料で一部繰り上げ返済が利用できます。

また、一般団信には死亡時と高度障害時に加えリビングニーズ(余命宣告)が含まれています。

さらに、金利を0.3%上乗せすれば11疾病の保障が付帯可能なので、使い勝手の良さと充実の保障を求めている方にはピッタリの住宅ローンです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以下
返済期間 2年以上35年以内(1ヶ月単位)

住信SBIネット銀行

数ある金融機関の中でも、トップクラスの実績と利用者からの高い満足度を誇るのが「住信SBIネット銀行」の住宅ローンです。

業界トップクラスを誇る低水準の金利を実現して、なおかつ団体信用生命保険にすべての病気やケガを保障する「全疾病保障」が無料で付帯しています。

その他にも、保証料や一部繰上げ返済手数料が無料だったり、「Web契約手続きサービス」を利用すれば印紙代も不要だったりと高い利便性を誇っています。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 保証型:借入金額×2.20%(税込)
買取型:借入金額×0.99%(税込)
借入可能額 500万円~2億円
返済期間 2年以上35年以内(1ヶ月単位)

埼玉県民が使える住宅ローン【メガバンク】

メガバンクは店舗数が多く、自宅近くに店舗がないというケースはまれであり、経営基盤が安定しているので、その他の銀行にはない安心感があります。

ただし、ネット銀行と比べると金利は高めに設定されているので、正しく選ばないと高い利息を支払う羽目になるので気をつけましょう。

では、メリットとデメリットの両方があるメガバンクの中でも、特におすすめの銀行を3つ紹介します。

みずほ銀行

みずほ銀行には、ネット住宅ローンという商品があり、来店不要で申し込みから契約まで行えます。

また、ネット経由で繰り上げ返済すれば手数料が無料なので、繰り上げ返済をして早めに返そうと計画している方にはピッタリの住宅ローンです。

ちなみに、一般団信は死亡と高度障害のみとシンプルな内容ではあるものの、金利を0.2%上乗せすればがん保障を付けられます。保障も安心もどっちも欲しいという方はみずほ銀行がおすすめです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 50万円~1億円(1万円単位)
返済期間 2~35年

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行は、三井住友銀行、みずほ銀行と並ぶ3大メガバンクです。

住宅ローンは、所定のがんと診断された時点で住宅ローン残高が0円になるなど、手厚い団信特約が用意されています。

また、出産後の女性をサポートする「女性にうれしい特典」や、リフォームローンの適用金利が年0.5%優遇される「ネットDEリフォームローン」など、他にはないサービスが充実しています。

それぞれのニーズに合わせたプランが豊富に揃っているので、自分に合った住宅ローンを選びたい方におすすめの住宅ローンです。

金利 変動金利:年%~
当初10年固定金利:年%~
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
借入可能額 500万円以上2億円以内(10万円単位)
返済期間 1~35年

りそな銀行

りそな銀行は、大阪府大阪市中央区に本店を置く「りそなホールディングス」傘下の都市銀行です。

全国的にサービスを展開しているにもかかわらず、金利は0.470%とネット銀行並みの低さを誇っています。

もちろん、諸費用も含めて借入可能なので、費用を抑えながら住宅ローンを契約したい方にはピッタリです。

また、団信革命という保障に加入すれば、がんや三大疾病はもちろん、16種類におよぶ所定の身体障害を負った際にも、それ以降の返済が免除となります。

金利の低さや諸費用のお得さ、保障の充実度など、非常にバランスの取れた住宅ローンです。

金利 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 33,000円+融資手数料:借入金額×2.20%
借入可能額 50万~1億円
返済期間 2~35年

住宅ローンを組むなら地方銀行がいい?それ以外がいい?

住宅ローンを組む場合、地方銀行やネット銀行かメガバンクか迷ってしまうでしょう。

確かに、それぞれに異なる特徴があるので、どれが自分に合っているのか分からない方も多いのが実情です。

もし、あなたがどの銀行を選ぶべきか迷っているなら、必ずそれぞれのメリット・デメリットを理解しておくようにしてください。

そこで続いては、地方銀行を利用するメリットとデメリットについて解説します。

地方銀行のメリット

まず、地方銀行は利用可能なエリアが限定されているため、どうしてもネット銀行やメガバンクより利用者数が少ない傾向にあります。

しかし、一定の申込者を確保しなければ利益を上げられないので、必然的に審査基準を緩めて契約者数を増やしているのです。

そのため、ネット銀行やメガバンクで審査に通らなかった方でも、地方銀行の審査なら通過する可能性があります。

また、営業エリア内には店舗がたくさんあるため、あなたが対応エリア内に住んでいたり勤務していたりするなら、足を運びやすいでしょう。

対面でじっくり相談しながら進められるので、不安や悩みがあっても安心して契約できます。

相談時に特別金利を紹介してくれるケースもあるため、かなり低い金利で住宅ローンを組める可能性も十分にあるでしょう。

地方銀行のデメリット

まず、地方銀行は利用できるエリアが限定的です。

よくあるのは、営業エリアに住んでいる人か勤務地がある人となっており、該当していない人は店舗に足を運べる距離であっても住宅ローンを組めません。

また、Webサイトの充実度はネット銀行やメガバンクより劣るため情報量が少なく、中には対面しないと金利が分からない時があります。

加えて、ネット銀行やメガバンクより金利がやや高めに設定されているので、ネット銀行でも融資してもらえる方にはおすすめできません。

地方銀行、メガバンク、ネット銀行どれが良いかは自分次第

今回は、埼玉県の住宅ローン事情について解説しました。

埼玉県民に人気なのは京浜東北線や埼京線沿線なので、その近辺にある住宅を購入しようとしている方も多いでしょう。

また、地方銀行が多数ある埼玉県なので、住宅ローンも地方銀行を選ぶ方が大勢います。

しかし、ネット銀行やメガバンクの方が金利は低かったり、申し込みから契約まで店舗に足を運ぶ必要がなかったりと、地方銀行より優れている部分があります。

もちろん、地方銀行にも「審査に通りやすい」「金利を優遇してくれる可能性がある」などのメリットはありますが、よく調べずに決めるのは避けた方が良いでしょう。

地方銀行とメガバンクの住宅ローンから見積もりを取り、比較してみるのもおすすめの方法です。

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