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住宅ローンの金利は影響大!低金利の住宅ローンを選ぶメリットや注意点を解説

住宅ローンを選ぶうえで、最も多くの人が気にするのは金利です。

そもそも住宅ローンでは、借入金額以上を返済する必要があります。

例えば、3,000万円の借入をした場合、実際に返済する金額は数百万円も多くなるのです。

この借入額にプラスされる金額に関わってくるのが金利なので、誰でも気にするのは当然でしょう。

しかし、金利は低い方が良いと言われても、実際どれくらい返済額が変わるのでしょうか?

また、低金利だけに惹かれて住宅ローンを組んでも大丈夫なのかも気になる点です。

そこで本記事では、金利の低さがどう影響するのかシミュレーションを交えながら解説します。

また、低金利の住宅ローンに申し込む際の注意点やおすすめの住宅ローンについてもお話します。

金利は、住宅ローンを組む上で最も大切と言っても過言ではないので、これからマイホーム購入を予定している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

住宅ローンの金利が低いとどんなメリットがある?

金利とは、借入金額に対してどれくらいの割合で利息が発生するのか表した言葉で、銀行などの金融機関における大きな収入源となっています。

そして、住宅ローンは借入額が大きく返済期間も長いため、金利による影響が顕著に現れるサービスでもあるのです。

では、低金利の住宅ローンを利用するメリットは何なのでしょうか?

この項目では、住宅ローンの金利が低いとどのようなメリットがあるのか解説します。

メリット1:トータルの利息を抑えられる

1つ目のメリットはトータルの利息を抑えられる点です。

利息とは、借り入れした金額に対する利用料として、ローン契約者が金融機関などに支払う金額を意味します。

そして、利息の金額を決めるのが次の3つです。

利息の金額を決める要素

  • ①借入額
  • ②金利
  • ③借入期間

これらの3つの情報を使って、次の計算式に当てはめれば利息が計算できます。

  • 利息額=借入額×金利×借入期間

つまり、「借入額が少ない」「金利が低い」「借入期間が短い」のいずれかに該当すれば、利息を抑えられるというわけです。

とはいっても、借入額は欲しい住宅の金額次第なので、大幅に下げるのは難しいでしょう。

借入期間も、収入などを考えて判断する項目なので、極端に短くすると毎月の負担が増えてしまいます。

その点、金利は金融機関選びを慎重に行えば負担なしで下げられる部分なので、多くの人が気にするポイントなのです。

メリット2:毎月の負担額を少なくできる

2つ目のメリットは毎月の負担額を少なくできる点です。

金利が下がればトータルの利息が減るため、借入額と返済期間が同じなら、金利が低い方が毎月の返済額は少なくて済みます。

特に、住宅ローンは借入額が多く返済期間が長いため、たった0.1%違うだけでもトータルの利息は数十万円違ってきます。

毎月の負担額も数千円~数万円は違ってくるので、金利は低い方が毎月の負担が軽くて済むわけです。

メリット3:早めに完済しやすい

2つ目のメリットは早めに完済しやすい点です。

金利を低くした結果、トータルの利息が減った場合、次の2つの選択肢ができます。

金利・利息が減った場合に選べる選択肢

  • ①返済期間はそのままで毎月の返済額を減らす
  • ②毎月の返済額はそのままで返済期間を短くする

1つ目の選択肢は、2つ目のメリットで解説した内容になります。

そして、もう1つの選択肢は利息分で毎月の負担を減らすのではなく、月々の負担はそのままに返済期間を短くする選択です。

もし、高い金利でも毎月の返済額に負担を感じないくらいの返済計画を立てているなら、借入期間を短くするという選択を取っても良いでしょう。

低金利な住宅ローンに申し込むとき注意したいポイント

低金利な住宅ローンで契約できるのであれば、誰でも選ばない理由はないとい思うでしょう。

しかし、実は申し込む際は様々な注意点があり、確認を怠ると審査に落ちたり思わぬ損をしたりする可能性があるのです。

そこで続いては、低金利な住宅ローンに申し込む際の注意点について解説します。

申し込み条件が厳しくないか調べる

1つ目の注意点は申し込み条件が厳しくないか調べることです。

そもそも、金利が低いと金融機関の利益は少なくなるので、融資する側からすれば低い金利で融資したくはありません。

そのため、低金利で融資する人を限定しており、申し込み条件も絞っている可能性があるのです。

例えば、「年収○○万円以上」や「資産〇〇万円以上」「勤続年数○○年以上」など、中には今すぐに条件をクリアするのは難しい項目が含まれています。

場合によっては、審査を受けるどころか条件をクリアできずに、申し込みすらできないという住宅ローンもあるので、気になる商品を見つけたい際は申し込み条件の確認を怠らないようにしましょう。

また、申込条件では厳しく絞っていなくても申し込み後の審査が厳しくなっており、結局は融資してもらえないというケースがあるので、その点も理解しておくようにしてください。

団信加入など他に条件がないか調べる

2つ目の注意点は、団信加入など他に条件がないか調べることです。

団信とは、団体信用生命保険の略語で、契約者に万が一の事態が起きて返済できなくなっても、保険金が下りて一括で住宅ローンを完済してくれます。

そして、基本的に一般団信への加入は必須で、住宅ローンによって無料で付加されるものと、金利が0.1~0.3%程度上乗せされるものがあるのです。

また、団信は返済能力ではなく健康状態をチェックするので、返済能力に問題がなくても別の理由で審査に落とされる可能性があります。

このように低金利の住宅ローンは、その他の条件によって融資する人を限定している可能性があるので、団信への加入など他の条件がないか確認するようにしてください。

金利タイプについてきちんと理解する

3つ目の注意点は、金利タイプについてきちんと理解することです。

金利タイプには「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、さらに「当初10年固定」など細かく分けられています。

この金利タイプの特性を理解せずに申し込むと、あとになって「返済額が増えた」といった事態に陥ります。

例えば、金利が0.2%と低いからと言っても、それが変動金利だった場合、ずっと0.2%の金利とは限りません。

金利相場に合わせて変動するため、場合によっては0.2%より高くなり、その月の返済額が増えてしまいます。

住宅ローンに申し込む際は、金利の数字だけでなく金利タイプについても確認するようにしてください。

金利と同じくらい重要なのが返済期間!

前述の通り、返済額を決めるのは「金利」「借入額」「返済期間」の3つです。

そのため、金利を下げられなかったとしても返済期間を短くすれば、トータルの利息は減らせます。

反対に、返済期間が長くなると、毎月元金に対して利息が発生するため、トータルの利息額は増えてしまいます。

もちろん、トータルの利息ばかり気にして返済期間を短くしすぎると、月々の負担が増えて返済が困難になる恐れがあるので、契約する際は借りるお金と月の返済額と利息のバランスに注意してください。

住宅ローンの返済シミュレーションを比較してみよう

金利や返済期間の違いが、どれほど月々の負担額に影響を及ぼすのでしょうか?

ここではシミュレーターを使って、どれくらい負担に差が出るのか見ていきましょう。

まずは、同じ借入額で金利だけ違う場合のシミュレーションです。

借り入れ条件

  • 借入額:3,000万円
  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • ボーナス返済:なし
  • 金利:1.3%と2.0%
金利 1.3% 2.0%
毎月返済額 88,944円 99,378円
年間返済額 1,067,328円 1,192,536円
総返済額 37,356,480円 41,738,760円
総利息額 7,356,480円 11,738,760円
差額
毎月返済額 金利1.3%の方が10,434円少ない
年間返済額 金利1.3%の方が12,208円少ない
総利息額 金利1.3%の方が4,382,280円少ない

このように、金利が0.7%違うとトータルの利息額が400万円以上も違ってきます。

では、次に返済期間だけ変えてシミュレーションしていきましょう。

借り入れ条件

  • 借入額:3,000万円
  • 返済期間:20年と35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • ボーナス返済:なし
  • 金利:1.5%
返済期間 20年 35年
毎月返済額 144,763円 91,855円
年間返済額 1,737,156円 1,102,260円
総返済額 34,743,120円 38,579,100円
総利息額 4,743,120円 8,579,100円
差額
毎月返済額 返済期間20年の方が52,908円多い
年間返済額 返済期間20年の方が634,896円多い
総利息額 返済期間20年の方が3,835,980円少ない

こちらは、返済期間20年の方が毎月や年間の返済額こそ多いものの、トータルの利息額は35年と比べて380万円以上も少ない結果です。

このように金利差や返済期間の差によって、トータルの利息額は大幅に変わってきます。

しかし、事前に借入額と金利、返済期間の3つが分かればシミュレーションできるので、これら3つを明確にして事前に確認するようにしてください。

おすすめの低金利な住宅ローン

続いては、おすすめの低金利な住宅ローンを3つ紹介します。

auじぶん銀行

1つ目におすすめする住宅ローンは「auじぶん銀行」です。

そもそも、ネット銀行は店舗がないため運営コストが安く、低金利で融資できる傾向にあります。

そのため、ネット銀行は全体的に低金利な住宅ローンが多く、その中でもトップクラスに低いのがauじぶん銀行なのです。

変動金利型の住宅ローンにおける平均が約0.518%とされている中、auじぶん銀行の新規借り入れの変動金利は年%※4,5(住宅ローン金利優遇割適用なし/全期間引下げプラン)となっています。

新規借り入れの金利( 変動金利:年%※4,5
(住宅ローン金利優遇割適用なし、全期間引下げプラン)
当初10年固定金利:年%※2
(住宅ローン金利優遇割適用なし、当初期間引下げプラン)
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料※3
繰上げ返済手数料 無料
借入可能額 500万円以上2億円以下
返済期間 1年以上35年以内(1ヶ月単位)
来店 不要
対応地域 全国
auじぶん銀行の金利・団信についての備考 ※1 金利優遇について
*本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
*J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。
*審査の結果によっては、本金利プランをご利用いただけない場合がございます。
【金利引き下げ条件について】
*「auじぶん銀行の住宅ローン」と「au回線」と「じぶんでんき」および「J:COM NET」または「コミュファ光」と「J:COM TV」をセットでご利用いただくと、住宅ローン適用金利から最大年0.15%引下げます。
適用条件、説明書および追加情報の詳細は、auじぶん銀行ウェブサイトをご確認ください。
※2 固定金利について
*物件価格の80%以下でお借入れ、かつ50歳以下で一般団信をご選択の場合の固定特約金利です。
*新規で物件価格の80%超で住宅ローンをお借入れの場合は、表示金利から年0.045%引上げとなります。
*固定金利特約期間終了後に金利タイプの変更を行う場合は、金利の引下幅が変更となります。
*審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
※3 団信について
*がん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムは50歳以下のお客さまがご加入いただけます。
*審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
※4 50歳以下で一般団信をご選択の場合。
※5 物件価格の80%以下でお借入れの場合。

住信SBIネット銀行

2つ目におすすめする住宅ローンは「住信SBIネット銀行」です。

auじぶん銀行と同様に、変動金利が年%と平均の金利を大きく下回っています。

また、全疾病保障が金利上乗せなしの基本保障として付加されているので、その他の条件によって金利が上乗せされる心配がありません。

新規借り入れの金利( 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 保証型:借入金額×2.20%(税込)
買取型:借入金額×0.99%(税込)
保証料 無料
繰上げ返済手数料 無料
借入可能額 500万円~2億円
返済期間 2~35年
来店 不要
対応地域 全国

みずほ銀行

3つ目におすすめする住宅ローンは「みずほ銀行」です。

みずほ銀行は、先に紹介した2つとは違いネット銀行ではありません。

しかし、金利を見ると変動金利が年%と、ネット銀行並みの低水準となっているのです。

実店舗があるのはもちろん店舗数も多いため、担当者と対面で相談しながら契約まで進められるメリットがあります。

新規借り入れの金利( 変動金利:年%
当初10年固定金利:年%
事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
保証会社手数料:33,000円(税込)
繰上げ返済手数料 インターネット:無料
借入可能額 50万円~1億円
返済期間 2~35年
来店 不要
対応地域 全国

【まとめ】住宅ローンの金利について

今回は、住宅ローンの金利について解説しました。

金利は低い方が良いと何となく理解していても、実際にシミュレーションするまで、いかに影響が大きいか分からなかったという方も多いでしょう。

住宅ローンは借入額が大きく返済期間が長いため、たった0.1%金利が違うだけでもトータルの利息は大幅に変わってきます。

もし、住宅ローンを組もうとしているなら、できるだけ低金利な金融機関を探してください。

ただし、その際は「申し込み条件や審査が厳しいかもしれない」「他の条件があるかもしれない」といった点を頭に入れたうえで検討するようにしましょう。

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