PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)カードローンの増枠についてを徹底考察!増枠にかかる時間や申し込みの条件など詳しく解説
「もしもの時の備えとして、もっと低金利で大きい借入の枠を持っておきたい」
このようなとき利用限度額の「増枠」が選択肢として挙げられますが、増枠を行うには再度審査を受ける必要があり、誰でも増枠できるわけではない点に注意が必要です。
このページではPayPay銀行カードローンの増枠の申込方法や申込の条件、審査の基準などを徹底調査し、増枠の審査に通りやすい人、増枠が難しい人なども詳しく解説しています。
また、増枠の申込を行うメリット・デメリットやリスクについても紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
このページは、PayPay銀行カードローンの「増枠」に特化しています。
現在すでにPayPay銀行カードローンとの契約がある人に向けた内容となっているので、新規申込を検討している人は以下ページを参考にして頂けると幸いです。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)カードローンの「増枠」の申込条件
カードローンの中には、増枠の申込は利用6ヶ月超からなどの申込制限が設けられているところもありますが、PayPay銀行のカードローンでは利用期間による増枠の申込制限はありません。
ネットキャッシングの契約がある人すべてが増枠審査の対象となっているので、好きなタイミングで申し込みすることが可能です。
とはいえ、増枠の審査に通るためには契約から一定期間経過してからの申込が望ましいと考えられます。
その理由は、新規申込時に設けられた借入枠は、その時点での申込者の「返済能力」をもとに決定されています。
新規契約からすぐの状態では、返済能力が大きく変化することはあまりありませんし、利用期間が短いと申込者の信用度の変化も望めないので、増枠の申込は新規契約から最低でも6ヶ月程度経過してから行うことをオススメします。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)で増枠の申込を行う際に必要となる提出書類
増枠の手続きの方法について詳しくは後述しますが、PayPay銀行の増枠の手続きはWEB上で行うことができます。
WEB上での手続きは会員専用ページにログインして行うので、基本的に増枠の申込時に再度本人確認書類を提出する必要はありません。
婚姻や引越しなどにより氏名や住所に変更があった場合にのみ、再度本人確認書類の提出が必要となります。
増枠により借入限度額が50万円を超える契約となった場合
借り入れ限度額が50万円以上になる場合、収入証明書の提出を求められます。
また、初回の契約時に収入証明書の提出を行った人も、増枠の契約時には再度収入証明書の提出を求められる場合もあるので、できればあらかじめ用意しておくのがおすすめです。
また、審査担当者が必要と判断した場合、借入限度額が50万円以下でも収入証明書の提出が必要になるケースもあります。
PayPay銀行「ネットキャッシング」では、以下の書類が収入証明書として認められるので確認しましょう。
給与所得者の収入証明書
- 源泉徴収票
- 住民税課税決定通知書
- 住民税課税証明書
- 給与明細(直近3ヶ月以内のうちの1ヶ月分)
個人事業者の収入証明書
- 確定申告書(税務署の受付印もしくは受信通知、電子申請等証明データシートがあるもの)
- 納税証明書(その1、その2)
- 住民税課税証明書
- 住民税納税通知書
必要書類の提出は公式HPからWEBアップロードすることができるので、該当書類をスマホやデジカメで撮影した画像データの用意ができれば増枠の手続きは完了できます。
その他には、郵送で提出することも可能です。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)で増枠する際の流れと要する時間
PayPay銀行カードローンの増枠の申込は、PCまたはスマホから会員専用ページにログインすることで簡単に手続きできます。
増枠の際は来店や郵送による手続きは一切不要なので、移動時間や就寝前などに申し込むことが可能です。
手続きの具体的な流れと審査にかかる時間を、PayPay銀行へ電話にて問い合わせてみました。
PayPay銀行カードローンの増枠申込から限度額再設定までの流れ
- WEBからの増枠の申込
- 必要に応じて指定書類の提出
- 増枠の審査・在籍確認
- メールによる審査結果回答
- 限度額の再設定・追加での融資実行
公式HP上では増枠の審査結果の回答は在籍確認の完了後最短翌営業日とされており、新規契約時と公表されている審査スピードに違いはありません。
ただ、新規契約時の審査に比べると増枠の審査には時間がかかる傾向にあり、通常であれば申込から審査結果の回答まで約1週間程度かかってしまう可能性が高いです。
また、PayPay銀行カードローンでは土日祝日の増枠の審査は行われていないので、週末に申込を行った場合の審査結果回答はどれだけ早くとも翌週月曜日以降となります。
マイページから手軽に申し込みできるのは大きな魅力ですが、追加の融資実行まで最低でも1週間程度は猶予がある人以外、増額の申込はおすすめできないと言えるでしょう。
追加での融資希望額が5万円以下の少額という人や、とにかく急いでお金を用意したい人は、以下のページを参考にするのがおすすめです。
このページでは、土日・祝日問わず最短即日で融資可能なカードローンを特集しています。
利用時の注意点についても、詳しくまとめているのでぜひ読んでください。
PayPay銀行カードローンの増枠審査は、在籍確認が必須!
申告された勤務先で申込者が本当に働いているのか確認するために行われる在籍確認ですが、ほとんどのカードローンが勤務先に変更がない場合は増枠の際の在籍確認は原則不要としています。
その一方で、PayPay銀行カードローンでは、転職や転勤などが一切ない場合でも在籍確認が必ず行われます。
増枠の審査をする際、勤務先に電話がかかってくるということを理解しておきましょう。
転職している人が注意しておきたいポイント
PayPay銀行カードローンでは、増枠の申込時に勤務先などの再入力をする必要がありません。
勤務先情報の更新を行わないまま手続きを進めると、新規契約時に申告していた勤務先へと在籍確認の電話がかかってしまい、増枠できなくなる場合もあります。
最初に契約してから転職した人は、増枠の申込前に必ず勤務先情報の更新を行いましょう。
勤務先・住所・メールアドレスなどの登録情報の変更は、WEB上で簡単に行うことができます。変更方法は以下のページを参考にしてください。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)の増枠の審査基準は、最初の契約時よりも厳しくなる?
審査基準はどの金融機関のカードローンでも明らかにはされていないので、一概に審査が甘い、厳しいということは言えません。
ただ、新規契約時と増枠時では審査に一点大きな違いがあり、その項目の評価によって審査通過の可能性は大きく異なります。
まず新規申込の場合、次の2項目から総合的に申込者の「返済能力」を確認し、審査通過の可否を決定します。
…年収、勤続年数、職業、雇用形態、家族構成、居住形態など申込時に確認される情報
…携帯電話本体代金の分割払い、他社カードローン、クレジットカードのリボ払いなどの返済状況
増枠の審査では、上記に加えて新規申込時にはまだなかった、「今現在のカードローンの利用状況」も重要な項目となります。
具体的には、借入したお金を毎月遅れることなく返済しており借金が着実に減っていっているという人は、PayPay銀行にとって「優良なユーザー」として判断され、審査通過への期待値が高くなります。
反対に返済遅れがある人や、借入と返済を何度も繰り返していて借金が一向に減っていない人は、「借りたお金を返してくれない人」「資金繰りがショートしかけている人」と判断される可能性が高く、増額の審査通過は非常に難しいでしょう。
以下に、増枠の審査通過が期待できる人の特徴と反対に審査通過が困難な人の特徴をまとめたので、自身の今現在の利用状況と照らし合わせてみてください。
増枠の審査通過への期待値を高くもてる人の条件
- 最初の借入をすでに完済している
- 毎月遅れることなくきちんと返済をしている
- 積極的に繰り上げ返済を行っている
- 他社ローンからの借入が増えていない
- 勤続年数が延びて年収も増えている
増枠の審査通過が非常に困難になると考えられる人の条件
- 借入と返済を繰り返していて借金が減っていない
- 毎月の返済に遅れや滞納がある
- 他社ローンからの借入が増えている
- 転職をしてまだ間もない
- 退職して今現在無職となっている
反対に返済が遅れている場合や他社からの借入が増えている場合、増枠の審査通過は非常に難しいと考えておきましょう。
少しでも審査に対してマイナスとなりそうな不安材料がある人は、ダメ元で増枠や他社カードローンへの申込を行うのではなく、自身の信用情報が今どのようになっているのか先に確認することを推奨します。
信用情報開示の方法や開示された情報の見方については、以下ページで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)カードローンで増枠するメリット・デメリットとリスクについて
ページ冒頭でも触れていますが、一口に増枠といってもその目的や利用状況は異なるため、増枠によりメリットを得られる人もいれば、増枠がデメリットになる人もいます。
ですので、まずはPayPay銀行カードローンの「増枠」についての特徴、抑えておきたいポイントを簡単にまとめました。
PayPay銀行カードローンの増枠の特徴と、抑えておきたいポイント
これらの情報を踏まえたうえで、いくつかのパターンに分けて増枠のメリット・デメリットを考察していきます。
PayPay銀行で増枠するメリット
PayPay銀行は借入額に応じて適用金利が変動するので、借り入れ限度額が増えることで金利が引き下げられる可能性があります。
借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円未満 | 18.0% |
100万円以上150万円未満 | 15.0% |
150万円以上200万円未満 | 12.0% |
200万円以上250万円未満 | 10.0% |
250万円以上300万円未満 | 8.0% |
300万円以上400万円未満 | 6.5% |
400万円以上500万円未満 | 6.0% |
500万円以上600万円未満 | 5.5% |
600万円以上700万円未満 | 5.0% |
700万円以上800万円未満 | 4.0% |
800万円以上900万円未満 | 3.5% |
900万円以上1,000万円未満 | 3.0% |
1,000万円 | 1.59% |
例えば、最初は80万円が借入上限額だった人が100万円に増えると、適用金利は18%から15%になり金利を大きく抑えることが可能です。
他のカードローンへ新しく申し込むよりも、上限でない金利を適用される可能性が高いと言えるでしょう。
また、増枠であれば借入先が増えるわけではないので、返済日や金額の管理がしやすい点も魅力です。
PayPay銀行カードローンの増枠申し込みをおすすめできる人
- 借入枠にまだ余裕があり、既に半年以上PayPay銀行のカードローンを利用している人
- 万一のときに備えて増枠したいと考えている人
- 毎月きちんと返済していて、着実に借金を減らしている人
- 他社ローンの借入が増えていない人
- 今すぐにお金が必要なわけではない人
PayPay銀行で増枠するデメリット
PayPay銀行に限らず、カードローンの増枠は再審査が行われるので結果によっては借入上限額が減額される可能性があります。
特に転職して年収が下がった方や、独立して個人事業主になった方は注意が必要です。
また、PayPay銀行の増枠は利用期間による申し込み制限はありませんが、利用期間があまりにも短いと返済能力の変化は期待できません。
最低でも半年以上利用してから申し込みをするのがおすすめです。
PayPay銀行カードローンで増枠できる可能性が低い人
- とにかく急いで追加融資を受けたい人
- 枠いっぱいまで借入している人
- 新たに他社ローンとの契約を結んだ人
- PayPay銀行カードローンの返済が遅れたことがある人
これらに該当する場合、PayPay銀行カードローンの増枠申込はオススメできません。
枠いっぱいまで借入をしている人や、カードローンの返済が遅れたことがある人は、非常に審査通過の難易度は高い状態です。
基本的にカードローン業者は新規顧客の獲得に注力している傾向にあるため、増枠の審査はさらに難しいと言えるでしょう。
また、人それぞれ現在の借入金額は異なりますが、カードローンの限度額いっぱいまで借りている状態で、それ以上の融資は受けるべきではないとゼニエモンは考えています。
ですので、ここでは追加融資額10万円以下の場合にオススメできるカードローンのみを紹介しておきます。
楽天会員ランクに応じて審査優遇がある「楽天銀行スーパーローン」は追加融資に最適
楽天銀行スーパーローンの特徴は、楽天会員ランクに応じて審査優遇があることです。
通常、他社での借り入れがあると審査が厳しくなることが多いですが、審査の優遇を受けられれば、審査に通過する可能性が高くなります。
※必ずしもすべての楽天会員が審査の優遇を受けられるとは限りません。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 保証人 | 口座開設 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|
年1.9%〜14.5% | 最大800万円 | 最短即日 | 無し | 不要 | あり |
遅延利率 | 申込資格※ | 保証会社 | 来店必要の有無 | ||
年19.9% | 20歳以上62歳以下の方 | 楽天カード(株)または 三井住友カード(株) |
Web完結 |
※以下の全ての条件を満たす方
@満年齢20歳以上62歳以下の方(※1)
A日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
Bお勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
C楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 (※2)
※1 但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
※2 当行が認めた場合は不要です
●楽天銀行株式会社
●登録番号:関東財務局長第609号
●限度額:最大800万円(10万円単位で選択)
●貸付利率(実質年率)/1.9%〜14.5%
●遅延損害金(年率):19.9%
●返済方式:残高スライドリボルビング返済D
●担保・保証人:不要
●必要書類:本人確認書類 ※収入証明(契約額に応じて、当社が必要とする場合)
増枠により金利が引き下げられることってあるの?
どのカードローンでも契約する借入限度額ごとに適用される基本金利が定められており、PayPay銀行カードローンでは以下のように設定されています。
現在は、18.0%で契約している人が最も多いと考えられます。
借入限度額と適用金利表
借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円未満 | 18.0% |
100万円以上150万円未満 | 15.0% |
150万円以上200万円未満 | 12.0% |
200万円以上250万円未満 | 10.0% |
250万円以上300万円未満 | 8.0% |
300万円以上400万円未満 | 6.5% |
400万円以上500万円未満 | 6.0% |
500万円以上600万円未満 | 5.5% |
600万円以上700万円未満 | 5.0% |
700万円以上800万円未満 | 4.0% |
800万円以上900万円未満 | 3.5% |
900万円以上1,000万円未満 | 3.0% |
1,000万円 | 2.5% |
増額される金額は10万〜20万程度になることが多い
PayPay銀行カードローンに限らず、増枠の審査通過により増額される額は10万円〜20万円程度に収まる傾向にあります。
12.0%〜14.5%など適用される金利に幅がある場合、少額の増枠でも金利が引き下げられる可能性もありますが、PayPay銀行カードローンでは借入限度額が100万円を超えない限り、金利が引き下げられることはありません。
また、100万円を超えた場合でも適用金利は借入限度額150万円まで一律15.0%とされており、PayPay銀行カードローンの金利は銀行カードローンの中では高めの設定となっています。
銀行カードローンの中には、100万円以下の借入限度額でも最大金利が15%前後のものも多くあるので、増額による金利引き下げはあまりおすすめできないでしょう。
今すぐにお金を借りる必要はない人は、増枠ではなく他金融機関の低金利なカードローンへのへの申込をオススメします。
その中でも最もオススメなのが「J.Score(ジェイスコア)」という2017年に新しく登場したキャッシングサービスです。
J.Score(ジェイスコア)は、みずほ銀行とソフトバンクが共同出資を行い2017年に登場したサービスです。
J.Score(ジェイスコア)では全部で3つのサービスを提供しており、全て無料で利用することができます。
中でも最も有名なのが、「AIスコア・レンディング」という融資サービスです。
基本的なサービスはカードローンと同様ですが、出題される質問に答えるとAIスコアが算出され、スコアによって金利条件と融資額が変動する新しい仕組みが話題を読んでいます。
申込前に融資条件の目安があらかじめ提示されるので、借入から返済までの大筋を想像しやすい点が大きなメリットです。
また、J.Score(ジェイスコア)のAIスコア・レンディングは非常に優秀なスペックで、上限金利は年15.0%とかなりの低金利となっています。
銀行カードローンでさえ金利の平均が14.5%前後なので、結果的に最も高い金利になってしまっても、この金利はオススメと言えるでしょう。
WEB完結で申し込みできるので、来店や郵送といった手間がない点も魅力です。
現在は平日22:55、土曜21:40、日曜16:40までに借入申込をすれば即時振込対応してくれるので、利便性も高くオススメのカードローンです。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 保証人 | 総量規制 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|
※年0.8%〜15.0% | 10万円〜1,000万円 | 最短即日 | 無し | 対象 | 有り |
遅延利率 | 申込資格 | 返済システム | 来店必要の有無 | ||
年20.0% | 満20歳以上、満70歳以下の方※ | 残高スライドリボルビング方式 | ネット上のみで完了 |
※国内に居住する人のみ
ジェイスコアは借入限度額10万円での契約となった場合でも適用される金利は15.0%なので、PayPay銀行カードローンでの契約金利よりも低い金利で契約できる可能性が高くなります。
一般的に金利が低いカードローンは審査の基準が厳しくなる傾向にありますすが、PayPay銀行での借入を一度も延滞せず完済していれば、「返済能力」「信用度」は高く評価されることになるでしょう。
また、ジェイスコアにはAIスコア診断という高度な審査シミュレーションが用意されており、借入限度額と金利の目安を知ることもできます。
ジェイスコアの全体的なスペックやAIスコア診断の仕組みなどについては、以下のページで解説しているのでぜひチェックしてください。
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)カードローンの「増枠」についてのまとめ
一般的に、現在契約しているカードローンを増枠するメリットは、「新規契約よりも早く追加融資が受けられる」「在籍確認がない」「金利が引き下げられる可能性が高い」などが挙げられます。
ですが、PayPay銀行カードローンの増枠ではこれらのメリットを享受できません。
自身の現在の利用状況や増枠の目的をしっかりと考慮した上で、増枠の申込を行うのか、それとも他社カードローンへの新規申込を行うのか慎重に判断することを推奨します。