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ビジネスローンとは?詳しく解説します!

ビジネスローンとは

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ビジネスローンの利用資格のある人


ビジネスローンとは、法人経営者、又は個人事業主が利用できるローンとなります。2種類の融資の受け方があり、一つは、通常の限度額の範囲で利用できるカードローン(包括ローン契約)と単発の融資であるフリーローン(個別ローン契約)と2種類のタイプがあります。


また、融資自体も、法人名義での契約のものと、個人名義での融資を受ける2種類あります。通常の個人向け融資との違いは、利用用途が事業資金(個人契約はプライベートでの利用も可能)となっています。一概にビジネスローンと言っても種類が多く、明確な定義というものが存在しません。このページでは、個人が契約をするタイプのビジネスローンについての仕組みや疑問を徹底的に解説してみました。現在、検討中であるという人は参考にして頂けますと幸いです。


三井住友銀行 カードローン


三井住友銀行 カードローンのオススメポイント

  • 審査後は土日も借り入れ可能
  • 借り換えにも利用できる融資限度額
  • 口座があればローンカードなしで借り入れできる


ビジネスローンは創業資金に利用出来ない

まず、このビジネスローンというものは創業資金としての利用をする事が出来ません。基本的に貸付の対象は、すでに事業を行いある程度年数を経過した実績がすでに備わっている人に対してのローンであり、言うとなれば、すでに軌道に乗っている人ほど融資を受けやすいローンとして考えるとわかりやすいと思います。


つまり、余剰の運転資金の確保や、融資実績、融資取引先の確保、事業投資等が主だった対象となる貸付となるため、利益の出ていない法人に対しては審査基準が高く厳しいものとなります。また、最も借りやすい個人契約のビジネスローンは審査自体は法人名義のローンよりも期待値が高くなりますがその分、金利が高かったりと、リスクを背負う事になります。以下では、その経営者や個人事業主の個人に対しての契約のビジネスローンと、法人名義でのローンとなるビジネスローンを各々説明していきます。


個人契約のビジネスローンについて

個人契約のビジネスローンの仕組み


まず、個人契約のビジネスローンについてを説明していきます。個人向けのビジネスローンは、融資タイプは2種類でカード発行型のカードローンのタイプと、個別ローンのフリーローンの2種類があります。利用用途も、事業資金以外でも利用する事が可能で、プライベートでの利用も可能です。


このローンに関して、保証人や保証会社等は不要で、第三者等は必要なく、個人の契約となります。言い方を変えれば通常のカードローンやキャッシングの契約を事業主という立場で行うだけと考えると、わかりやすいと思います。


個人契約のビジネスローンは金利が高い

代表者の個人契約のビジネスローンは、金利が高く通常のカードローンとほとんど変わりません。つまり100%事業資金のみで利用する場合は、日本政策金融公庫や銀行などから融資を受ける場合と比較し圧倒的に損な契約であるということを把握しておかなければなりません。


個人締結契約のビジネスローンの金利

オリコ(オリエントコーポレーション) 6.0%〜15.0%
オリックスクレジット株式会社 6.0%〜17.8%
アイフルビジネスファイナンス 3.1%〜18.0%
プロミス 6.3%〜17.8%

このタイプのローンのメリット

手間が掛からず融資を受けれる

最大のメリットを言えば、融資までの手間が掛からない事で、融資を受けるまで長くても1週間程度を目安に融資を受ける事が出来るため、法人名義のローンと比較すると遥かに早い時間での融資を受ける事が出来ます。


書類用意の手間が掛からない

業者によって違いますが、用意すべき書類が、本人確認書類と、申込者の収入証明書が主だった書類となり、申し込み時の書類の用意が容易です。


総量規制の対象外となる

個人に向けたカードローンや単発のキャッシング等のローンと商品自体は変わりませんが、現状ビジネスローンは総量規制対象外となっています。現在、銀行カードローンの多重貸付等によって、銀行も個人向けのカードローンは、総量規制と同様の自主規制を設ける動きがあり、年収の1/3以上の貸付に対し審査基準が大きく上がりました。


今後、個人契約のビジネスローンもこの対象となる可能性はありますが、現在(2017年6月)では、総量規制の対象外となっています。


事業資金として利用できる

個人向けのカードローンは、自由用途で何に対して利用しても用途はありませんが、事業資金としての利用は原則出来ません。つまり、個人で契約しているカードローンやキャッシングは利用規約として自身の事業に対して充てる事が出来ないお金です。これに対し、同様の商品でありながらビジネスローンの場合は、事業資金として利用する事が出来ます。


プライベートでの利用もできる

先ほどの真逆を言いますが、法人契約のローンでは契約者が法人であるため、個人に対してのプライベートでの利用は出来ません。個人のプライベートで利用した場合は、代表者であっても「業務上横領」となります。個人で契約したローンの場合は、基本的にプライベートでの利用も出来るため、プライベートでの利用の可能性がある場合はこちらを選ばざるを得ないという事です。


無担保・無保証人で利用できる

通常のカードローンやキャッシングと同様の商品でありながら、事業資金としても利用できるというスタンスであるため、無担保、無保証人で利用する事が出来ます。


このタイプのローンのデメリット

金利が圧倒的に高い

上記で説明したように、無担保、無保証人である為、金利が法人名義のものと比較すると非常に高い金利となっています。例として三菱UFJ銀行のビジネスローンは、2.35%?9.00%で融資を受けれることに対し、8.0%〜18.0%程度の高金利での融資を受ける事になります。


事業者としてすでにご理解は頂いていると思いますが、この金利で借りて事業の運転資金等に充当するのは、非常にリスクが高いものであり、返済の目処が経っている状態や余剰資金として利用しなければ、返済総額が非常に高くなります。長くとも1年以内での完済を目処に利用するという事を念頭に入れておきましょう。


カードローンよりもメリットが低い場合がある

ある意味、個人で利用できるカードローンよりも金利が高くなるケースもあるため、利用するのであればプライベートでの利用はビジネスローンではなくカードローンの利用を推奨します。カードローンは自由用途で利用出来ますが、事業資金への利用は出来ません。


借金は個人として残ってしまう

個人契約でのビジネスローンを会社への資金として回し、万が一会社が倒産してしまった場合、負債分は法人と個人で峻別されているますが、個人で借りたローンとなるため、ローンはそのまま個人の借金として残ります。


大きな金額の融資は受けられない

1,000万円を超える大きな融資を受けたい場合は、対応していません。ただし、例え1,000万円以下であっても上記のように高金利であり、個人の借金であるため利用するには、多くとも300万円以下である事が妥当です。


会社の融資実績として有利にならない

会社として融資を受けるわけではないので融資実績になりません。


ある程度運営年数がないと申し込み資格がない

カードローンは、安定した収入を元に審査が行われます。いわゆる擬似的に安定した給料を担保に契約するという形です。ビジネスローンも同様に、業者によって違いはありますが、一期、二期を終えて初めて申し込み資格がクリアとなる場合が多い為、審査基準はカードローンよりも厳しいものとなります。


創業資金として利用する事が出来ない

個人事業主を始めるから創業資金として利用したいという場合、このローンに申し込みをしても門前払いとなるのは上記で説明したとおりです。また金利としてもお金を借りてスタートする事業においてビジネスローンを利用するのは得策とは言えません。


第三者のローンの連帯保証人になる場合の信用が落ちる

個人締結のローンであり、本人が直接契約している為、借りたお金はそのまま信用情報に記載されます。お金を借りる事は決して悪い事ではありませんが、お金を借りているという事は、自身の返済能力を削る事を意味します。


そのため、融資を受けている金額に応じ、返済能力が低下している状況となり、この分、保証人を含め他のローンに対しても信用情報のスコアリング値が下がる為、結果、致命的なものではありませんが、信用が落ちる結果となります。


個人契約のビジネスローンについての考え方

上記のメリットデメリットを加味した上で、個人契約でのビジネスローンについてをまとめてみました。


個人契約でのビジネスローンはこう利用する

  • 300万円以上の融資は受けない
  • プライベートでの利用をするならカードローンにする
  • 1年以内に完済できる事を前提に利用する
  • つなぎ融資を前提に短期間の融資として利用する

この3点を前提に利用するようにすると失敗した場合のダメージやリスクが減りますが、事業の運転資金として個人契約のビジネスローンに頼らざるを得ない場合はかなり深刻な時期であり、逆に深刻でない場合は、わざわざこのローンを選択する必要はありません。また個人事業主の人も、ここまで高い金利のローンは、返済に追われる事は明白です。


出来ることなら、融資までに時間が掛かりますが、日本政策金融公庫(国金)などの金利があってないような程度の融資で運転する方が遥かに低リスクです。どうしても利用せざるを得ない場合は融資を受ける事も問題ありませんが、1年以上かかる、ひょっとすると失敗するかも知れないがこれを元手に賭けてみると言うような腹をくくっているここぞと言う時に利用を検討するようにしましょう。



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