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消費者金融の金利についてを詳しく解説!いざという時に知っておきたい利息の心得
基本的に、消費者金融の金利は50万円以下の借り入れなら年18.0%が適応されます。
そのため、申込者の9割以上は年18%の金利が適応されます。
この金利はどれくらい高いのか?低金利と言われている銀行カードローンとどれくらい差があるのか?などの疑問を、このページで詳しく解説しています。
消費者金融の利用を検討しているが、もし返済できなかったらどうしよう…と不安な人は、じっくり読んでいただけると嬉しいです。
消費者金融で適応される金利について
まず、消費者金融から融資を受ける場合は、「利息制限法」という法律によって金利の上限が定められています。
以下の表を見てください。
年20.0% | 元本の額が10万円未満の場合 |
---|---|
年18.0% | 元本の額が、10万円以上、100万円未満の場合 |
年15.0% | 元本の額が100万円以上の場合 |
このように、金利というのは利息制限法によって決まっており、カードローンの場合は最小の契約が10万円であるため、年18.0%以上の金利にはならないことが確定しています。
消費者金融の下限金利と上限金利について
消費者金融に限らず、ほぼ全てのローンには上限金利と下限金利があります。
上限金利については上記で述べた通りですが、下限金利についても知っておかなければなりません。
以下の表に、大手消費者金融の上限金利と下限金利についてまとめてみました。
ここで問題ですが、以下の表でどの業者が最も低金利だと言えるでしょうか?
プロミス | |
---|---|
アコム | |
アイフル | |
SMBCモビット | |
ノーローン | 4.9%〜18.0% |
セントラル | 4.8%〜18.0% |
正解は、プロミスです。
「いやいや、アコムとかSMBCモビットは3.0%でプロミスよりも金利は低いんだけど…」と思うかもしれませんが、それはあくまで下限の金利です。
言わば、「ここまでの金利が適応される可能性があるよ」という金利であり、適応される事が極めて困難になります。
というのも、契約当初はちゃんと返済ができるのか判断する材料が少なく、カードローン会社も貸倒れを防ぐために慎重に貸付を行います。
なので、基本的に消費者金融は初回契約時に50万円以上の契約はかなり難しく、後から増枠の審査を受けるという利用方法が一般的です。
そこで多くの場合に適応されるのが、上限金利となります。
つまり、消費者金融を利用した際に、十中八九適応される金利は、年18.0%であるということを知っておきましょう。
18.0%の金利で1ヶ月どれくらいの利息が付くの?
上記の説明で、消費者金融は基本的に年18.0%の金利が付くことが分かりました。
では、実際毎月どれくらいの利息がかかるのか説明していきます。
利息の計算方法は、以下の通りです。
カードローンの利息は、年単位の実質年率で表記されていますが、利息は日割りで発生しています。
そのため、「融資を受けた金額×金利÷365日=1日の利息」で利息を計算することができます。
10万円に対して1ヶ月の利息は約1,500円、20万円の場合は3,000円と、10万円ごとに1,500円とイメージするとわかりやすいです。
つまり、10万円ほど融資を受けて2万円返済した場合は、利息の1,500円分を差し引いた18,500円分の元金を返済した事になります。
そして、翌月は金利が元金の81,500円に対し掛かるため、利息は1,205円です。
このように、元金が増えるほど月に掛かる利息は増えますが、元金が減れば利息も減るという事です。
低金利と言われている銀行カードローンの金利と比較すると…
計算式と月々に掛かる利息のイメージは、なんとなく掴めてきたと思います。
ただ、各業者で金利を比較してみないと、それが高いのか低いのかイマイチわからないですよね。
次に、同じカードローン商品である銀行カードローンと比較してみましょう。
銀行カードローンと消費者金融のカードローンの違いは、審査速度や金利などがあります。
銀行カードローンで申込から融資を受けるまでにかかる時間は最短でも翌営業日となり、消費者金融のカードローンのように最短即日で融資を受けることは不可能です。
その一方で、金利は消費者金融カードローンに比べて低い傾向にあります。
では、ここで消費者金融カードローンと銀行カードローンの金利にどれだけ差があるのかを見ていきましょう。
消費者金融と銀行カードローンの融資額にかかる利息一覧
融資を受けた金額(金利) | 消費者金融(年18%) | 銀行カードローン(年14.5%) |
---|---|---|
10万円 | 1,500円 | 1,208円 |
20万円 | 3,000円 | 2,416円 |
30万円 | 4,500円 | 3,624円 |
40万円 | 6,000円 | 4,832円 |
50万円 | 7,500円 | 6,040円 |
これを見ると、意外と差がない事に気づく人も多いと思います。
基本的に、銀行カードローンがいくら低金利と言われていても、消費者金融と圧倒的な差があるわけではありません。
実際は、35万円以上の融資を受けなければ、月の金利差は1,000円も変わらないのが実態です。
なので、融資希望額が30万円以内の人は、消費者金融と銀行カードローンどちらでも、利息にそこまでの差はないと考えておきましょう。
ただし、融資を受ける金額が大きくなるほど、かかる利息の差も大きくなります。
なので、返済総額を減らすためにも金利の低いカードローンを選択することをおすすめします。
返済期間が長いほど、払う金利の金額は増えていく
今までは発生する利息にフォーカスして解説しましたが、返済総額についても理解しておかなければなりません。
ローンを組んだ経験のある人は既に知っている人も多いと思いますが、ローンは、3年・5年・10年の返済期間をあらかじめ決めることが出来ますが、期間を長くするほど返済総額が増えていく仕組みとなっています。
その仕組みを理解するために知っておきたいのが、消費者金融の毎月の最低返済額です。
最低返済額は、別名ミニマムペイメントと呼ばれ、毎月必ず最低でもこの金額は返済しなければならない金額です。
この金額の内訳は利息と元金が含まれており、特に契約時に指定せずにこの金額のみを返済していけば、必ず5年以内に完済が可能です。
その理由は、日本貸金業協会へ加盟している消費者金融は、無限リボ地獄にならないための以下の自主規制が義務付けられていることが理由です。
自主規制 第26条 (極度方式基本契約に係る返済期間の設定)
協会員は、資金需要者等との間で極度方式基本契約を締結する場合には、当該極度方式契約に基づく極度方式貸付けの返済が原則3年以内(ただし、極度額が30万円を超える場合には原則5年以内)に終了するようにしなければならない。ただし、極度額が100万円を超える場合において、返済能力その他の事情等にかんがみ、合理的理由がある場合には、この限りでない。
つまり消費者金融の返済額は、30万円以内の融資は3年以内に完済するように、30万円を超える場合は5年以内に完済が出来るようになっているのです。
そのため、消費者金融の月々の返済額とプランがほとんど変わらず、平均的に返済額の設定は以下のようになっています。
- 10万円に対しては4,000円
- 20万円に対しては8,000円
- 30万円に対しては11,000円
- 40万円に対しては11,000円
- 50万円に対しては13,000円
では、実際に消費者金融の指定する最低返済額を返済した場合に支払う、金利総額について見ていきましょう。
融資を受けた金額 | 月々の最低返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
10万円 | 4,000円 | 12万6,226円(+26%) |
20万円 | 8,000円 | 25万2,540円(+26%) |
30万円 | 1万1,000円 | 38万8,663円(+30%) |
40万円 | 1万1,000円 | 58万2,494円(+46%) |
50万円 | 1万3,000円 | 75万1,057円(+50%) |
※%の表記は端数切捨て
30万円以下は3年以内、30万円を超える場合は5年以内に完済のプランになっていますが、そのプランに従い完済を行うと、10万円だと元金の1.25倍、50万円だと元金の1.5倍の額を支払うことになります。
消費者金融の融資は、2年以上融資を受けると返済総額が非常に高くなる仕組みになっているので、1日当たりの金利額は低くても、最低返済額だけ返済し続けると、金利面で非常に損をする仕組みになっています。
消費者金融の利用を検討している人は、以下の2点を考慮し融資を受けるようにしましょう。
この条件をクリアできない場合は、金利を重視して業者を選びましょう。
低金利でのカードローン選びがしたい人は、以下のページを参考にしてください。
契約の途中に、金利が下がることもある
カードローンを利用していると、契約途中に金利が下がるケースもあるので、どんな場合で金利が下がるのかを実例で紹介します。
下がる場合は、主に次の2つです。
3年以上など長期的に契約を行っていると、金利が安くなることがあります。
例えば、ゼニエモンはアイフルとプロミスを6年利用していますが、3年目にアイフルの金利が自動的に1%引き下げられ、現在は17.0%で借入が可能になりました。
またプロミスは、金利引き下げの電話がかかり、こちらも同様に16.8%に金利が下がりました。
プロミスは連絡がありましたが、アイフルは気がついたらなっていたイメージです。
引き下げられたタイミングではどちらも滞納はなく契約から3年以上経過していて、こちらにしか利益がない事を打診または行ってくれるのは嬉しく思います。
次に、借入枠を100万円までに増枠した場合、貸金業法により強制的に年15.0%まで下がります。
その他にも、借入枠の大きさによっても金利が下がっていくようになっていて、プロミスの場合は最大金額が500万円で一番下の金利が適応されます。
結論的に初回契約で、100万円未満の貸付枠の場合だと18%である
結果的に、100万円未満の借り入れは、例外なく年18%の金利が適用されると考えるのが無難です。
まずは年18%で契約し、1年スパンで金利の引き下げ交渉を電話窓口にて交渉していくと良いでしょう。
最初から低金利で契約をしたい方は、消費者金融のカードローンよりも年14.5%で契約できる銀行カードローンの利用を検討しましょう。
三菱UFJ銀行が発行するカードロー「バンクイック」は、金利が年1.4%〜年14.6%と消費者金融のカードローンに比べて金利が低く設定されています。
バンクイックは、利用限度額が高くなるにつれて適応金利が低くなるので、借入れしたいけれど金利はなるべく抑えたい方に特におすすめのカードローンです。
バンクイックについては以下のページで詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
消費者金融の中には無利息期間のサービスを導入しているところも
消費者金融の中には、期間は限定されていますが、無金利で借り入れが可能な業者もあります。
期間限定で無金利で借入できる消費者金融を、以下の表にまとめました。
無利息期間が付帯している消費者金融機関
業者名 | 無金利の期間 |
---|---|
プロミス | 初めて借入から30日間無金利 |
アコム | 契約の翌日から30日間無金利※はじめて契約をする方 |
アイフル | 契約日から30日間無金利 |
レイク | 契約日から60日間または180日間は無金利 |
※プロミスの無利息サービスを利用する場合は、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要です。
※レイクの無利息サービスを利用する場合は、Webからの申し込み必要となります。
いずれも30日ほど利用できますが、短期で借入を希望している人やすぐに完済する予定の人にとっては、30日間は利息がゼロというこのサービスは安心材料の一つでしょう。
消費者金融を利用する場合は、無金利の期間のサービスがある業者の利用をおすすめします。
利息が高く感じるのは、37万円以上の融資を受けてから
金利の年18.0%というのはかなりの高金利ではありますが、用途が定まっておらず自分の意志で融資・返済を行えるのは、非常に使い勝手がいいものです。
ただ、この金利が極端に高く感じ始めるのが、37万円超の金額を融資してもらってからです。
この37万円というのは、毎月の最低返済額のうち、元金よりも利息の方が割合が多くなる金額なのです。
先述したように、業者には毎月これだけは最低でも返済してね!という「最低返済額(ミニマムペイメント)」が設けられています。
消費者金融は、日本貸金業協会のガイドラインにより、自主規制により5年以内に完済できるような返済プランを設けるようにされています。
各業者の37万円融資を受けた時の最低返済額は、プロミス・アイフル・SMBCモビットともに1万1,000円です。
この場合の返済の内訳は、利息が5,550円、元金返済は5,477円となり、利息が元金の返済金額を追い抜く事態が起こります。
体感的な話ですが、これ以上は自分が思った以上に元金が減りません。
1年経過して計13万円以上返済したのに、元金は7万円程度しか減っていないため、返済意欲が段々と失われかねません。
37万円以上の金額を融資してもらう際は、最低返済額よりも多い額を返済していくことが重要です。
これが難しい人は、21万円〜30万円までの融資に留めておき、これくらいが自身のキャパシティの限界であると強く意識するようにしてください。
逆に金利が急に引き上げられる事ってあるの?
この契約している金利ですが、引き上げは無断で行うことは禁止されています。
契約している金利の引き上げは、原則として行われることはありません。
自主規制基本規則第13条より
協会員は、貸付の契約の内容のうち、「重要な事項」(資金需要者等の利害に関する事項であって、当該貸付けの契約に締結及び変更にあたり、その意思決定影響を及ぼす事項をいう。)については資金需要者等の利益に配慮した取扱いを行うものとし、特に、以下に掲げる事由については、その取扱に留意するものとする。
- 貸付利率の引き上げ
- 返済の方式の変更
- 賠償額の予定額の引上げ
- 債務者が負担すべき手数料等(貸付の契約に基づいて負担する債務の元本額及び利息を除く。)の引き上げ
- 銀行振込みによる支払い方法その他の返済の方法の変更及び返済を受けるべき営業所その他の返済を受けるべき場所の変更
- 繰り上げ弁済の可否及びその条件の変更
- 期限の利益の喪失の定めがあるときはその旨及びその内容の変更
つまり、金利の引き下げは業者の判断で行えるが、金利の引き上げは双方の合意がないとできないということです。
金利が引き上げとなる場合の例外
金利が引き上げとなる例外は、2つほど挙げられます。
返済を滞納してしまった場合、滞納している間は通常の金利ではなく、遅延損害金という別の金利が適応されます。
多くの場合、遅延損害金の利率は年20.0%となっており、滞納が解消されるまでは利息が増えてしまいます。
消費者金融のおまとめローンを利用している場合で、残債が十分に減ったためフリーローンへ切り替えると、別商品の利用となるため金利が引き上げられることがあります。
ただし大抵の場合は、おまとめローンと通常のローン枠は別に作るので、おまとめローンの残債は低金利をキープし、新たな借入は事実上の引き上げとなります。
消費者金融の金利についてのまとめ
ここまで、消費者金融の金利について説明してきましたが、思ったよりも高かった・低かったなど、いろいろな感想を持たれたと思います。
ただ、利息に対して漠然と恐怖を感じていた人も、利息は払うとしてもこの程度で、リボ払いのようにいつまで経っても完済できないといった心配は不要ということも分かったはずです。
実際のところ、自主規制により5年以内に完済できる返済プランが自動的に組まれる為、黙々と返済を続けていれば5年以内に必ず完済できます。(※途中で追加融資を受ければリセット)
金利こそ年18.0%と高く設定はされていますが、20万円以下の融資なら利息はそれほど大きくならないので、特に利息を大きく気にする必要はないでしょう。
20万円を30回で返済した時の返済総額
契約時の金利 | 毎月返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
18.0% | 8,328円 | 24万9,835円 |
15.0% | 8,036円 | 24万1,071円 |
12.0% | 7,750円 | 23万2,489円 |
10.0% | 7,562円 | 22万6,868円 |
個人差はあると思いますが、そこまで差額はないと思いませんか?
借入額が100万円〜200万円なら差は大きくはなりますが、20万円以下ならほとんど差は出ません。
カードローンの悪いところは、例え年収の1/3以下しか借りることができなくても、キャパシティを超える融資を受けることが出来る点です。
このキャパシティというのは、最低限の娯楽などを楽しみながら、カードローンが自身の生活を圧迫しないレベルです。
最後に伝えたいのが、消費者金融は確かに金利が高い!でも20万円までなら特に生活を圧迫するレベルではないということです。
元々一般的な生活をしている人にとっては、カードローンで50万円以上融資を受けるのは現実的ではなく、後から自分の人生を苦しめることになります。
特に37万円を超えるとローンが長期化し、毎月の返済額の半分は利息を占めてしまうので、年収の1/3以内でも借りすぎという事を理解した上で、注意してご利用ください!
消費者金融で、金利面でおすすめの業者を紹介
SMBCグループ プロミス
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