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信用金庫と銀行って何が違うの?信用金庫ってどんな金融機関?
「信用金庫と銀行って何が違うの?」
「口座作って、お金預けて、ローンも組めるし、何も違わない気がするんだけど……」
そうなんです。基本的には何も変わりません!
どちらも、同じように【預金】【融資】【為替取引】この3つを主な業務としています。
信用金庫と銀行の大きな違いは、経営理念にあるようです。
ゼニエモンがわかりやすく解説します!
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実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 保証人 | 口座開設 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|---|
10万円〜800万円 | なし | 不要 | あり | |||
遅延損害金 | 申込資格 | 保証会社 | 来店必要の有無 | |||
- | 満20歳〜64歳 | アコム | Web完結 |
信用金庫ってどんなところ?
信用金庫とは、そもそもどのような組織を指すのでしょうか?
一般社団法人全国信用金庫協会のHPには、以下のように記載されています。
信用金庫は、中小企業や地域住民のための協同組織による地域金融機関です。
信用金庫と銀行の違い
そんな信用金庫と銀行は、以下のような違いがあります。
信用金庫と銀行の違い
区分 | 信用金庫 | 銀行 |
---|---|---|
根拠法 | 信用金庫法 | 銀行法 |
設立目的 | 国民大衆の為に金融の円滑を図り、
その貯蓄を増強に資する |
国民経済の健全な発展に資する |
組織 | 会員の出資による共同組織の非営利法人 | 株式会社組織の営利法人 |
利益 | 株主や社員に還元 | 地域に還元 |
会員資格 | (地区内において)
・住所または居所を有する者 |
なし |
業務範囲 | 預金は制限なし
融資は原則として会員を対象とするが、 |
制限なし |
信用金庫と銀行は組織としての目標が異なる!
銀行は株式会社で営利法人なのに対して、信用金庫は協同組織の非営利法人とされています。
こうした違いはあるものの、お金を企業・個人へ貸し出して利息によって利益を得る仕組みは、銀行も信用金庫も違いはありません。
一点大きく異なるのは、貸し出しを行う相手です。
銀行は業務範囲に制限がなく、全国に展開することができます。
一方で信用金庫は営業エリアが決まっており、従業員数が多く資本金も大きい企業とは取り引きできません。
信用金庫と他の銀行系の組織との違い
銀行系の組織は普通の銀行以外に、信託銀行・信用組合・地方銀行・労働金庫・農協があります。
それらの特徴と信用金庫との違いを、以下にまとめました。
信託銀行
信託銀行は、預金・融資・為替取引といった銀行の業務以外にも、信託業務を行えることが特徴です。
具体的には、金銭や不動産、有価証券などの信託業務、それに伴う不動産売買や証券代行業務、遺言業務を行うことができます。
なお、「信託」とは委託者が自分や受益者のために、自分の財産を専門家に預けて管理してもらうことです。
信用金庫との違いは、銀行との違いに加えて、信託業務を行っているかどうかです。
信用組合
信用組合は、中小企業等協同組合法や協同組合による金融事業に関する法律(協金法)を根拠法とした組織です。
信用金庫との違いは、根拠法や会員の資格、預金の受け入れに会員資格が必要かという点です。
基本的には、信用金庫との違いはそこまでありません。
地方銀行
地方銀行は、地方都市を中心に地域内に多くの支店を持っている組織です。
地域に根付いているという点では、信用金庫と近いものがあります。
しかし根拠法は銀行法になるため、エリア制限はない点が信用金庫との違いになります。
労働金庫
労働金庫は、労働金庫法に規定がある、労働組合や生活協同組合などが会員の組織です。
労働金庫は、「ろうきん友の会」に入るか個人会員になれば、原則誰でも利用することができます。
信用金庫との違いは、根拠法や会員の資格になります。
農協
農協は、組合員を対象に預金や融資を行っています。
農業の仕事に従事していなくても、口座開設をすることが可能です。
信用組合との違いは、農協は農業を行っている組合員の優遇が充実している点です。
信用金庫と銀行はどちらを開設するのがいい?
信用金庫と銀行は、基本的なサービスは同じです。
ただ、大きく異なる預金・融資・独自のサービスについて、解説していきます。
銀行・信用金庫の違いとして、まず金利が挙げられます。
特に大手の銀行は、大企業の安定顧客がいるだけでなく、ブランド力で預金が集まるため、預金金利を高く設定する必要はあまりありません。
一方で信用金庫は、銀行より預金を集めづらいため、定期預金などの預金金利が比較的高く設定されています。
ただし、ネット系銀行の場合、店舗がほとんどなく経費がかからないので、高い金利を設定していることが多いです。
また上述したように、信用金庫には地域の発展という目的があります。
そのため、地域の事情に合わせて金利を高く設定している場合があるのです。
例として、城南信用金庫の省エネ設備を導入した人向けの「節電プレミアム預金」や、羽後信用金庫の子育て世帯に金利を上乗せする『少子化対策応援預金「めんこい」』などが挙げられます。
銀行と信用金庫では、融資に関しても違いがあります。
銀行では、住宅ローンや企業向けの融資などの申込資格はなく、審査に通れば誰でも利用することができます。
ただし、融資金額が大きくなるほど、不動産などの資産を担保として提供する必要があります。
一方で信用金庫の場合は、700万円以内の小口融資などを除き、融資を利用できるのは原則として会員のみです。
先述したように、会員になるためには対象の地域内に居住または勤務していることなどが条件になっています。
条件が厳しい分、特許権や著作権などの知的財産権を担保にした融資や、NPOへの融資など、銀行よりも幅広く融資を行っているのが特徴です。
個人向けでも、東京信用金庫の「がん先進医療ローン」や、京都信用金庫の『京信 節電支援ローン「エナジーセーブ」』など、独自の融資商品を取り扱う信用金庫もあります。
以下のページでも詳しく説明しているので、気になる人はぜひチェックしてください。
信用金庫では、地域経済のために地元企業への支援サービスを行っています。
そのため、起業を考えている人や企業経営者にとっては、銀行よりも信用金庫の方がメリットが大きいかもしれません。
行っているサービスは、以下のようなものが挙げられます。
- 創業支援サービス
- ビジネスマッチング
- 海外進出支援
- 事業再生支援
このように、独自のサービスがあることは、信用金庫の特徴となっています。
信用金庫は地域密着型で営業エリアが銀行より狭い!
銀行と信用金庫の大まかな違いがわかってきました。
普段の生活の中で利用する金融機関を大きく分けると、以下のようになります。
- ネットバンク 住信SBIネット銀行・ジャパンネット銀行など
- 都市銀行 みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行など
- 地方銀行 各都道府県ごとにある、横浜銀行・福岡銀行・京都銀行など
- 信用金庫
上から順に、営業エリアが狭くなっていきます。
厳密に分類すると、地方銀行には第一地方銀行と第二地方銀行があり、一般的に第二地方銀行の方が規模が小さいです。
ゼニエモンの地元、山口県の信用金庫と地方銀行の営業エリア・店舗数を比較してみました。
比較項目 | 山口銀行 | 東山口信用金庫 |
---|---|---|
営業エリア |
山口・広島・島根・愛媛・兵庫 |
山口県内のみ |
店舗数 | 134店舗 | 25店舗 |
店舗数や営業エリアに、これだけの差があります。
信用金庫で口座の開設をするには、その信用金庫の営業エリア内に住んでいる、もしくは勤務先があることが条件となります。
そのため、地域住民の方のみ利用できる金融機関です。
信金ATMは全国共通!どこでも手数料無料!
銀行のキャッシュカードは、異なる銀行のATMを利用すると手数料がかかります。
その点、信用金庫の場合、1つ信金のキャッシュカードがあれば、全国の信金ATMを手数料無料で利用することが可能です。
例えば、東山口信用金庫のキャッシュカードで、かながわ信用金庫のATMを無料で使うこともできます。
信用金庫の会員って何なの?会員になるメリットってあるの?
信用金庫は、地域内の個人・中小企業・個人事業主からの出資をもとに経営を行い、出資した人が会員となります。
簡単に言うと、株主のようなものです。
そして信用金庫では、融資の対象を原則会員の方としています。
信用金庫に電話して、会員について詳しく問い合わせてみた!
一見、会員にならないと融資を受けられないようにも感じますが、一般的な融資は会員にならずとも、利用することが可能です。
ただ、会員でない方が借入する場合は、借入できる限度額が制限されます。
この金額は各信用金庫によって異なり、だいたい500〜700万円までとされています。
個人事業主でない個人の方であれば、銀行も信用金庫も同じように利用できると考えて問題ありません。
信用金庫の会員になれるのは、営業地域内に居住・勤務、もしくは事業所を持っている方とされています。
個人事業者で常時使用する従業員数が300人を超える場合や、法人事業者で常時使用する従業員数が300人を超えていて資本金が9億円を超える場合は、会員にはなれません。
信用金庫の会員になるには、出資金が必要です。
出資金はひと口500円、最低10口以上(5,000円以上)の出資金が必要としているケースが多くなっています。
なお、上限は10万円程度です。
出資するという点では一緒で、配当金が出ます。
しかし、株式のように流動性があるものではなく、自由に売買できるものではありません。
あくまで、目的は相互扶助ということで、株のように利益を出すために、運用するものではない点に注意しましょう。
信用金庫によって条件は異なりますが、会員のみが利用できる特別低金利なローンなどがあります。
しかし、どれも企業向けの場合がほとんどです。
キャッシュカードの利用や給与振り込みで貯まるポイントサービスもありますが、個人の方が1万円以上払って利用する価値はないように感じます。
結論として、個人の方は会員になるメリットはありません。
会員になることで、メリットを享受できるのは、地元で長く事業を行っている、もしくは今から開業を考えている方です。
銀行カードローン、信用金庫カードローンの違い
銀行と信用金庫のメリットデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
多くの信用金庫で取り扱いのある「カードローンきゃっする」と、当サイトで人気の銀行カードローン「三菱UFJ銀行 バンクイック」を比較して、表にまとめてみました。
カードローンきゃっすると三菱UFJ銀行バンクイックの比較
比較項目 | カードローンきゃっする | 三菱UFJ銀行 バンクイック |
---|---|---|
借入限度額 | 50万円〜900万円 | 10万円〜800万円 |
実質年率 | 2.8%〜14.5% | 1.4%〜14.6% |
口座の開設 | 必須(応相談) | 不要 |
ネットからの申込 | 可 | 可 |
契約手続きのネット完結 | 可 | 不可 |
土日の審査・契約 | 不可 | 可 |
コンビニATMでの借入 | △ | 可 提携コンビニATM利用手数料無料 |
表からわかるように、信用金庫のカードローンと銀行のカードローンは、金利や借入限度額に大きな差はありません。
また、数年前まで信用金庫カードローンは借入時に来店する必要がありましたが、口座を持っていればWEB完結できる信用金庫も増えてきました。
なお、口座開設が必須のところもあれば、相談次第で口座が無くても貸してくれる場合もあります。
信用金庫では土日の審査や契約はできませんが、相談窓口は設けている信金も多いです。
コンビニATMでの借り入れについては、一部コンビニATMでは信用金庫のキャッシュカードは使えても、ローンカードは使えないため△としています。
詳しくは、自分が借りたい信用金庫に問い合わせた方がいいでしょう。
銀行カードローンと信用金庫カードローンのメリット・デメリット
信用金庫 | 銀行 | |
---|---|---|
メリット | ・独自の審査がある ・地域密着型だから店舗が近所にあることが多い |
・ネットや電話など来店不要で融資が完結
・提携しているコンビニATMの手数料無料 |
デメリット | ・即日融資はできない
・非会員だと借りられない場合も多い |
・即日融資はできない
・審査が厳しめ |
信用金庫は営利目的ではないので、消費者金融の会社とは異なる審査基準で審査をしています。
さすがに、滞納や未返済の借入が大量にある人は難しいですが、消費者金融の審査に通らなかった人でも通ることがあります。
基本的には、銀行で借りても信用金庫で借りても条件は似たようなものなので、コンビニATMなどで手軽に借入返済したい人は銀行カードローンを利用した方が確実です。
信用金庫と銀行のカードローンの違いはこちらのコラムでも徹底的に話してますので、参考にしてください。
住宅ローンは信用金庫と銀行どちらがいい?
信用金庫は地域の発展を目指しているので、地元の個人事業主の方など銀行では住宅ローンの審査に通りにくいような属性の人も、信用金庫なら貸してもらえる可能性は十分にあります。
ただ、個人事業主でもなく一個人で住宅ローンを組むなら、銀行でも信用金庫でも待遇や金利に変動はほぼありません。
むしろ、銀行の方が低金利を提案してくることは多いです。
金融機関ごとの住宅ローンの違い
住宅ローンは大きく分けて、民間の金融機関が貸し出す「保証協会付住宅ローン」と、公的な金融機関である住宅金融支援機構が貸し出す「フラット35」があります。
「保証協会付住宅ローン」は、保証協会という法人が審査をし、万が一貸し倒れが起こった場合も保証協会が銀行にお金を返済してくれます。
保証協会付ローンには、以下の4つがあります。
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信用金庫
- ネット銀行
都市銀行の住宅ローンは、資金力があるため金利が低いのが特徴です。
また審査結果が早く出る点や、保険が割引されるなどの付随サービスがある点など、魅力的な住宅ローンと言えます。
さらに、加入者の裾野が広いことも特徴です。
住宅ローン利用時に加入が必要な「団信」に入れなくても、「ワイド団信」に加入できれば借り入れできる、外国人でも借り入れできるなどがあります。
地方銀行の住宅ローンは、金利は少し高いものの、複雑な案件でも審査が通る可能性があります。
審査が有利になるよう追加で書類を依頼したり、別の角度から審査を行ったりと、なんとか審査に通れるように工夫をしてくれます。
信用金庫の住宅ローンは、地元の個人事業主など、銀行では審査が通りにくい人でも通りやすいです。
金利は高めですが、書類では分からない素性を重視するなど、独自の審査基準を持っています。
ネット銀行の住宅ローンは、店舗がない分コストが低いため、金利が非常に低いです。
また、申し込みはネットのみで完了するため、利便性が高いのも魅力と言えます。
一方で対面の相談はできず、電話の相談もできない場合が多いため、審査の柔軟性に乏しいです。
住宅ローンの種類による違い
住宅ローンには、提携ローンと非提携ローンがあります。
提携ローンは、金融機関と不動産会社が提携している住宅ローンです。
融資条件を金融機関と不動産会社がすりあわせていて、書類の多くを不動産会社が用意してくれるため、審査スピードが早いです。
また、不動産会社が後押しをしてくれるため審査通過率が上がっており、金利も優遇されています。
非提携ローンは、金融機関に直接申し込むローンです。
非提携ローンは、提携ローンより豊富な種類があります。
そのため、自分にぴったりなローンや、提携ローンより低金利なローンが見つかる場合があります。
信用金庫と銀行の就職は何が違う?
信用金庫と銀行は以上のような違いがあるため、就職するにあたっても違いがあります。
一般的に、信用金庫は地域経済の発展や相互扶助の考えに共感できる人が、信用金庫に向いています。
信用金庫と銀行の比較を、以下の3点から解説していきます。
- 転勤
- 給料
- 安定性
信用金庫は地域のために働くため、基本的に転勤はありません。
一方で銀行は全国各地に転勤する可能性があり、ずっと同じ場所で働くことはほぼないと言えるでしょう。
給料は、規模が銀行の方が大きいため、銀行の方が給料が高くなることが多いです。
ただ、利益を上げることが銀行の目的のため、仕事は厳しい場合が多いです。
どちらが安定しているとは言い切れません。
銀行は統合される場合がありますし、信用金庫は過疎化によって経営が苦しくなる場合があります。
銀行も信用金庫も、組織ごとに安定性は違うと言えます。
志望動機
志望動機では、その信用金庫でなければならない理由を明確に述べることが必要です。
そこでしかできないことを的確に説明するために、組織についてしっかりと理解しておきましょう。
また、地域貢献がしたいと思うのであれば、必ず志望動機に書くのがおすすめです。
信用金庫は、特定の地域に根ざした組織のため、その地域への思いは強い志望動機になります。
信用金庫についてのまとめ
今すぐ信用金庫の会員になっても、すぐに大きなメリットがあるわけではありません。
一方で信用金庫は、地元の中小企業が潤い、地域全体が活性化することを目標としているので、大企業との付き合いをメインとしている大手銀行より、審査や返済について親身になって話を聞いてくれます。
いざ事業資金に困った時に、全く付き合いのない金融機関に融資の申込をするのと、普段から付き合いのある地元の金融機関にするのでは、印象は大きく変わるはずです。
長い目で見れば、会員となって地元の信用金庫と上手く付き合っておくことで得られるメリットは少なからずあるのではないかと思います。