任意整理から5年経過。まだカードローンやキャッシングは利用できないの?
先に結論を言うと、返答は「出来ない可能性が高い」と答えます。
まだ5年では、大手業者や銀行カードローンでは審査に通らない状態となっている可能性が高いです。
ではなぜ、5年経過しても審査に通らないのかという言うと、信用情報に途中で本来の契約とは違う条件に異動したという情報が記載されたままになっているからです。
この信用情報については、以下のページで詳しく説明していますので、信用情報ってなんなの?という人は先に以下のページを読んで頂けますと幸いです。
また、信用情報に自信がない状態でもお金が借りられるカードローンを探している人は、以下のページをチェックしてください。
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申込条件
- 満20歳以上74歳以下の方
- 安定した収入のある方
(パート・アルバイト・自営業含む)
無職・専業主婦(夫)・年金受給者(年金以外に収入がない方)・内定の方は申込できません。
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※1 審査状況により、電話での連絡を実施する場合があります。
※2 お申込の曜日や時間帯によって翌日以降となる場合があります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 保証人 | 総量規制 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|
最大800万円 | ※1 | なし | 対象 | なし※2 | |
遅延利率 | 申込資格 | 返済システム | 来店必要の有無 | ||
年20.0%(実質年率)※3 | 20歳〜74歳※4 | 借入後残高スライド 元利定額返済方式 |
Web完結 |
※1 お申込の曜日や時間帯によって翌日以降となる場合があります。
※2 審査状況により、電話での連絡を実施する場合があります。
※3 審査結果によっては希望に添えない場合もあります。
※4 収入が年金のみの人は申込不可
まず、任意整理についをおさらいします
まず、ざっと簡単に任意整理についてを説明します。
この任意整理というのは、弁護士や司法書士等を介し、業者側に対し交渉してもらうことを意味し、これは裁判所を通して行われる「個人再生」や「自己破産」とは異なるものとなります。
債務整理という似たような単語もありますが、これは任意整理と個人再生・自己破産全部をひっくるめた内容となります。
任意整理は現在融資を受けている金額分でこれ以上金利を払わずに元金だけを返済することで契約を終わらせるという事を意味しており、任意整理は業者と和解書を取り交わすことで新しく返済計画を立てることになります。
この時の和解計画は基本的に借りていた元金のみを返済して利息はカットするという内容が多いです。
まあそもそも利息が膨らんで返せなくなった人が多いので、業者としてもここで利息について強行的な対応をしてもあまりメリット無いんですよね。
つまり、回収できる分だけ回収できれば御の字という状態です。
当サイトへ相談頂く際によく債務整理を行ったがどういう風にしたのか言われるがままだったので良くわからないという場合は、以下の条件だったのかという事を参考にして下さい。
- 元金だけ返済は行った(行っている)
- どの業者の債務を整理するか自分で決めるコトが出来た
- 業者と和解書の取り交わしを行った
という場合は、任意整理を行っていると判断することが出来ます。
任意整理を行った際の信用情報はこのようになる
次に、任意整理を行った際の信用情報を見てみます。
以下は、債務整理を行った際に開示を行った信用情報です。
ちょっと画像が小さくて見えにくいかもしれませんが、見るべき項目は2つで後述でアップにして説明していますので、一旦、全体像を見てください。
このCICの信用情報の読み方ってどうやって読むのかわからないという人は以下のページで説明しています。
色々と項目があってよくわかりませんが、信用情報が任意整理の影響でどのようになっているのかを確認する項目はたった2つだけ見ればわかります。
まず、1の方の支払い状況の記載を見てみます。
これを見るとわかりますが「異動」とい記載が入ります。
つまり、返済の状況が変わったという事を意味しており、下の経過状況で支払総額変更という記載となります。
通常なにもなければ支払状況が変わるということは起きないので、返済途中に何か良からなく事が起きたということが容易に想像できます。
そして経過状況のところに支払総額変更と書いてあるので「あーこれは多分元金だけの支払いになってるから任意整理したんだな」ということがわかるのです。
この項目で重要なのが、この終了状況という部分です。
ローンを終えた場合は完了という記載となりますが、空欄となっている場合はローン自体の契約は現在も生きていることになり、こちらの記載は完了となった時点で5年保管される情報となります。
これを踏まえ2の部分を拡大して表示したものを見てみると、
終えたローンは、このように完済した月から5年間ほど情報が自動的に残るようになっています。
結果、上記の信用情報で分かることは返済途中のローンの契約があり、それも「異動」された状態で現在進行で返済中であるということです。
この場合は、現在異動していないクレジットカードやカードローンなどは継続してある程度の期間利用出来ますが、途上与信等により枠が縮小される可能性が非常に高い状態です。
それでいて、新たなローンは組むことが出来ない状態です。
当然、支払い中のローンが残っている状態であったり、完了しても過去に異動となった情報は残るので大手と呼ばれる業者のカードローン、キャッシング、又はクレジットカードは新規での契約は非常に難しい状態であるということです。
信用情報は削除依頼ができる
信用情報は時間が立つと自動的に異動や削除がされますが、こちらから削除要請などもすることができます。
5年を待たずに完済をした場合、業者によっては信用情報を索餌してくださいと伝えることで対応してくれるケースがあるのです。
当サイトの調査では、この保有期間を経過することなく業者へ削除要請を行い、削除してもらえたこと自体はありますが、殆どの場合は断られる場合も多く、過度な期待をするよりは削除を要請することも出来るという程度で考える方が無難です。
業者としても削除の義務があるわけではないので対応してくれたらラッキーという感じで考えてください。
任意整理の和解から5年経ったけど審査に落ちてしまう…
完済をして信用情報上はしっかりきれいになった。和解から5年も経過しているしもう安心してカードローンやクレジットカードの申し込みができるぞ!と実際には上手く行きません。
確かに任意整理をしてしっかり完済をしたとしても、そもそも借りすぎない・使いすぎないというのを守っていれば任意整理になるということは起こりません。
業者も信用情報がきれいになっていても「あ、これは過去に任意整理しているかもな」と感づいたら、また同じことされるかもしれないし契約は見送ろうかなと思ってしまうのも仕方のないことです。
特に社内ブラックと呼ばれるような、その業者が個別に管理している社内データにはいくら信用情報がきれいになったとしても半永久的に残ることになるので、自分が任意整理をしてしまった業者の関連会社では審査難易度が一気に厳しくなると認識しましょう。
そのため、任意整理の和解後に新しくカードローンの契約を結びたい、クレジットカードを作りたい場合は、まずその業者がどのような組織やグループに所属しているのか調べてみることをおすすめします。
任意整理を銀行に対し行った場合は5年じゃなくて10年
この任意整理を銀行に対し行った場合は、信用情報として10年間残ります。
銀行のみ、信用情報は全銀協「全国銀行協会」に保管されておりCICやJICCと自己情報の保有期間は異なり、10年を超えない期間として残ります。
また任意整理中は、他銀行でのいかなるローンも組むことが非常に難しくなるため、任意整理を銀行に対しては注意が必要です。
必ずしも全てのカードローンに審査落ちするわけではない
契約の「異動」により現在返済中の立場で新たに融資を受けたい場合でも、必ず審査に落ちるというわけではありません。
冒頭でも伝えていますが、「落ちる可能性が非常に高い」状態であり、確実に通らないわけではありません。
信用情報以外の要素として下記の6点も審査の判断によく利用されるので、過去に任意整理をしたとしても現在の状況がかなり上向きであれば期待はしても良いでしょう。
- 現在の債務全体の金額からの返済能力
- 毎月の支払額からの返済出来る金額が十分か
- 総量規制の対象となるか
- 滞納などが複数回存在するか
- 業者への申込数
- ローンの契約数
例えば、普通は有り得ませんが、年収が600万円あり、50万円の1つのローンに対してだけを債務整理したとし、他のローンは滞納がなくクレジットカード1枚のみの場合など返済能力が十分である状態として判断された場合などは、大手でも審査に通る可能性があります。
また、中小の消費者金融の場合で、10万円以下の融資希望で小枠のみとなりますが返済能力が総量規制の対象とならない年収の1/3以下で済む状態であるなら審査に通る可能性もあるため、できることであればキャッシングは10万円以下の小枠融資を信用情報の回復まで利用するというのも一つの手です
しかし、ゼニエモンの経験上、10万円以下の融資でなんとかなる問題は基本借りなくてもなんとかなる問題も多いため、一旦は、融資で済ませるというよりはそもそもの借りなくてはならない状態の改善を検討されてください。
結論としては、
任意整理を行った場合は、最低5年、長くて10年新たにローンを組むことが出来ない
という風に認識しておきましょう。
いま任意整理をしようか悩んでいる方へ
任意整理をすると弁護士や司法書士と業者との交渉が完了するまでのあいだ支払いをしなくてもよくなりますし、和解が完了したら基本的に元金だけの返済になるので困った時にすがる手段として魅力的に見えるかもしれませんが、その後のデメリットがあまりにも大きいので、個人的には安易に任意整理をするというのはおすすめできません。
仮にまだ返す余力はあるけどなんとなく金額が増えてきたから整理しようという感じだと後々ひどく後悔することになります。
もしも返済に追われて大変だという時は、まずおまとめローンや借り換えなどを利用して現在の借金を少しでも圧縮して、月々の返済を軽くしてみましょう。
おまとめローンで返済をすれば、信用情報にブラックとして残ることもないですし、まっとうに返済をすればそれがまた支払いの実績として残ることになります。
おまとめローンに関しては下のページで詳しく多く紹介しているので、自分でも申し込みができそうなものを探して見ましょう。
任意整理をすると5〜10年クレジットカードやカードローンが契約することができないですし、車や住宅ローンも降りにくくなります。
弁護士や司法書士の方に相談をしたとしてもすぐに任意整理をしようと決断しないで、いろいろな方向で模索することが大切です。