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カードローンの繰り上げ返済はしないほうがいい?手数料を抑えたい人は積極的に利用しよう
繰り上げ返済は毎月の約定返済とは別に多めに返済をする方法ですが、繰り上げ返済を利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
このページでは、繰り上げ返済を行うメリット・デメリットや、繰り上げ返済を行うことでどれだけ返済額が減らせるのかを解説していきます!
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申込条件
- 満20歳以上69歳以下の方
- 定期的な収入があり、返済能力がある方
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無職・専業主婦(夫)・年金受給者(年金以外に収入がない方)・内定の方は
申込できません。
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実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 保証人 | 総量規制 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|
800万円以内※1 | ※2 | 無し | 対象 | 原則なし | |
遅延利率 | 申込資格 | 返済システム | 来店必要の有無 | ||
20.0%(実質年率) | 満20歳以上69歳以下 | 借入後残高スライド 元利定額リボルビング返済方式 |
なし(Web完結) |
※2 お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
余計な出費を抑えたい人は繰り上げ返済を利用して返済すべし!
今では多くの方が利用しているカードローンですが、利用者の多くが金利について不満を抱えています。
当サイトで、アンケート調査を利用経験者500名に行ったところ、結果は以下の通りになりました。
金利は高いと思いますか?
余りにも高すぎる | 159名 | 31.8% | |
---|---|---|---|
高いけど我慢出来る範囲 | 242名 | 48.4% | |
普通 なんとも思わない | 91名 | 18.2% | |
低い | 6名 | 1.2% | |
大変低い | 2名 | 0.4% |
参照ページ:2020年度版のカードローン利用者による実態調査
利用経験者のうち、カードローンの金利があまりにも高すぎると回答した方は31.8%、高いけど我慢できる範囲と回答した方は48.4%という結果になり、5人中4人はカードローンを利用していて金利が高いと感じているのが現状です。
原因としては、カードローンは基本的に業者側の指定する「最低返済額」があり、これは毎月約定返済で支払う金額のことで、融資を受けている金額に応じて設定されています。
例えば、10万円なら、月々2,000円〜1万円程度の範囲で決められています。
最低返済額の高さは月々の生活基盤の圧迫に関係するものなので、業者指定の最低返済額が低い業者が選ばれる理由にすらなっているのですが、同時にカードローンの金利の高さと返済期間を大きく引き上げてしまうものであり、場合によっては大きなデメリットであることを理解しておかなければいけません。
また、カードローンの返済方法は約定返済のほかに繰り上げ返済というものがあります。
繰り上げ返済は、返済日や返済金額が決められている約定返済と違い、いつでも臨時に返済できるものです。
さらに、繰り上げ返済は全額を元金の返済に充てられる返済方法で、約定返済の場合は返済額の一部は利息に充てられているので一向に元金が減らず、返済がいつまでたっても終わらない状態に陥ってしまいますが、繰り上げ返済の場合は元金を減らすことができ、返済額・返済期間を減らすことができます。
カードローンの繰り上げ返済は、いつでも好きな時に行う事ができる
マイカーローンや住宅ローン、高額な商品を購入したときのショッピングローンなどの、あらかじめ返済金額と返済期間が定められた個々のローン(個別ローン)は、繰り上げ返済を行う際は支払う金額を提示し、ローンの組み直しを行う必要があるため手間がかかります。
カードローンやクレジット(キャッシング含む)の場合は、限度額の範囲で好きに借入れできるローン(包括ローン)であるため、好きなときに繰り上げ返済を行うことが可能です。
業者側の提示する最低返済額を返済し続けることで、返済移管や返済総額が大きく変わってくるので積極的に繰り上げ返済を行う事を推奨します。
消費者金融カードローンの繰り上げ返済方法について
カードローンの繰り上げ返済の方法は、業者によっても異なっています。
ここでは、いくつかの消費者金融のカードローンで繰り上げ返済をする方法を紹介していきます。
アイフルの返済日は、自分の都合に合わせて毎月一定の返済日を指定することができ、返済日までの10日間のうちに返済額を入金して毎月の返済を行います。
口座振替を希望した方は、指定口座から自動で引き落としされるので返済日までに振り込む必要はありません。
そのため、繰り上げ返済をするには返済日までの10日間よりも前に振り込むことで簡単に利用することができます。
つまり、返済日を毎月27日に指定している場合は、返済の入金期間が毎月17日〜27日の10日間になりますので、繰り上げ返済を利用するのであれば毎月16日以前に返済額の振り込みが必要です。
ただし、繰り上げ返済を行った場合でも、毎月の約定返済は行われるので注意してください。
また、毎月の返済額もアイフルの「会員サービス」にログインして変更することも可能です。
アコムの返済は、毎月指定日での返済と35日ごとの返済から選ぶことができます。
毎月定期日で返済する場合は、返済日を自身の都合で指定することができ、その指定日までに振り込み、口座引き落としすることで返済が可能です。
ただし、返済方法を口座振替(自動引き落とし)に設定した場合、毎月指定日は6日となります。
一方、35日ごとの返済の場合は、前回の返済日の翌日から数えて35日目が返済日となります。
繰り上げ返済を利用するには、毎月定期日で返済する場合、返済期日より15日以上前に入金することで追加返済をすることができますので、提携ATMやインターネット返済で振り込みをしてください。
35日ごとの返済で、繰り上げ返済を利用する場合は、いつもの返済日よりも早い日付で返済したり、返済日に閉廷返済額以上を振り込むことで繰り上げ返済が利用できます。
プロミスの返済日は、5日、15日、25日、末日のいずれから、自身の都合に合わせて選択することができます。
返済方法は、口座引落のほかに、インターネット返済、提携ATMなど豊富にあり、口座引落を利用している方が繰り上げ返済を行う場合は、その他の返済方法を利用しての振り込みが必要です。
口座引落以外で返済している方は、その都度返済額を多めに返済することで繰り上げ返済が利用できます。
J.Scoreの返済日は自分の都合で選ぶことができ、返済方法は口座引き落とし、Pay-easy(ペイジー)、銀行振込の3つから選ぶことができます。
※口座引き落としの場合、返済日は26日になります。
返済は、返済日よりも前に行うことができ、当月の返済は返済日を含んだ14日前から可能です。
繰り上げ返済は、自分の都合に合わせていつでもできるので、Pay-easyまたは指定口座へ振り込みすることで返済ができます。
ただし、返済日よりも前に繰り上げ返済をした場合は、別途当月の返済が必要になるので注意してください。
クレジットカードの分割払いの繰り上げ返済も可能
繰り上げ返済はカードローンだけでなく、クレジットカードの分割払いに対しても行うことができます。
ただし、多くの場合で追加の手数料がかかり、事前の手続きも必要です。
ここでは、クレジットカードの返済方法をまとめてみました。
楽天カード
楽天カードでは、繰り上げ返済について以下の記載があります。
口座振替よりも先にご返済をご希望の場合は、お電話でのご連絡が必要となります。
具体的には、利用残高を一括で返済したい場合は、0120-30-6910(24時間受付)に引き落とし結果反映後から翌月9日(土日祝の場合は前営業日)14:45までに連絡することで返済をすることが可能です。
また、利用残高の一部を支払いたい場合や先述した期間が過ぎてしまった場合は、楽天カードコンタクトセンター(営業時間9:30〜17:30)に連絡して返済をします。
直リボ払いをまとめて支払う場合は、会員専用サービスの「楽天e-NAVI」から手続きが可能です。
クレジットカードの繰り上げ返済をするということは、想定よりも返済能力があることを示しています。
そのため、繰り上げ返済を行うことにより、クレヒス(クレジットカードヒストリーの略。クレジットカードの利用実績のこと)に良い影響を及ぼす可能性があります。
クレヒスが良いと、審査に通過する可能性が上がったり、限度額が増えたりとメリットが豊富です。
クレジットカードの分割払いの繰上返済を行うことで、リボ払い手数料を安くできますし、さらに支払い回数を減らすことができます。
ただし、繰り上げ返済をしたことによって金欠になり、毎月の引き落とし日に返済ができなければ本末転倒ですで、お金に余裕がある場合にのみ繰り上げ返済を行うようにしましょう。
こんなに変わる!繰り上げ返済を行った場合と最低限額を続けたケース
繰り上げ返済について説明してきましたが、繰り上げ返済をすることでどれだけ返済額や返済期間が減らせるのでしょうか。
次に、最低返済額のみを返済した場合と繰り上げ返済を利用した場合の返済総額と返済期間を比較してみましょう。
10万円の融資を最低返済額のみで返済した場合
まずは、10万円の融資に対し、最低返済額のみを返済した場合です。
以下のシミュレーションでは、消費者金融18.0%の金利を適応し、月々の返済を最低返済金額の4,000円として計算してみました。
返済回数 | 32回(2年8ヶ月) |
---|---|
月々の返済額 | 4,000円 |
返済総額(金額) | 126,260円 |
利息 | 26,260円 |
最低返済額のみで返済を続けた場合、返済額は実際に融資を受けた10万円に加え、利息の26,260円がかかるので、返済総額は126,260円となります。
完済するには返済回数が32回かかるので、2年8ヵ月もの間毎月4,000円を支払い続けていく必要があるのです。
次に、10万円の融資を受け、繰上返済として最低返済額よりも6,000円ほど多い、10,000万円を返済した場合の返済額をみていきましょう。
返済回数 | 11回(0年11ヶ月) |
---|---|
月々の返済額 | 10,000円 |
返済総額(金額) | 109,158円 |
利息 | 9,158円 |
最低返済金額よりも6,000円多い金額で毎月返済をした場合、返済総額は融資を受けた10万円に、利息9,158円を加えた、109,158円になります。
返済回数も11回、11ヶ月で完済することができるので、最低返済金額のみで返済した場合よりもはるかに短いです。
最低返済金額のみで返済していくよりも多い金額で返済した場合は、その分早く残債も減るため、返済期間と返済総額を圧縮することができました。
利息は15,000円以上減らすことができ、返済期間も1年以上短縮することが可能です。
つまり、繰り上げ返済を行うことで月々の余剰金自体は減らすことになってしまいますが、その分、時間とお金を買ったということになります。
このシミュレーションでの繰り上げ返済は、毎月の返済に対して常時繰り上げ返済を行った場合で計算していますが、通常は最低返済額を返済して余裕がある場合に繰り上げをして返済をするという形をとることも可能です。
一括返済で完済も可能!
カードローンは繰り上げ返済のほかに、借入額を一括で返済することも可能です。一括返済は口座引き落としで返済することは出来ないので、ほとんどの場合インターネット返済やATMでの返済になります。
返済金額は利息分を含めると、1円単位の支払いになる場合が多いので、インターネット返済が利用できる場合は1円までピッタリ返済することができますが、ATMで返済する場合は硬貨の取扱をしているところは少ないので、店頭窓口などを利用して返済するようにしましょう。
また、ATMで完済金額より多めに振り込んだ場合でも、銀行振込や次回の利用時に相殺、郵送などで返却されるので安心してください。
一括返済をしたいけれど返済金額が分からないという方は、業者に問い合わせると教えてもらうことができるので、一度確認することをおすすめします。
繰り上げ返済をするタイミングについて
上記で繰り上げ返済でどれだけ返済総額と返済期間が短縮できるかをシミュレーションで紹介しましたが、実際どのようなタイミングで繰り上げ返済を利用すべきか悩まれている方も多くいらっしゃいます。
繰り上げ返済を利用するおすすめのタイミングは、次の2つです。
お金に余裕ができたときに返済に充てることで、元金を減らすことができ、利息や支払総額を減らすことにつながります。
繰り上げ返済は早い段階で行うほど、支払利息・返済期間を大幅に短縮することが可能です。
そのため、借金はなるべく早く完済したい、支払総額を減らしたいという方はお金に余裕があるタイミングに、少しずつでも多く返済していくことで返済期間を短くして完済することができます。
ただし、早く完済したいからと言って無理にでも繰り上げ返済を利用して、手元に残っているお金が少なくなってしまい、急な出費に対応できないという事態に陥らないためにも、あらかじめ返済計画を立てることがおすすめです。
ボーナスや臨時収入が入ったときが繰り越し返済をする一番良いタイミングです。
臨時収入で繰り上げ返済を行うことで、預貯金から切り崩して繰り上げ返済に充てる必要はないので、生活基盤に負担をかけず無理なく返済することができます。
繰り上げ返済のメリット・デメリット
繰り上げ返済のメリット
繰り上げ返済のデメリット
繰り上げ返済が向いている人と向いていない人
最低返済額よりも多めに支払いをする事で、支払総額や返済期間も短縮できる繰り上げ返済ですが、どのような人が利用するべきでしょうか。
次では、繰り上げ返済が向いている人、向いていない人についてポイントをまとめてみました。
向いている人
金利が高いと感じている人
カードローンには業者ごとに使える付帯サービスや、即日融資が受けられるものなど便利に要できるものが豊富にありますが、カードローンを利用している方で、金利の高さに不満を感じています。
繰り上げ返済は、いつもの返済額より多めに返済することで利息分を減らすことができるので、利用しているカードローンの金利が高いと感じている方にもおすすめの返済方法です。
金利が高いカードローンで最低返済額をを毎月支払い続けていくと、利息分が膨れ上がり、支払総額がどんどん増えてしまい、いつまでたっても完済できない状態に陥ります。
繰り上げ返済を早期から利用して、利息や支払総額を減らしていくことがお得な使い方です。
借金を早く完済したい人
繰り上げ返済は、返済期間の短縮にも効果があるので、借金を早く完済したいという方にお向いています。
企業が設けている最低返済額は少なく、生活基盤も圧迫せずに無理なく返済していくことができますが、最低返済額だけを返済していけば、借金を完済するまでに何年もの時間がかかってしまい返済がなかなか終わりません。
繰り上げ返済を利用することで返済期間を短くすることが可能なので、まずはいつまでに完済するか返済計画を立てて無理なく繰り上げ返済を利用しましょう。
向いていない人
お金に余裕がない人
お金に余裕がなく生活の負担も大きいという方には繰り越し返済は向いていません。
お金に余裕がない状態で繰り越し返済に預貯金を回してしまうと、突然の出費に対応できなくなる、次回の約定返済分の金額が不足するなど負担になってしまう場合があります。
お金がない状態に無理に繰り越し返済を行うのではなく、ボーナスや臨時収入などお金に余裕ができたときに繰り上げ返済を利用するのがおすすめです。
繰り上げ返済を利用して総返済額を減らそう!
ここまで繰り上げ返済について説明してきましたが、繰り上げ返済を利用することで元金や利息を減らすことができ、返済額も短縮することが可能です。
繰り上げ返済はATMで返済するだけで利用できますし、インターネット返済が利用できる業者であれば足を運ぶ必要もなく、手数料も無料で簡単に行うことができます。
繰り上げ返済は少額からいつでもできるので、お金に余裕ができた際に利用するのがポイントです。
返済計画を立てずに、闇雲に繰り上げ返済を行ってしまうと、生活を圧迫してしまう場合もありますので、自身のライフスタイルに合わせて繰り上げ返済を利用してみましょう。
途中に、いつも返している金額よりも多めに払っても焼け石に水状態でほとんど変わらないのではないか?と考える方もいらっしゃいますが、多く返済することで返済総額を減らせたり、返済期間も短くできたりとメリットが豊富ですので、カードローン業者の最低返済額に甘んじないように利用するようにしましょう。