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子供が海外留学に!クレジットカードを持たせることはできる?

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子供が海外留学に!クレジットカードを持たせることはできる?


夏休みに子供の海外留学を検討しております。

何かあった時のためにクレジットカードを持たせたいのですが、私の持っているクレジットカードの家族カードは18歳以上の人しか利用できず、子供はまだ16歳です。

また、家族カードといえども限度額は大きいですし、海外で利用して不正利用などの被害に遭わないか心配です。

そこで利用できる金額を制限でき、海外でも安心して利用できるクレジットカードを探しているのですが、何か良いものはありますか?


夏休みにお子さんの海外留学を予定している方から、このような質問を頂きました。

結論から言うと、15歳以上の高校生でもクレジットカードの家族カードを持つことができます。

家族カード以外にも利用できるカードがあるので、それぞれ紹介していきます。



子供が海外で利用できるカード

お子さんが海外へ留学する際に利用できるカードは、クレジットカード・デビッドカード・プリペイドカードの3種類あります。


子供に海外で利用させるカードの種類の図解


デビットカードは銀行口座にお金を入れておくことで、カードで決済したり現地通貨を引き出せたりするカードで、カードの利用と同時に利用金額が銀行口座から引き落とされます。


プリペイドカードはカードにお金をチャージをしておくと、チャージ分をカードで決済したり留学先で現地通貨を引き出せたりするカードです。


デビットカード・プリペイドカードはお金が足りなくなっても日本から口座に入金したりチャージしたりすることができるので便利ですが、チャージや口座に入金をする手間がかかってしまいます。


一方クレジットカードの家族カードならチャージ等の必要がなく、カードを持たせるだけで良いですし、海外旅行保険が付帯するものもあるので安心です。


国際キャッシュカード

国際キャッシュカードは、海外のATMで日本の預金口座から現地通貨を引き出すことができる便利なカードですが、サービスを終了しているところが多いです。


代わりにATMから現地通貨を引き出し、カードで決済もできるデビットカードやプリペイドカードの提供をしているところが増えています。

クレジットカードの家族カード

高校生もクレジットカードが持てる!

実用性 ★★★★★
利用用途 ショッピングの際の決済
キャッシング
メリット
  • 補償制度が充実
  • ポイントがたまる
注意点
  • 支払額引き落としの際に、海外事務手数料がかかる
  • キャッシングは金利がかかる
  • クレジットカードで旅行代金を支払わないと、海外旅行保険が適用されないことがある

質問者の方が気にされているように、クレジットカードの利用条件は18歳以上(高校生不可)とされており、16歳の高校生は利用することができません。


ただ家族カードであれば、海外留学やホームステイなどの事情がある場合、高校生でもカードを発行できることがあります。


クレジットカードはショッピングの決済ができるほかに、キャッシング機能もついています。


ただしキャッシング機能を使うと、海外ATMから現金を引き出すことができますが、年15〜20%ほどの金利がかかるので注意しましょう。


海外事務手数料は、カードの発行会社や国際ブランドによって異なります。


国際ブランドがVISA・Mastercard・アメックスの場合は、事務手数料2.20%のことが多いです。


海外利用でかかる手数料は、国際ブランド基準レート×使った外貨額×海外事務手数料で求めることができます。


例えば、海外事務手数料が2.20%のVISAカードで100米ドルの買い物をし、2022年7月20日に1ドル137.44円で処理されたとします。


この買い物にかかる海外事務手数料は、次のように計算できます。


137.44円(VISA基準レート)×100ドル(利用額)×0.022(海外事務手数料2.20%)=302.368円


三菱UFJカードのVIASOカード


VIASOカードを持っている絵


カードの知名度としてはそこまで高くないですが、国際ブランドがMasterCardなため海外でも使いやすいです。


特に、Mastercardが普及しているヨーロッパに留学予定の人におすすめです。


また年会費が無料なので、予備のカードとして用意しておくこともできます。


VIASOカードも海外留学の場合は、18歳未満でも家族カードを発行できると公式サイトに記載があります。

15歳以上の高校生またはそれに相当する専門学校生のお子様が海外に留学される際に限り、家族カードのお申込みを承っております。
引用元:三菱UFJニコス公式サイト

※ただし、帰国後は家族カードを返却する必要があります。


家族カードの限度額は、本会員と同額が適用されます。

保障制度

  • 傷害による死亡・後遺障害:最大2,000万円
  • 携行品の損害:最大20万円
  • 傷害・疾病による治療費用:最大100万円限度

VIASOカードに適用される海外旅行保険は、上記のとおりです。


傷害・疾病による治療費用は最大100万円の保障があり、この金額は三井住友カード(NL)よりも高いです。


ただ、救援者費用や賠償責任などの保障はありません。


またVIASOカードも、保障を受けるには渡航費用等をカードで支払っている必要があり、適用期間は渡航から最大90日間なので注意しましょう。


不正利用にあった場合は、利用明細の通知から60日以内に手続きをすることで、損害の保障を受けることができます。


ポイント還元率

利用金額1,000円につき5ポイントたまり、1ポイント1円として利用できます。


ポイントの還元率は、0.5%と若干低めです。


ただ蓄積ポイントが1,000ポイント以上になると、1ポイント1円でオートキャッシュバックされるため、ポイントの使い道に困る心配がなく便利です。


三井住友カード(NL)

三井住友カードを持っている絵


三井住友カード(NL)の家族カードは、年会費が永年無料です。


また、国際ブランドもVISAかMastercardの2種類から選ぶことができます。


VISAは世界シェアNo.1ですし、MastercardもVISAに次ぐ世界シェアを誇っています。


VISAはアメリカ方面に強く、Mastercardはヨーロッパ方面に強い国際ブランドなため、留学先に合わせて選択しましょう。


また三井住友カードも海外留学の場合は、18歳未満でも家族カードを利用できます。


公式サイトにも次のような記載があります。


海外留学など海外でカードをご利用の場合は、中学生を除く満15歳〜18歳のお子さまの家族カードをお申し込みいただけます。
引用元:三井住友銀行公式サイト


※18歳未満の場合は、帰国後に家族カードを返却する必要があります。


家族カードの申し込みには、次の3つの書類提出が必要です。


  • 家族カードの申込書
  • 確認書(親の同意や渡航目的などを記載する)
  • 本人確認書類(免許証や保険証のコピー)

上記書類の提出後、10日前後でカードが発行されます。


家族カードの限度額は、本会員と同額が適用されます。


保障制度

三井住友カード(NL)に付帯する海外旅行保険は以下の通りで、家族カードにも本カードと同等の保険が付帯しています。

  • 傷害死亡・後遺障害:最大2,000万円
  • 傷害治療費用:最大50万円
  • 疾病治療費用:最大50万円
  • 賠償責任:最大2,000万円
  • 携行品損害:最大15万円
  • 救援者費用:最大100万円

病気やけがの治療費の保障だけでなく、他者に何らかの損害を与えた時の賠償金、留学中に入院した時に家族が現地に向かう際の渡航費や宿泊費、持ち物が破損したり盗まれたりした時の保障もあり、安心です。


保障金額は若干少なめですが、年会費が無料のカードにしては十分の保障があるといえます。


ただし、渡航費用等をカードで決済していないと保障は適用されず、適用期間も90日間と限られているので注意しましょう。


不正利用があった場合は、損害の発生から60日以内にカードの利用停止手続きをすることで、損害の保障を受けることができます。


ポイント還元率


ポイントは毎月の利用金額200円(税込)ごとに1ポイント付与され、1ポイント1円として利用できます。


ポイント還元率は、0.5%です。


クレジットカードのポイント還元率は1%前後であることが多く、三井住友カード(NL)のポイント還元率はやや低めです。


JALカードも15歳以上で「家族カード」が作れる

JALカードも、15歳以上の高校生であれば条件付きで家族会員カードを発行することができます。


通常、中学生を除く15歳以上の高校生のお子さまが、留学やホームステイなどの目的で、原則として保護者を伴わないで海外に滞在する場合、所定の「同意書」のご提出により「家族会員カード」をお申し込みいただけます
(「JALカードSuica」は対象外)。

引用元:JALカード公式サイト

まずは、会員画面「MyJALCARD」にログインして資料請求をした後、「家族会員入会申込書」と「同意書」を提出します。



アメックスは海外では使えない?

アメックスは国際ブランドの中でもシェア率が低く、以前は日本国内でも利用できない店舗が多くありました。


現在アメックスはJCBと提携しておりJCB加盟店でも利用できます。


そのため、JCB加盟店が多いアジア圏でもアメックスカードを使えるようになり、利用の幅は広がっています。


ただし、ヨーロッパはJCBやアメックスの加盟店があまり多くありません。


ヨーロッパに留学する際は、国際ブランドがVISAやMastercardのクレジットカードがおすすめです。



デビットカード

VISAデビットカードの利用用途


実用性 ★★★★★
利用用途 ショッピングの際の決済
ATMで現地通貨を出金
メリット
  • お金を使いすぎる心配がない
  • 日本から親が口座に入金できる
注意点
  • 決済の際に海外事務手数料がかかる
  • 海外旅行保険等の保険はついていない
  • 不正利用されたときに、口座の残高すべて利用される恐れがある

デビットカードは、カードの利用と同時に銀行口座から利用金額が引き落とされます。


預金残高を超える利用はできないため、クレジットカードではお金を使いすぎてしまうかもしれない...と心配な方におすすめです。


ただ利用と同時に銀行口座から引き落とされる特性上、不正利用の被害にあった場合は、口座の残高すべて利用される可能性があるので注意が必要です。


保障が適用されるまで時間がかかるので、次にお金を用意するまでのあいだ持ち金ゼロになる点はデメリットといえます。


ちなみにデビットカードは、カードでの決済の他にATMから現地通貨を引き出すことができます。


自身の銀行口座からお金をおろすのと同じため、金利はかかりません。


デビットカードを海外で利用することを銀行側に伝えておこう

海外でVISAデビットカードを利用する場合は事前に伝えておく


デビットカードを海外で利用する際は、前もって銀行に連絡をしておきましょう。


ゼニエモンは日本国内在住でありながら突如デビットカードを海外で利用した際、不正利用として検知され、一時的に利用停止となったことがあります。


事前に海外で利用をすることを伝えておけば、不正利用として検知される可能性を下げることができます。


留学に行く前に、銀行に渡航する日付と留学する国を伝えておきましょう。


おすすめのデビットカード


ソニー銀行「Sonny Bank Wallet」

対象年齢 15歳以上
国際ブランド VISA
ポイント還元率 0.5%
海外事務手数料 1.79%/回(税込み)
海外ATM手数料 220円/回(税込み)
補償制度
  • ショッピング保険
  • 不正利用補償

海外事務手数料が1.79%と他のカードと比べてかなり低いため、手数料を抑えたい方におすすめです。


また、不正利用の補償だけでなくショッピング保険もついているので、海外でも安心して利用できます。


住信SBIネット銀行デビット

対象年齢 15歳以上
国際ブランド VISA・Mastercard
ポイント還元率 VISA:0.6%
Mastercard:0.8%
海外事務手数料 2.50%(非課税)
海外ATM手数料 無料
補償制度 不正利用

海外事務手数料は2.50%と平均的な設定ですが、ATM手数料は無料で利用できます。


また、ポイント還元率が0.6~0.8%と他のデビットカードよりも高いため、お得に利用できます。


楽天銀行デビットカード

対象年齢 16歳以上
国際ブランド VISA・Mastercard・JCB
ポイント還元率 JCB:1%
VISA・Mastercard:ポイント付与なし
海外事務手数料 3.080%(税込)
海外ATM手数料 無料
補償制度 盗難補償

海外事務手数料は3.080%と上記2種類のデビットカードと比較して高めですが、ATMは無料で利用できます。


また、国際ブランドがJCBの場合は、ポイント還元率1%とかなり高めの設定がされています。


国際ブランドをJCBで考えている人には、特におすすめできるデビットカードです。


プリペイドカード

VISAプリペイドカードの利用用途

実用性 ★★★★☆
利用用途 ショッピングの際の決済
ATMで現地通貨の出金
メリット
  • チャージした金額しか利用できないため安心
  • 残高は日本の銀行口座に戻すことができる
注意点
  • 日本にいる家族が、追加チャージできないカードもある
  • チャージ金額が反映されるまでに時間がかかる
  • 為替手数料がデビットカードやクレジットカードより高い

プリペイドカードはチャージをしておくと、海外ATMで現地通貨を引き出したりカードで支払いをしたりすることができます。


チャージした分しか利用できないため、使いすぎる心配もなく安心です。


対象年齢は13歳以上と低めに設定されており、クレジットカードやデビットカードを利用できない子供でも利用できます。


クレジットカードやデビットカードの手数料は2〜3%ほどなのに対して、プリペイドカードは3〜5%と手数料が高い点に注意しましょう。


おすすめのプリペイドカード

GAICA

GAICA GAICA(Flex機能付き)
対象年齢 13歳以上
国際ブランド VISA
本人以外による振込 可能(代理人登録が必要)
海外ATM手数料 200円 無料
為替手数料 利用金額の4.0%
払い戻し手数料 550円 無料

フレックス機能とは、新生銀行の総合口座「新生総合口座パワーフレックス」を持っている人が利用できる以下4つの機能です

  • 日本円の他に外貨(米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル)でチャージ可能
  • 原則24時間チャージが可能で、カード残高は即時反映
  • あらかじめ指定した金額を、自動的に新生銀行口座からチャージできる
  • 原則24時間払い戻し可能

上記の機能があるほかに、ATM手数料も優遇されているのでとても便利です。


通常のGAICAの場合、チャージ金額は日本時間の平日午前10時・午後1時・午後4時に反映されます。


平日午後3時以降もしくは土日祝日にチャージをした場合は、翌営業日の午前10時にチャージ金額が反映されます。


Money T Global

対象年齢 13歳以上
国際ブランド VISA
本人以外による振込 可能(代理人登録が必要)
海外ATM手数料 200円(不課税)
為替手数料 5.0%(不課税)
払い戻し手数料 550円

Money T Globalも代理人登録をしておくことで、親が日本から追加チャージをすることができます。


金融機関の営業時間内の振込であれば、入金確認後1時間、営業時間外であれば翌営業日の午前10時(日本時間)にチャージ金額が反映されます。


キャッシュパスポートプラチナ

対象年齢 13歳以上
国際ブランド Mastercard
本人以外による振込 不可
海外ATM手数料 200円(不課税)
為替手数料 4.0%
払い戻し手数料 550円

キャッシュパスポートプラチナは、代理人による振込ができません。


日本からの追加チャージはできないため、出発前に多めにチャージをしておく必要があります。


発行時にスペアカードも受け取れるため、紛失や盗難にあった際も安心です。


チャージ分は後から換金する事ができる


手数料はかかりますが、カード残高は銀行口座を通じて返金してもらうことができます。


また残額を返金せず、日本国内でプリペイドカードを利用することもできます。


紛失してしまったらチャージ分はどうなるの?

もしカードを紛失してしまった場合は、速やかにプリペイドカードの発行会社へ連絡するようにしましょう。

不正利用を防ぐ為、すぐにそのカードを無効化してもらう事が出来ます。

残りのチャージ分は、確保してもらう事が出来るので、紛失したからといってチャージ分全額を失う事はありません。

再発行(発行手数料、郵送料がかかる)を行い、そのままチャージ分を移動する事も出来ます。


海外留学する子供におすすめの組み合わせ

子供の海外留学で持たせておきたいカード


海外留学に行くお子さんには、現地通貨とクレジットカードを持たせるのがおすすめです。


クレジットカードがあれば、お金が足りなくて困るということは基本的にありません。


また、プリペイドカードも用意しておくと、現金が足りなくなったときに安心です。


クレジットカードとプリペイドカードを両方用意する場合は、それぞれのカードの国際ブランドを分けておきましょう。


例えばクレジットカードをVISA、プリペイドカードをMastercardにしておけば、VISAが使えない場合もMastercardで支払いを済ませることができます。


クレジットカードを持たせると使いすぎてしまいそうで心配...という方は、デビットカードを用意しましょう。


  • 現金通貨+クレジットカード(+プリペイドカード)
  • 現地通貨+デビットカード(+プリペイドカード)

上記のいずれかの組み合わせでカードを持たせておけば、海外にいる子供が金銭面で困ることはまずありません。


ただしどのカードでも、作成には1週間から1ケ月ほど時間がかかります。


余裕を持って準備しておきましょう。


子供に親名義のカードを持たせるのはいいの?

何かあったときにのために、自身のクレジットカードやデビットカード等を持たせようと考える人がいるかもしれませんが、これは利用規約違反にあたり強制解約の対象となります。


不正利用等の被害にあったとしてもその補償を受ける事が出来ませんし、クレジットカードの海外旅行保険も適応しません。


子供に持たせるのは、クレジットカードの家族カードか本人名義のデビットカード・プリペイドカードにしましょう。


国内にいながら海外にいる子供にできる最も大きなサポートは、「お金の援助」です。

そばにいてあげられない分、お金のサポートはいつでもできる状況を作っておきましょう。



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