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カードローン申込時の仮審査と本審査の違いとは
ご存知の人も多いと思いますが、カードローンの申込を行うと、審査が行われます。
この審査は2段階に分かれていて、仮審査と本審査というものがあります。
これらの2つの審査を通過して初めて融資を受けられるのですが、そもそもこの仮審査と本審査って何を調べるのか気になる人も多いと思います。
このページでは、カードローンの中の仮審査、本審査にフォーカスして解説していきます!
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カードローンの審査って何を審査されるの?
最初に知っておきたいのが、審査では何を調べているのか?という事です。
基本的に、審査で判断の基準となるものは、以下の2項目です。
- 申込者本人の返済能力
- 過去にローン契約で問題を起こした履歴があるかどうか
この2つの項目はどちらも非常に重要で、最悪の場合審査落ちになるケースもあるので、以下で個別に説明していきます。
申込者本人の返済能力調査について
まず、申込者本人の返済能力の調査については、どれだけ安定した返済能力があるかを調査します。
この調査には、本人が就いている職業や、どれだけの期間その会社に勤めているかも重視されます。
また、意外かもしれませんが、年収の高さは実はそこまで重要ではありません。
やはり安定した終身雇用である公務員が最も評価が高く、自営業者が最も評価が低くなっています。
会社経営者であっても、経営している年数が長くなければスコアも高くなりません。
つまり極端な例ですが、年収が1,000万円の自営業1年目の人よりも、年収200万円のアルバイト3年目の人の方が、評価される傾向にあるということです。
ただ、50万円以下の貸付に関しては、仕事さえしていれば審査に対して懸念することはありません。
ゼニエモンの経験では、初回契約30万円程度の枠で他に大きなマイナス要素がなければ、自営業1年目でも審査に通る可能は高いと言えます。
返済能力に関して仕事以外でチェックされること
カードローン申込フォームの記入欄には「持ち家・借家」「家賃」などの項目があり、なんでこんな事を記入しないといけないんだろうと思う人も少なくありません。
これは、返済能力の調査の一環として行われます。
給料から家賃や光熱費などで、毎月の収入からどれだけ引かれてどれだけ手取りが残るのか確認しているのです。
それに加え、持ち家の場合は住宅ローンを組んでいる人が多く、自己破産をする確率が低いため高く評価されます。
以上のような要素のチェックが、返済能力の調査の一環として行われます。
以下のページでは、返済能力の調査についてを詳しく解説しているので、より深く知っておきたい人はぜひチェックしてくださいね。
過去にローン契約で問題を起こしたかどうか
基本的に、個人はローンの契約に関する情報を載せた「信用情報」というものを持っています。
信用情報は、ローン業者が加盟している国の指定信用情報期間が保管しており、ローン業者は申込者の信用情報をいつでも見ることが可能です。
信用情報については、以下のページで詳しく解説しているので、このページでは割愛します。
以下で、どういったものが問題になるのか項目ごとに説明します。
過去6ヶ月間に、国の国金(日本政策金融公庫)からクレジットカードまで、どれだけのローンに申込を行ったかチェックされます。
6ヶ月以内にいくつものローンに申し込みをするのは、非常にお金に困っているのか?ちゃんと返済してもらえるのか?と不安な印象を受けます。
つまり返済能力は十分であっても、6ヶ月以内に3社以上のローンへ申し込みを行った場合、仮審査の時点で弾かれる可能性が非常に高くなります。
これを申し込みブラックと言います。
払えないから意図的に数日滞納した場合、返済の意思は持っているが入金忘れで滞納してしまった場合、どちらも「滞納」となります。
滞納は致命的ではありませんが、回数が多いほど審査において大きなマイナス要素となります。
滞納が3回以上になると、大手消費者金融、銀行カードローンは審査が通らないと思っておきましょう。
契約中の場合は滞納の情報は最低でも24ヶ月ほど残るので、2年間は信用情報が回復を待つのがおすすめです。
これは、一般的にブラックリスト入りと呼ばれています。
申し込み時に、他社からいくら融資を受けているのか記入する項目があります。
他社での融資額をチェックする理由は、「総量規制」が原因です。
総量規制とは、年収の1/3以上借り入れができないルールのことで、2017年から施行されています。
総量規制についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてください。
自己破産は免責が認められた月から5年、任意整理・個人再生は、完済してから5年が経過するまで、信用情報に「異動」という致命的な記載が残ります。
この記載があるうちは、大手消費者金融や銀行カードローンは、審査が通る可能性がありません。
記載が残っているうちは申し込みをせず、信用情報が回復するのを待ちましょう。
返済を滞納したまま数年以上放置しており、たまに催促状が自宅に届く人は、基本的に5年間は契約が「異動」のままとなります。
この履歴は、業者側に消すよう依頼しない限り信用情報から一生消えません。
ブラックリストになってしまうので、「時効の援用」を行って業者側へ時効扱いにしてもらいましょう。
時効の援用については、以下の記事を参照してください。
仮審査はどういった事が調べられるの?
仮審査では、上記で説明した返済能力と信用情報を調査して、この人ならいくらまで融資出来るというスコアリングを付けられます。
この仮審査で、例えば融資希望額は50万円だが30万円までなら貸付可能と判定された場合、審査落ちではなく30万円までの融資枠を受けることが可能です。
申込者が同意すれば、その後本審査に入るという流れとなります。
つまり、カードローンの審査において最も重要な項目というのは仮審査であり、本審査で審査落ちすることはほとんど無いと言えるでしょう。
ちなみに、各カードローンでは申込前に借り入れ可能か診断するサービスを提供しています。
審査に通るか心配な人は、まずはそちらを利用してみるのも一つの方法でしょう。
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仮審査で落ちるケース
上記では、審査でどういった事を調べるのか解説しましたが、仮審査で審査落ちとなるケースは、以下のいずれかに当てはまります。
- 個人事業主・自営業で年収が低い
- 収入に対して返済額が大きい
- 総量規制に引っかかる
- 5社以上のカードローンと契約がある
- 勤続年数が短い
基本的に年収が100万円前後の人でも、30万円までの融資で信用情報に大きな傷がなければ、仮審査に通る可能性は高くなっています。
正社員でないから落とされるケースはあまりないので、安心して審査に臨みましょう。
- 3回以上滞納した記録がある
- カードローンを強制解約された記録がある
- 踏み倒している
- 現在返済を滞納している
- 5年以内に債務整理をした記録がある
- 6ヶ月以内にローン会社へ大量の申し込みを行っている
上記の滞納には、一般的なカードローンや住宅ローンなどはもちろん、携帯・スマホ本体代の割賦も含まれます。
いずれかのローンを半年以内に滞納した記憶がある人は、少し待ってから申し込みを行う方が良いでしょう。
また、生活がギリギリの人や返済能力を超える債務を希望している人で、既に信用情報に傷がついている人は、仮審査で審査に落とされる可能性が高いです。
既に何社ものカードローンと契約していて生活が苦しい場合は、「おまとめローン」を活用しましょう。
おまとめローンについてや、おすすめのおまとめローンの紹介は以下のページにあるので、ぜひチェックしてください。
本審査はどういった事が調べられるの?
仮審査の通過後に本審査が行われますが、本審査で審査を行う項目は1つです。
仮審査で審査通過となった情報が、本当であると証明する事
これだけのシンプルなものとなっています。
そのため、証明するための書類を提出する必要がありますが、種類はそれほど多くありません。
- 身分証明書
- 収入証明書(必要ないケースも)
また、本当にその会社へ勤めているから確認する在籍確認が行われると、利用規約への同意をするだけで借り入れが可能です。
必要書類に関しては、勤めている会社などで条件が変わる場合もありますが、基本的に免許証1枚あれば契約することができます。
本審査で落ちるケースはあるの?
仮審査と比較して格段に落ちにくい本審査ですが、稀に審査落ちとなる場合があります。
本審査で落ちてしまうケースは、上記で説明したように申し込み時に記入した情報を証明できない場合です。
- 年収を故意に高く記載し、収入証明書を提出できなかった
- 無職なのに以前勤めていた会社を勤め先として書いた
- 他人の名前で申し込みし、本人確認書類を提出できなかった
- 他社借入額を故意にゼロと記入した
このように、嘘をついたことが審査落ちに繋がっているケースが大半です。
基本的に、カードローン審査の最終ジャッジは人の目で判断しており、審査担当者に嘘をついているか見抜かれる可能性が高くなっています。
故意に嘘の情報を記載した場合は、契約の限度額の縮小、最悪の場合は審査落ちも十分有り得るので、申込の情報はできる限り正確に記載するようにしましょう。
カードローンの仮審査と本審査についてまとめ
長くなりましたが、最後にこのページで重要な項目をまとめておきます。
また、審査が不安な人は意外と多く、当サイトでのアンケート調査では、カード選びの際に審査の通りやすさを重視した人が全体の約2割を占めています。
審査基準は、どの業者でも大きな違いはありません。どうしても不安な人は、信用情報を自分で開示してどのようになっているか確認してみるのがおすすめです。
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