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プロミスの返済が厳しすぎる!金利引き下げの交渉をおこなった結果・・

更新日:

今回は、当サイトへお寄せ頂いた1通のメールから始まった話。


服やアクセサリーなどが欲しくて家族に言わずにカードローンを利用し始めた人が主役です。


最初は恐る恐る使っていたのですが、返済はリボ払いなので月に4,000円ほど。


なんだ月々の返済なんて楽勝じゃん!と調子に乗ってしまったことで気付けば130万に膨らみました。


利用は2社、プロミス99万円と銀行カードローンA社で約30万円。


返済が毎月25,000円を返済しても全く減る気配なし。


これは困ったぞという事で色んなサイトの中からゼニエモンにわざわざ相談下さいました。


せっかくなのでサイトのコンテンツとして色んなユーザーの方に読んでいただきたいと感じましたので掲載許可を頂いてこうして記事にさせて頂きました。


今、プロミスの返済が苦しい状況であるという人はかなり参考になると思いますので是非お読み頂けますと幸いです。


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    最初は1通のメールから今回の話はスタート

    この話は、2018年の12月3日の午後7時のメールを頂いたことから始まりました。


    内容というのが


    ゼニエモン拝見させていただきました。現在2社から130万、消費者金融、銀行と借金があり、おまとめ希望です。延滞はありません。アドバイスお願い致します。


    といったものでした。


    とりあえず、何回かそこからやり取りするとこの相談者の方はこういった状況と言うのが分かりました。


    名前 田中賢治【仮名】
    年齢 38歳
    職業 会社員
    勤続年数 11年
    年収 300万円
    カードローン利用 プロミス99万円、銀行カードローンA社30万円
    利用年数 1年6ヶ月
    住居 賃貸マンション 家賃7万円
    滞納経験 なし
    他のローン契約 楽天カード1枚のみ
    月々の返済金額 25,000円 (内プロミス17,000円、A社8,000円)

    こういった状態でした。


    実質のローン契約は、カードローンがほとんどで滞納経験はなし。


    月々の返済で2社で25,000円も支払っているのに残債がほとんど減ってないという状況に嫌気が差したというのと、もう完済して二度とカードローンは使いたくないという目的で完済をしたいとの事でした。


    2社ある中、特にプロミスの方は金利が17.8%の契約なので99万円も借りてしまっていればかなり生活自体は厳しいものになるのは明白で特に家族を持たれている方のお小遣いの範囲で完済を行うのは厳しいという他ありません。


    1ヶ月、2ヶ月は持ちこたえれてもすぐに無理がきてしまうと言うのが世の常。


    ちなみにですが、プロミスの返済額と言うのは通常99万円ほど借りた状況の場合は返済額は26,000円になっていて通常は5年以内に完済出来るようなプランになっています。


    田中さんの場合は、返済が毎月苦しい状況なので1度相談し、月々の返済額を17,000円にしてもらっている状況でした。


    この状況が何を意味するかというと、ほぼ利息だけの支払いとなって元金がほとんど減らない状況であるということです。


    田中さんの残債は98万円残っており、月に17,000円ほど返済してもその内14,850円は利息です。初回時に減る元金はたったの2,150円。


    最初の1年目で20万4,000円ほど返済をしますが、残債はなんと96万円!


    20万以上金額を払ったのにも関わらず元金は3万円しか減らない状況。


    いや、これホントです。


    シミュレーション結果を紹介するとこんな感じです。田中さんは99万円まで借りたので99万円からスタートです。


    返済回数 利息 返済金額 残債
    1回 14,850円 17,033円 987,817円
    2回 14,817円 17,033円 985,602円
    3回 14,784円 17,033円 983,354円
    4回 14,750円 17,033円 981,071円
    5回 14,716円 17,033円 978,755円
    6回 14,681円 17,033円 976,404円
    7回 14,646円 17,033円 974,017円
    8回 14,610円 17,033円 971,595円
    9回 14,574円 17,033円 969,136円
    10回 14,537円 17,033円 966,641円
    11回 14,500円 17,033円 964,108円
    12回 14,462円 17,033円 961,537円

    ね?減らないでしょ?これじゃハッキリ言って返済意欲もなくなりますよね。


    じゃあ、返済額を大きく引き上げて早く完済すればいいだけの話なんですが田中さんは月に25,000円の返済が限界の状況。


    という事で、まず最初に「おまとめローン」をまず検討する事にしました。


    おまとめローンを検討したものの

    田中さんは、幸いにも一度も滞納した事もない状況で、勤続年数が11年と収入はかなり安定した状況。


    そして、マイカーローンや住宅ローンもありません。


    つまり信用情報として申し分ない状態で、年収が300万円に対し130万円ほど借りているため返済能力がやや低い状況であるということだけが障壁になりました。


    まず最初に検討したのが、「おまとめローン」の中でもフリーローンタイプで金利も4%〜8%でかなり低い金利で融資を受けれるところ。それも地方銀行が取り扱いのものがいいと思いました。


    田中さんの住んでいる地方には、地方銀行の中でもおまとめ目的OKのおまとめローンがあったのでこちらで一旦、銀行のローン窓口の方へ相談してみようという段取りになりました。


    審査落ちが怖くてなかなか申込出来ない状況が続く

    とりあえず、銀行のローン窓口でローン担当者へ直接相談してみるという事でしたが、そこから田中さんからの連絡は突如なくなります。


    どうも審査落ちが怖いからとの事で、相談予定の銀行は無理だと思うから違うところはどこかないか?出来れば地銀じゃない方がいいという話を言われました。


    とりあえず、このままダラダラと時間だけかけていても状況自体は改善されません。


    じゃあ、これだけおまとめローンを取り扱っているところがあるからどれか選んでといって、当サイト内のおまとめローンの特集ページを読んでもらいました。


    その中で、楽天銀行スーパーローンと東京スター銀行おまとめローンが候補になったのですが、どちらもかなり審査が厳しいものでローン担当者と借りれそうか温度感を探る事も難しいのであまりおすすめしませんよとだけ伝えました。


    それに金利自体は、大体12.5%〜14.5%が適応されるところなので圧倒的に下がるわけではありません。


    まず、地元の地銀で取り扱っているのものがあるし、かなりの低金利なので、別に申込するわけじゃなく、現状の状況を相談しにいく段取りだったのでまずはそこへ行くのが先決だと伝えました。


    そこから連絡は再び途絶えて2週間くらい経過しました。


    年は明け2019年1月。


    明けまして、おめでとうございます年末迄踏ん切りがつかなく結局審査は受けませんでした。


    ○○銀行の多目的ローンの審査が頭から離れず、やはり金利が安いですし、悩んでます。


    という風な連絡が来ました。
    結局何もしなかったみたいです・・・。


    流石に何度もメールや電話で話し合いを続けましたが、結局どこへも相談していないし打診しても、いや、それは無理だからやめとくわ。というやり取り。


    で、ようやく話が進みやや金利が高いけどおまとめローンとしての商品を取り扱っている銀行へ申込をするといってしてない状況。


    何度も相談だけでもした方がいいという銀行を自分で絶対審査通らないからここはやめておくといった銀行の金利が低いからやっぱりここが気になるという連絡。


    結局1ヶ月以上も何も変化のない状況なので流石にちょっとイラっとしたのであえて返信はしませんでした。


    楽天銀行スーパーローンへ申込をしたが審査に落ちた

    返信を無視して1週間が経過した頃です。


    田中さんから突如連絡がありました。


    おはようございます。


    昨日悩み考えて楽天銀行スーパーローンに申し込みました。


    私のメリットは返済が全く遅れていない所だけです審査はダメ元で受けました。


    ついに申込されたんですね!
    まだ審査結果は出ていない状態でしょうか?


    まだですね。昨日の夕方遅めだったんで、まぁ期待してません。


    楽天がダメだったらもうないでしょうね?
    とりあえず、プロミスの98万がネックです。借りた自分が悪いんですが。


    というようなやり取りをしばらく行っていると、審査落ちのメールが届きました。


    地方銀行のローン担当者の人と話しながらだと、審査落ちの理由を予想の範囲である程度教えてくれるのですが楽天銀行株式会社の場合は、メールだけです。


    ちなみに楽天銀行スーパーローンの審査落ちをするとこんな内容のメールだけで終わります。


    *******************************************************************
    この度は楽天銀行スーパーローンにお申込いただき、誠にありがとうございました。
    お申込の内容を当行の審査基準に照らし合わせ種々検討させていただきましたところ
    誠に残念ながら今回は貴意に添え難く存じますので、
    事情をご賢察の上ご了承くださいますようお願い申し上げます。
    *******************************************************************


    これは実際届いたメールの内容のまんまです。


    審査に通らなかったよ!通らなかった理由は察してね。


    っていうだけです。


    ものすごく機械的に終わらされてしまうので、他にどこなら行けそうかなどの参考にもなりません。


    ならプロミスの金利を直接下げてみるのはどうなのか?

    田中さんは、楽天銀行スーパーローンの審査に押して落胆している様子でした。


    ただ、ここで諦めては元も子もありませんし、また元の無限リボ払い地獄に戻るだけです。


    なので、以前から検討していた低金利の銀行フリーローンへ1度相談にやはり行ってみたほうがいいと伝えましたが、田中さんはそれを拒否。


    ちょっと投げやりになっている感じなのと、どうせ落ちるんだからメンドくさい事はしたくないというような感じでした。


    そこで、ゼニエモンも過去の体験で、返済が苦しいから金利を一時的に下げて欲しいという交渉をして金利を下げてもらった経験がありました。


    田中さんの場合は、2社へ返済しているので月々の返済額を考えるとやはり一本化した方がメリットは大きいのですが、そもそもの返済がきついから金利の引下げを相談してみるのはどうかと考え、こちらを提案しました。


    プロミスへ金利の引き下げ交渉を行った結果

    田中さんは、電話してみるのと交渉するのはタダという事で、実際に電話して金利の引き下げ交渉を行いました。


    • 現状の状況では利息だけが精一杯で元金が全く減らない
    • これまで一度も遅延や延滞をしていない実績を認めて欲しい
    • 返済が苦しい状況でこれをずっと続ける事は難しい

    といったありのままの状況を素直に伝えました。


    電話先の担当者の方は、すぐに返答する事は出来ないが、少し時間を頂きたいという返答だったようです。


    そこから1時間ほど待つと田中さんに電話が。


    内容をまとめると


    毎月15,000円を固定で返済して欲しい、一時的に新規貸付は出来ないようにする


    といった事を条件でそれを納得した上、守ってくれるのであれば12.0%まで引き下げを行うといった内容でした。


    ちなみに都度完済で、多めに返済するのは自由とのこと。


    つまり残債が減って余剰枠が出来ても新規融資は受けられないけれど17.8%から12.0%まで引き下げを行う事に成功しました。


    もう1社が8,000円ほど毎月返済しているので、最低月に23,000円の支払いになった事と利息を多く払う必要がなくなった事がかなり精神的に楽になったそうです。


    すぐに電話が掛かってきて相談させてもらってよかったと言って頂けてました。


    ゼニエモン自身も、サイト運営冥利に尽きるのですがこれで一件落着とは思っていません。


    本当に返済が辛くなるのはこれから

    田中さんは、月々の返済が25,000円から2,000円ほどダウンして23,000円。


    とりあえずは2,000円でも余裕を持てて良かったとのことで、プロミスに対しては15,000円を月々返済してくという話をしました。


    田中さんの残債は98万円。


    これまでは月に17,000円の返済。これからは15,000円の返済。そして金利は17.8%から12.0%へ。


    この交渉によってどれだけ得をするかというのを表にしました。


    概要 交渉前 交渉後
    金利 17.8% 12.0%
    返済額 17,008円 15,037円
    完済までの支払い回数 131回 106回
    月利換算 1.483% 1.00%
    返済総額 228万8,059円 159万3,948円
    利息合計 124万8,059円 61万3,948円

    月々の返済額が数十円程度ずれているのはゼニエモンの持っているエクセルシートで近い返済額に設定したためです。


    これを見ると、返済額が2,000円減った上、完済まで2年と1ヶ月も短縮。


    返済総額は、約69万円ほど安くなった計算です。


    万々歳の結果であるように見えるのですが、それでも完済まで8年と10ヶ月も掛かります。


    じゃあ、元々払っていた金額の17,000円をこの条件でそのまま返済したらどうなるのか?



    概要 元の返済額 新規返済額
    返済額 17,043円 15,037円
    完済までの支払い回数 86回 106回
    返済総額 146万5,672円 159万3,948円
    利息合計 48万5,672円 61万3,948円

    元の返済額のままだと更に1年8ヶ月ほど短縮され、7年と2ヶ月で完済。


    たかがと言っては変ですが月に2,000円だけ多く返済するとこうも差が出てきます。


    一番は自分の月々の生活を無理のない状態にして、多くお金を残すに越したことはありません。


    借金を早く完済して精神的に開放されるか、毎月の余剰となる金額を少しでも多く残すかどちらを取るかは本人の自由ではありますが、どちらにしても8年〜10年かけて解決する問題になります。


    一番いいのは金利を引き下げをしてもらい家族にも理解してもらうこと

    最後にゼニエモンは田中さんにこうアドバイスをさせて頂きました。


    田中さん
    一旦は、満足のいく結果になって良かったですね。


    僕も嬉しいんですが、それでも8年とか長い年月かけて返済していくのをたった一人で家族に偽り続けて抱えるつもりですか?


    確かにそれは田中さんの事情があると思うので、無理にとは言いませんが、出来ることであれば今回の件を兼ねてご家族に打ち明けられてはいかがでしょうか?


    田中さんはお子さんもおられるので、どこかのタイミングで家を購入しようと考えることもあるかもしれません。


    今の仕事も11年も努められていますが、もしかするとどこかで会社を辞める事もあるかもしれません。


    そんな時に家族に長年欺き続けていた事が公になってしまいます。


    それでしたら今、正直話して家族で協力して早期で完済をされてはどうでしょうか?


    車を購入すればローンの支払いが3万円以上で支払っていく人が大半ですし、住宅ローンでも月に6万円〜10万円程度を当たり前に支払っている人が多いのが現状です。


    たかだか、98万円の借金を10年近くかけて支払いますか?それも何だかんだで他のローンと比べると金利は下がったところでまとも考えてバカ高い金利です。


    仮に月に4万円返済出来ればたったの2年と4ヶ月で完済出来ます。


    それに利息も14万8,000円とかなり低く抑えることが出来ます。


    出過ぎたことを言ってしまい大変申し訳ありません。


    もうこのままでいいと言うのでしたら無理には言いませんが、これからが本当にしんどい時なので家族で協力しあって解決されることを検討されてください。


    これまで親身になって相談させてもらって本当に感謝してます。


    誰にも話せず一人で抱えていたことを人に話せた事で本当に気持ちが楽になりました。


    今回の結果も満足のいくものだと思ったんですが、頂いたシミュレーションを見るとこれから10年近く続けないとならない事だし思った以上に利息が掛かっていると知り少しでも早く完済したいと思います。


    これが嫁に話せたらどれだけ楽だろうとずっと思ってましたけど、今回をいい機会として家族に話す事も考えてみます。


    ですがまだ正直に話すという勇気がないので一旦はこれで返済を続けてみようと思います。


    今回相談に乗ってくれて本当にありがとうございました。


    結果として田中さんは、このまま一旦数ヶ月ほど返済をしてみて後のことを考えたいとの事でした。


    そしてもう1社の銀行カードローンへも金利の引き下げを交渉しましたが、こちらは断られました。


    銀行カードローンは最初の時点で金利は消費者金融よりも低いのですが、こうした時の対応でイレギュラーな交渉を受け入れてくれる事はほとんどありません。


    いわゆる融通が全く聞かない傾向が強く特にメガバンクのカードローンはその傾向が強いです。


    田中さんは金利が14.5%だし月8,000円で今のところ順調に減っているのでこちらはこのままでいいとの事でした。


    金利引き下げ交渉は「異動」扱いにはならない

    金利を引下げをして欲しいのはやまやまだが、それって「異動」扱いでいわゆるブラックリストに載るのでは……


    と懸念をされている人も中にはいました。


    カードローンの契約中の契約内容を途中で変更する事、それも返済が出来ないからどうにか条件を緩和して欲しいという内容。


    結論を言うと、こういった交渉を行い返済条件を緩和してもらっても「異動」にはなりません。


    信用情報へ記載されている内容は変更はありません。法的手続きをとらない限り「異動」にはならないので安心してください。


    なのでもう借りる気は当面なく、さっさと完済したいという人は交渉はタダですし、申込情報にも残らない事なのでガンガン交渉していくことはおすすめします。


    カードローンで債務を増やしてしまった人も多いですが、多くの人は何に使ったかすら記憶にない状況。


    そして何も形に残るものはなく、ただ単に「金がすぐに入るからなんとなく使ってしまった」という感覚の人がほとんど。


    実際、ゼニエモンもなんとなく使って、何使ったっけ?って後から考えてました(笑)。


    慢性的に金がない状況で更に毎月の支払いを増やしてしまって後から苦しむと言うのは余りにもバカらしく、もっと早く解決して今のキャッシュフローで充実した人生を取り戻す事が先決。


    債務整理という方法で合法的に解決もできますが、それは最終段階。


    まず、しんどい返済を少しでも緩和する事がリスク0で出来るのならまず交渉してみる事から始めましょう。


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